トロントより、おはようございます。

 

今日も春らしい気温でした。

ただ雲が多かったため、陽射しはいまいちだったでしょうか。

 

日本でもニュースになっていた記事が出ています。

2012年から始まり今回7回目となる幸福度ランキング(156カ国)

 

他の国と比べても仕方ないような気がしますが、なにかとランキングしたがる最近の風潮でしょうかね。

評価の基準となる項目は6つ

GDP per capita, 

social support, 

healthy life expectancy, 

freedom to make life choices, 

generosity, 

freedom from corruption

 

今年のランキングは

1位 フィンランド

2位 デンマーク

3位 ノルウェー

4位 アイスランド

5位 オランダ

6位 スイス

7位 スウェーデン

8位 ニュージーランド

9位 カナダ

10位 オーストリア

11位 オーストラリア

15位 イギリス

17位 ドイツ

19位 アメリカ

24位 フランス

54位 韓国

58位 日本

となっています。

 

それぞれの国に、良いところ、悪いところ、はあるもの。

特に今は、インターネットで様々な情報が溢れているので、隣の芝がよく見えることも大いに影響しているのではないでしょうか。

戦争、内紛、虐殺や飢餓などは国を追われる人も多くなっているようですが、やはり自分の生まれ育った国はいいものです。

そこに住む人が幸せを感じる国であれば、レベルはどうあれそれが一番だと思います。

 

今日の新聞一面にはこんな写真が大きく取り上げられています。

なんのことだと思います?

 

バンクーバーから始まり、トロントに来て、いまモントリオールで熱くなっていることといえば

 

住宅の異常高騰(バブル)

 

トロント地区では、昨年春下落したものの、その後落ち着きを取り戻しています。

あの高騰はなんだったのでしょうか?

 

その答が今日の話題です。

 

 

住宅購入に、外国人が多く関わっているということは従来も言われており、そのために外国人特別課税15%という制度を導入してきました。 

 

Transparency International Canadaという国際組織のカナダ支部が調査したところ、拡大トロント地区GTAの住宅購入にあたり2008年以降だけで20ビリオン以上(1兆6000億円ほど)の資金が法の目をくぐり抜けてカナダの住宅市場に流入し、5万戸の住宅が法人組織によって購入されたとのこと。

 

問題は、その資金。

 

もちろん、正当な法人が正当な資金を使って、カナダの住宅を投資目的が買うことは問題ありません。

 

しかし、どうやらその資金の出所が怪しい。

 

カナダの金融制度は、自国の5大銀行に対しては非常に厳しい規制をかけているようで、リーマンショックのときのサブプライムの被害も最小で済みました。

 

しかし、従来より、カナダは金融犯罪の楽園 la la landと言われるくらい、外国からの資金流入に対しては、検査、審査も甘く、穴だらけと言われていました。

 

そのため、マネーロンダリング(資金浄化)に利用されることが多く、今回明らかになった住宅高騰も、住宅購入を理由とした資金の浄化と見られています。

 

彼らにとっては、いくら購入価格が高くても、いや、むしろ高いほうが多くの資金をカナダに送り込めるので有利。そのため、購入価格をわざと釣り上げていたと見られています。

 

その結果が住宅バブル。

今や、トロントの住人には手の届かない住宅価格となっています。

 

するとおや!と思うことが。

 

住宅価格が異常高騰していたとき、カナダの不動産業界は常に

”購入者は一般市民で、正当な入札による住宅価格高騰である”

と言い続けていました。

 

今回の高騰理由が正しいとすれば、カナダの不動産業界はまったく見る目がない無能者だらけということになり、また見方を変えれば、マネーロンダリングの手助けをしていたということに。

 

住宅高騰の責任は、不動産業界にもあると言えると思います。

 

今後、こうした浄化資金がカナダから引き上げ(住宅を売却し資金回収したら)、住宅価格は下落に向かうのでしょうか。

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