トロントより、おはようございます。
午後から雲が広がってきた日曜日です。
気温は8度くらいまで上がり、日中寒さは感じませんでしたが、朝方はマイナス2度。
いよいよマイナスの世界に突入です。
夏時間も終わったので仕方ないですかね。
冬は屋外で遊べない分、クラッシック・コンサートなどいかがでしょうか。
トロント交響楽団など有名な楽団もいいですが、子供も気軽に聴けるこんなコンサートもあります。
スカボロ地区で長年活動しているコミュニティーオーケストラ
Cathedral Bludds Symphony Orchestra
有名曲から通向きの曲まで、なかなか興味深い選曲です。
チケットは、大人35ドル
でも、12歳以下のお子さんは無料です。
是非、お子さんを連れてご家族でお出かけください。
小さなお子さんが無料で聴ける本格的なオーケストラはなかなかありませんよ。
今日の新聞で、2面に大きく掲載されていたのがこの記事。
北米の主要都市が競って入札したアマゾン第二本社候補地。
トロントも候補地に残っており、大きな期待が寄せられていました。
しかし、この記事によるとアマゾンはワシントンDC地域と条件交渉に入っているようです。
もちろん条件がまとまらなければ他の都市にチャンスが回ってくる可能性はありますが、ここまで詳しい記事が出たとなるとその可能性はあまり期待できないかも。
とにかく、進展を見守るしかないでしょうね。
昨晩、夏時間が終わり通常時間(冬時間)となりました。
例年のことながら、この1時間の時間変更が結構大きな影響を身体にもたらします。
特に気をつけなくては行けないのが交通事故。
今年、自転車と歩行者の交通事故死は既に38名となっており2007年以来の多さになっています。
さらにこの時間変更の直後2、3日は交通事故が多発することが明らかになっており、一層の注意が必要です。
見通しがよくない時間帯(早朝、夕方)は危険です。
黄色、明るい緑、オレンジなど、車のライトをよく反射する明るい服を着ることをお勧めします。
こちらでは、横断歩道以外で横断するとJ-WALKとして罰金を課せられることがあります。
黒っぽい服にフードをかぶり、街灯のない暗い道路を横断する人がたくさんおり、運転している側がヒヤッとすることがしばしばあります。歩行者側も、車の速度がよくわからないまま横断しており、車の運転者も横断していることに気づいていないため、かなりのスピードのまま接触することになり、死亡するケースも多発します。
十分、お気をつけください。
今日の話題は、通学。
当地では、公立学校は住んでいる地域のホームスクールに通うのが原則になっています。近年は、特別教育を行う学校も増え、その学校に通うために越境を認めるケースも増えているようですが、多くの児童生徒は、地域のホームスクールに徒歩、バイク、バス、そして自動車で通っています。
トロント地域では1986年以来5年毎に通学調査を行っており、このほど2016年調査結果が発表になりました。
その結果、学校まで徒歩で通学する子供たちの割合が減っているそうです。
11-13歳(中学生) 徒歩通学 36.9% (2011年 39%)
14-17歳(高校生) 徒歩通学 25.5% (2011年 28%)
調査を始めた1986年当時は
11-13歳(中学生) 徒歩通学 55%
14-17歳(高校生) 徒歩通学 36.4%
だったそうで、大きく変化しています。
自動車通学する生徒の割合は、2011年、2016年ではほとんど変わっていないようですが、1986年と比べるとほぼ倍に増加しているそうです。
では、どのくらい距離があると自動車通学になるのか。
1986年のデータでは、自宅から学校までの距離が2.2キロを超えると徒歩通学から自動車通学に変わっていたようですが、2016年データでは、その距離がなんと1.6キロだそうです。
専門家の意見では、1.6キロという距離は子供たちにとって普通に歩ける距離。
自動車通学が増えると当然交通渋滞に影響します。
データによると、自動車通学が交通量に占める割合はなんと20%にもなるそうです。
徒歩を止め自動車での通学をする(させる)理由の一つに、親が”徒歩は(車の事故などを考えると)危ない”と考えるから。
その結果、自動車が路上に増え、ますます交通状況が悪化するという悪循環に入っているようです。
今回の調査でさらに興味深い実態も出ています。
2016年データによると14-17歳で自動車通学する割合は
登校時 35.3%
下校時 21.5%
一方徒歩通学する生徒の割合は
登校時 25.5%
下校時 33.4%
つまり、朝は自動車で学校に来るが帰りは歩いて帰る生徒がたくさんいるという実態。
また、男子は徒歩やバイク(自転車)で通う生徒が多く、女子に自動車通学が多い傾向があるとのこと。
トロント教育委員会では、G5(小学5年生)までの児童で、自宅から学校までの距離が1.6キロを超える場合に、スクールバスを提供しています。つまり、幼稚園からG5までの子供たちが歩ける距離を1.6キロと規定しているようです。
これから推測するに、G6以上の子供たちは1.6キロ以上歩けるという前提で考えているようです。
これらを考え合わせると、1.6キロを超えると徒歩を止め自動車での送り迎えになるというのは、やはり過保護ではと思いますね。
近年、子供たちの運動不足も指摘されており、徒歩通学はその解消に最適として推奨されています。
冬の天候は厳しい時もありますが、できるだけ歩いて学校に通うようにしてはどうでしょうか。
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