トロントより、おはようございます。
30度を越す日となり、やっと夏の気分です。
今日の冒頭写真はこちら。
公園の遊具で子供と遊んでいる太ったおっちゃんはだれでしょう?
どこかで見た覚えがある?
そのはずです。
昨年から、コカイン吸引、飲酒運転、暴言ビデオなどなどで世界的?に有名になったトロント市長です。
リハビリから復帰し、やや細くなりましたが、それでもこの程度。
この写真は、恒例の地元地区でのBBQでの一こま。
昨年副市長の地盤であるわが家の地区のBBQパーティーにゲストとして来たときも、子供たちにお腹をパンパン叩かれて笑っていました。
本当は気のいいおっちゃんなんでしょうね。
一方、他の市長立候補者が子供たちと写っている写真など見たことがありません。
これをどう理解するか、秋の市長選が見ものです。
今日の小話題は、ワールドカップのご利益。
サッカーワールドカップでニコニコしたのは、ドイツの人たちだけではないようです。
トロントには、いろいろな国の人が住んでいます。
世界一の民族モザイクの都市。
ワールドカップとなると、おらが国(母国)の応援に多くの人が集まります。
数の少ない日本人でさえ、初戦の応援に1000人以上が一つの会場に集まりました。
スポーツバーやレストラン、ファーストフード店など大型スクリーンを持つ場所には、試合の都度多くの客で溢れたそうです。
ベスト4マッチ、準決勝、決勝があった最終週には、売り上げ38.442%増となったとのデータも発表されました。あるダウンタウンのお店では、6月15日(日)のゲームがあった4時間で、通常であれば2000ドルの売り上げがなんと20,000ドルになったとか。
オンタリオ州平均では、ワールドカップ開催期間で7.3%の増加だそうですが、州によっても盛り上がり方が違ったようで、ケベック州では1.36%だったそうです。
まあ、土地柄とそこに集まっている人によるのでしょうね。
今日の本題は、カナダの特産 アイスワインと中国市場
カナダの特産といえばメープルシロップがありますが、もうひとつアイスワインがあります。
もっともアイスワインができるのは、オンタリオ州のナイアガラ地域とBC州のオカナガン地域ですが、生産量では圧倒的にナイアガラ地域。
そこで、4世代にわたってワインつくりをしている家族がいます。
Pillitteri Family
(Pillitteri Estate Winery)
おじいちゃんがオーナー
子供たちがCEO,CFO,CMOを担当
孫がVP,それぞれ担当マネージャー
という典型的な家族経営。
会社として立ち上げたのが1993年。
当時はナイアガラ地域で16番目のWineryだったそうです。(現在は約200のワイナリーがあるそうです)
このワイナリーには、年間30万人のツアー顧客が訪れ、LCBO,Duty Free Shop, レストランと幅広くビジネスをしていますが、輸出も多く手がけており、輸出先は31カ国。
その中でも、輸出の70%が中国向け。
その理由は、中国でのアイスワインブーム。
このワイナリーは、アイスワイン製造ではカナダ一なのだそうです。
近年、中国では中間富裕層が莫大に増えており、贅沢品が飛ぶように売れているとか。
食材にもそれが現れており、高価なアイスワインがブーム。(日本でも20年前にありましたね)
ところが、中国の統計によると中国で販売されているワイン全般の38%がニセモノだそうで、ことアイスワインに関しては、その40%から50%がニセモノだとか。
ところが、値段のほうは本物以上。
カナダで45ドルから55ドル程度で買えるアイスワインが中国では、120ドルから200ドルだそうです。
(それも半分はニセモノ?)
ラベルも偽造され、本物と信じて買った顧客にはまずいとのイメージが植え付けられることに。
そこで仕方なく、ラベルに偽造できないような仕組みやマークを組み入れたり、、、、
ワイナリーにしてみると、大きな可能性を秘めている中国市場であると同時に、ニセモノ対策に苦心しなくてはいけないようで、アイスワインビジネスでも中国はトラブルメーカーであり続けているようです。
中国投資家は、過去3年の間に6つのワイナリーを買収しており、このワイナリーでも今後どうするかを検討したそうだが、英断で家族経営を続けることにしたそうです。
どこにでも顔を出し、なりふりかまわず暴れまわる中国の行動、ついにカナダのアイスワインにも影響を与えそうです。
30度を越す日となり、やっと夏の気分です。
今日の冒頭写真はこちら。
公園の遊具で子供と遊んでいる太ったおっちゃんはだれでしょう?
どこかで見た覚えがある?
そのはずです。
昨年から、コカイン吸引、飲酒運転、暴言ビデオなどなどで世界的?に有名になったトロント市長です。
リハビリから復帰し、やや細くなりましたが、それでもこの程度。
この写真は、恒例の地元地区でのBBQでの一こま。
昨年副市長の地盤であるわが家の地区のBBQパーティーにゲストとして来たときも、子供たちにお腹をパンパン叩かれて笑っていました。
本当は気のいいおっちゃんなんでしょうね。
一方、他の市長立候補者が子供たちと写っている写真など見たことがありません。
これをどう理解するか、秋の市長選が見ものです。
今日の小話題は、ワールドカップのご利益。
サッカーワールドカップでニコニコしたのは、ドイツの人たちだけではないようです。
トロントには、いろいろな国の人が住んでいます。
世界一の民族モザイクの都市。
ワールドカップとなると、おらが国(母国)の応援に多くの人が集まります。
数の少ない日本人でさえ、初戦の応援に1000人以上が一つの会場に集まりました。
スポーツバーやレストラン、ファーストフード店など大型スクリーンを持つ場所には、試合の都度多くの客で溢れたそうです。
ベスト4マッチ、準決勝、決勝があった最終週には、売り上げ38.442%増となったとのデータも発表されました。あるダウンタウンのお店では、6月15日(日)のゲームがあった4時間で、通常であれば2000ドルの売り上げがなんと20,000ドルになったとか。
オンタリオ州平均では、ワールドカップ開催期間で7.3%の増加だそうですが、州によっても盛り上がり方が違ったようで、ケベック州では1.36%だったそうです。
まあ、土地柄とそこに集まっている人によるのでしょうね。
今日の本題は、カナダの特産 アイスワインと中国市場
カナダの特産といえばメープルシロップがありますが、もうひとつアイスワインがあります。
もっともアイスワインができるのは、オンタリオ州のナイアガラ地域とBC州のオカナガン地域ですが、生産量では圧倒的にナイアガラ地域。
そこで、4世代にわたってワインつくりをしている家族がいます。
Pillitteri Family
(Pillitteri Estate Winery)
おじいちゃんがオーナー
子供たちがCEO,CFO,CMOを担当
孫がVP,それぞれ担当マネージャー
という典型的な家族経営。
会社として立ち上げたのが1993年。
当時はナイアガラ地域で16番目のWineryだったそうです。(現在は約200のワイナリーがあるそうです)
このワイナリーには、年間30万人のツアー顧客が訪れ、LCBO,Duty Free Shop, レストランと幅広くビジネスをしていますが、輸出も多く手がけており、輸出先は31カ国。
その中でも、輸出の70%が中国向け。
その理由は、中国でのアイスワインブーム。
このワイナリーは、アイスワイン製造ではカナダ一なのだそうです。
近年、中国では中間富裕層が莫大に増えており、贅沢品が飛ぶように売れているとか。
食材にもそれが現れており、高価なアイスワインがブーム。(日本でも20年前にありましたね)
ところが、中国の統計によると中国で販売されているワイン全般の38%がニセモノだそうで、ことアイスワインに関しては、その40%から50%がニセモノだとか。
ところが、値段のほうは本物以上。
カナダで45ドルから55ドル程度で買えるアイスワインが中国では、120ドルから200ドルだそうです。
(それも半分はニセモノ?)
ラベルも偽造され、本物と信じて買った顧客にはまずいとのイメージが植え付けられることに。
そこで仕方なく、ラベルに偽造できないような仕組みやマークを組み入れたり、、、、
ワイナリーにしてみると、大きな可能性を秘めている中国市場であると同時に、ニセモノ対策に苦心しなくてはいけないようで、アイスワインビジネスでも中国はトラブルメーカーであり続けているようです。
中国投資家は、過去3年の間に6つのワイナリーを買収しており、このワイナリーでも今後どうするかを検討したそうだが、英断で家族経営を続けることにしたそうです。
どこにでも顔を出し、なりふりかまわず暴れまわる中国の行動、ついにカナダのアイスワインにも影響を与えそうです。
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