トロントより、おはようございます。
明け方は相当雨が降っており午前中はまだパラパラとくる天気でしたが、午後から青空が広がり体感30度以上となる蒸し暑い日曜日となりました。
今日の話題はなんといってもワールドカップのドイツの優勝!
我が家では、ワールドカップ出場国のビールをいくつか買って、その国が敗退する都度、その1冠を家族で分けて飲んでいましたが、やっとドイツのビールにたどりつきました。
Germany's No.1 Craft Beer Bitburger
なかなかドイツの味でした。(どんな味やねん!)
今日このビールを見て、びっくりしたこと。
このイラスト、今日の得点そのままだと思いませんか?
Gotze選手の左足ボレーシュートにそっくり。
まるで今日の試合を予想していたかのよう!
ドイツ、なかなかやりますね。
さて、今日の小話題は国立公園。
カナダには、現在44の国立公園National Parkがあり、一番小さいものは9km2から、一番大きな45000km2まで。その運営は、Parks Canadaという政府機関が管理運営しています。政府機関ということはその費用には税金が使われており、その予算は政府が決定します。
2014-2015年度の予算では659.7ミリオンとなっていましたが、最近新聞社が入手した書類によると27ミリオン削減されるそうです。
実は、2012年に連邦財政は、それまでの赤字から均衡予算とするためにParks Canadaの予算も縮小されました。しかし、様々な現場最前線の努力の結果、なんと連邦収支は黒字に。
そうした現場の努力にも関わらず、再度予算カットとなりました。
この削減で、ガイドツアーの削減、入場期間をピークシーズンに短縮、スタッフの削減などなどが行われることに加え、保守維持費用にも影響が出そうです。
現場の関係者の話では、現在も国立公園内の状況は非常に悪く整備が必要な状態。これ以上運営予算カットが続くと本来の目的である自然保護や自然遺産を失うことになりかねないと警告しています。
この写真は、一昨年我が家も行ったBurce Penninsula National Park (Flower Pot Island)ですが、ここもピークシーズンだけのアクセスだけに短縮されるそうです。
自然も守ることと予算との兼ね合い、なかなか難しいですね。
そうそう、カナダの国立公園の中には、年間の訪問者数が一桁というところもあります。
北極圏に近く行くに行けない場所ですが、こうした場所だからこそ保護して欲しいものです。
そして今日の本題ですが、やはり自然保護。
オンタリオ州には、8種類のカメさんがいるのだそうです。しかし、年々減少しており、内7種は危惧種認定を受けています。特に
Spotted Turtle
Wood Turtle
の2種は、絶滅危惧種となっています。
なぜ、これほど減少しているのか。
自然環境の変化や人間による開発なども影響がありますが、もっとも大きな影響は
密漁!
オンタリオ州には多くのエスニックの人々が移住しています。中でもアジア系の人にとって”カメ”は高級食材。さらに、珍しいカメさんはペットとしても人気。
そうしたところに目をつけて悪事をしている密猟者が増えているのだそうです。
オンタリオ州やカナダでの密漁ビジネスの実態はつかむことが難しいが、世界的には年間32ビリオンと言われているそうです。
カナダへは国内での密漁だけでなく、海外(特にアメリカ)からの密輸も多く摘発されています。
オンタリオ州東部入国管理局(Cornwall)では、205種の動物を積んだ密輸コンテナーを摘発したこともあります。その中には、様々な水生カメさん、陸生カメさん、トカゲさんなどが詰まっていたそうです。
数年前には、オンタリオ州で絶滅危惧種となっているカメさんのスープが中華レストランのメニューに載っていることが摘発され、調査官が調べたところ冷凍のカメさんがたくさん見つかったことがあります。
食は文化 というのは理解できますが、その地その地でのルールは守らなくてはいけません。
ましてや、絶滅に瀕している動物を密猟して、売り、食べてしまうなどもってのほか。
文化社会に生きるマナーは守って欲しいものです。
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