トロントより、おはようございます。

晴れ、暖かい金曜日でしたね。
予報では、最高気温5度 体感マイナス1度となっていましたが、日中の気温はプラス8度くらいまであがりました。雨も降りませんでした。

明日はちょっと冷え込み、気温プラス1度 雨混じりとなりそうです。

今日の小話題その1は、天然ガス料金。

今年の冬は厳しいものでした。(まだ継続中ですが、、、)
年末からストーム、マイナス2桁の日が長期に続き、暖房はつきっぱなし。

当地の(冷)暖房は、セントラル冷暖房が多く、そのエネルギーはガスが主流。
この冬は寒さで、ガスの使用量が莫大に膨れ上がったそうです。
また、夏の冷房もガスによる熱変換方式が多いそうで、もしこの夏も極暑となった場合にはまたまたガスの需要が膨れ上がることに。

カナダは天然ガスを使用していますが、その購入価格が高騰しており、供給会社の収支を圧迫。
そこで、ガス供給会社は、この4月からの値上げ申請をしました。
その平均値上げ率がなんと’40%!
平均世帯で年間1000ドルほど(我が家はなぜかもっと、、、)だそうですが、その平均家庭で年間400ドルの値上げとなるのだそうです。

さて、こんな大幅な値上げ、認可されるのでしょうか。

小話題その2は、オンタリオ州の雇用事情

エコノミストが発表した調査報告書によると、オンタリオ州の雇用は、安定的なフルタイム雇用から不安定なパートタイムにシフトしており、危険な兆候を示していると警告しています。

2000年から2013年の13年間で29万人の雇用が失われ、製造業が雇用する労働者数は2000年には全体の18%あったものが、2013年には11%に減ってしまったのだそうです。

変わって、サービス産業の雇用が大きく増えているのだそうです。(2000年 73% 2013年79%)
特に増えているのが、医療福祉、教育、公共サービス、貿易、金融、不動産、保険、専門サービス、運輸物流、ホテル飲食、情報・文化・。娯楽(ということは製造業、農林水産業以外、サービス全部?)

同時期、フルタイム雇用は16%増、パートタイム雇用25%増となっており、ますますパートタイム雇用が増えているのだそうです。

結果、収入でも二極化が進んでおり、3万ドル以下と6万ドル以上に分かれているのだそうです。
3万ドルから6万ドルの中間層の比率は、2000年31%あったものが2011年には26.5%に低下。

失業者も2008年リーマンショック以前に比べ、125000人も増えておりますます職を得ることが難しくなっているのが現実のようです。

ここはやはりオンタリオ政府に雇用政策をもっとがんばってもらうしかないのでしょうか。

さて、今日の本題は、筆記体。

日本でアルファベットを習うとき、必ずブロック体(プリント文字)と筆記体を習ったように記憶していますが今も同じなのでしょうか。

オンタリオ州では、現在、筆記体は3年生で教え始めるそうですが、作品に署名するときに使われる程度でしか教えておらず、カリキュラムの要件には入っていないのだそうです。そのため、先生に時間的余裕があれば教えるし、余裕がなければ教えなくてもよいとなっているのだとか。

結果、筆記体が書けない(自分の名前のサインができない)、筆記体で書かれたメモを読めない、という子供たちが増えているのだそうです。

今や、筆記体は、キーボードやキーパッドに慣れた若い世代にとって、古い芸術文字のようなものとなっているのだそうです。

トロントカソリック教育委員会は、そうした親からの苦情を聞き入れ、評議員が委員会に対して、筆記体教
育の復活を検討するよう動議を出し、可決される見通しとなりました。
今後、各地の教育委員会やオンタリオ教育省のカリキュラムも筆記体教育の見直しになっていくのかもしれません。

当地では、支払い小切手の発行、契約書、パスポートなどへのサインなど、筆記体(崩れ)が必要になります。是非、しっかり教育して欲しいものです。

ちなみに、自分のサインは、カナダに来た当初、日本式のはっきり読める筆記体でしたが、ほぼ毎日支払いチェックにサインする仕事だったため、簡単なサインに変更しました。その後、仕事が変わり、また少しオリジナルに近い形にもどし、現在に至っています。

サインはどんどん変化していきますので、その変遷を記録に取っておくとサインで辿る自分史ができるかもしれません。、

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