高校数学の入試基礎について,
「基礎テキスト」に沿って解説をしています。
※2024年度入試まで対応可
必要があれば教科書や網羅系参考書を用いて
確認するとよいでしょう。
その中の1つが「NEW ACTION LEGEND」です。
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48.【逆関数,合成関数】(数学Ⅲの範囲)
表記についての補足
分数 B分のA・・・A/B(=A÷B)
指数 Aの2乗・・・A^2
関数 y=-3x+4 について,
x=-1 を代入すると,y=7 となり,
x=2 を代入すると,y=-2 となる。
x の値を -3 倍して 4 を加えると
y の値が得られる。
逆に,
y の値から 4 を引いて -3 で割ると
x の値が得られる。
式で表すと
x=(y-4)/(-3)=-(1/3)y+4/3
である。
これが逆関数であり,一般的に
y=(x の式)
で表すので,x と y を入れかえて
y=-(1/3)x+4/3
と表す。
x=7 を代入すると,y=-1 となり,
x=-2 を代入すると,y=2 となる。
逆関数は x と y を入れかえたものであるから,
もとの関数と逆関数のグラフは
直線 y=x に関して対称である。
正方形に切ったコピー用紙にグラフをかいて,
右上と左下を持ったまま裏返すと
逆関数のグラフが透けて見える。
x の値を平方(2乗)する関数
f(x)=x^2
x の値を2倍して1を加える関数
g(x)=2x+1
について考える。
まず x の値を平方(2乗)して
次にその値を2倍して1を加えた関数は
2x^2+1
であるが,これを f と g の合成関数といい
g(f(x))=g(x^2)=2x^2+1
と表す。
先に x の値を2倍して1を加え,
次にその値を平方(2乗)した関数は
f(g(x))=(2x+1)^2
であり,g(f(x)) と一致するとは限らない。
数学Ⅱの範囲でも使われている概念であり,
さらに合成関数は微積分の分野で頻繁に現れる。
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