高校数学の入試基礎について,
「基礎テキスト」に沿って解説をしています。
※2024年度入試まで対応可
必要があれば教科書や網羅系参考書を用いて
確認するとよいでしょう。
その中の1つが「NEW ACTION LEGEND」です。
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44.【2次不等式(1)】
表記についての補足
指数 Aの2乗・・・A^2
〈基礎28〉で1次不等式について記述している。
不等式の性質を利用して
両辺に同じものを加減乗除することで
解を求めている。
2次不等式も数式の変形で解くことができるが,
2次関数のグラフを利用することで
容易に解決することができる。
たとえば,不等式
f(x)>0
の解は,曲線 y=f(x) が直線 y=0 (x軸)
より上側にある x の範囲を求めればよい。
曲線 y=(x-α)(x-β) は
下に凸の放物線であり,
放物線とx軸の位置関係を考えると,
(x-α)(x-β)>0 ⇔ x<α,β<x
(x-α)(x-β)<0 ⇔ α<x<β
であることがわかる。
また,
さまざまな不等式について
ax^2+bx+c>0 a>0
の形に変形すると
下に凸の放物線とx軸で考えることができる。
(不等号は向きと等号の有無で4通りある。)
(1)(2)(4)(5)(6)(7)は
左辺を因数分解することができる。
(1)(2)は放物線がx軸と2点で交わり,
(4)(5)(6)(7)は放物線とx軸が1点で接する。
接するときは
不等号の向きや等号の有無によって
解の形がすべて異なるので,
グラフのイメージが大切である。
(3)(8)(9)は
左辺を因数分解することができない。
放物線がx軸と2点で交わるのか
共有点をもたないのかの判断が重要であり,
2次方程式の判別式が有効である。
定数項が負の数であれば
判別式を用いずに2点で交わることがわかる。
2点で交わるのであれば,
x軸との交点の座標(x切片)を計算する必要がある。
まとめると
・放物線とx軸の位置関係の判断
・共有点があるならばその点のx座標の計算
これらを時間をかけずに行うことが大切である。
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