数学最強トーナメント -4ページ目

数学最強トーナメント

数学最強を決める熱い戦いが今、始まる

香川県よりも僅かに広い面積を持つ皇居。
今回のトーナメントはその中の一角に造られた「競技場」が舞台となっていた…。

そして競技場の二階、控え室兼観客席に選手達は集まっていた…

関(緊張するなぁ…)
「関先輩!」
関「ん?その声は…鎌田?」
鎌田「お久しぶりです!関先輩がラボを飛び出して以来ですね!」
関「そうだなー。みんな元気か?」
鎌田「ええ、それはもう。みんな関先輩の活躍を喜んでますよ」
関「そうか…お前もトーナメントに出るの?」
鎌田「もちろん!今日みたいな日のためにずっとトレーニングしてきましたからね!先輩にも負けませんよ!」
関「ははっ、お前も言うようになったなあ」

鎌田「それにしても…やっぱり猛者揃いですね、この会場」
関「お前もそう思った?」
鎌田「あそこにいるのは前人未到の数学オリンピック5連覇を成し遂げたピーター=フラクタルですよ」
関「あっちも凄いぞ。湯川秀。数学者で21世紀最大の天才と名高い男だ」
鎌田「でもそんなこと言って先輩、負ける気はさらさらないんでしょ?」
関「あ、分かる?まあ俺には…負けられない理由があるからさ」
鎌田「…もしかして、あいつも参加してるんじゃないですか?」
関「そうかもな。だったら俺は絶対にあいつと当たらなきゃならない」
鎌田「まあもし俺が一回戦で当たったら、遠慮なく倒させてもらいますけどね!」
関「・・・」(それに、もう一人分仇討ちを引き受けちゃったからなぁ…)
鎌田「あれ、ツッコミなしっすか」
関「ああ悪い悪い」



一方、数の番人・保川守も知り合い(?)を見つけていた

保川(あのときの大男、まだ生きていたのか)
サンドラス「ん?貴様はあのときの!」
保川(気づかれてしまった)
サンドラス「クックック、貴様等には礼を言わねばならんな」
保川「何?」
サンドラス「ん?もう一人の奴がいないな…まあいい、貴様等のお陰で俺は優勝を手にできるということだ」
保川「あれだけ力の差を見せつけられておきながらまだ優勝などという妄想をしているのか」
サンドラス「クックック…好きなだけほざいておけ。貴様には敬意を表し、トーナメントにて倒してやろう」
保川「・・・」


更に証明人・井上芽金も…

井上(本日ここへ向かう途中、付近で凄まじい音がしましたが、やはりあれも参加者の仕業であるという結論が自然ですね。データベースに加えておく必要がありそうです)

井上がふとタブレットから顔をあげると…

井上(おや?あれは…)
宙野「・・・」
井上(秘密結社・蔡園崇の宙野さんですね。もう一人の物部さんは見当たりませんが…そう言えば宙野さんについては気になることがあったのでした…彼らのデータを集めたとき、他の三方は派手に暴れまわっていたので直ぐに集まったのですが、どういう訳か宙野さんだけは全くデータが見つかりませんでした。結局分かったのは目立つ行動はしないということだけ。あの時はそれが分かれば十分でしたが…今回は彼と当たる可能性も考えるとそういう訳にもいかなそうですね。できれば初戦で当たるのは避けたい所です…)


各々の思いが錯綜する中…

「大変お待たせいたしました!それでは開会式を執り行います」


例の受付、いや司会が登場した。


司会「それではまず、トーナメント表の発表です」

鎌田聖治━┓
○○○○○┣┓
サンドラス━━┛┃
井上芽金━┓┣┓
○○○○○┣┛┃
橋本ジョニー┛○┃
村山玉榮斎┓○┣┓
○○○○○┣┓┃┃
湯川○秀━┛┣┛┃
ピーター━┓┃○┃
○○○○○┣┛○┃
神明親王━┛○○┣
関○和弘━┓○○┃
○○○○○┣┓○┃
松下五衛門┛┃○┃
哀川○賽━┓┣┓┃
○○○○○┣┛┃┃
細川英明━┛○┣┛
保川○守━┓○┃
○○○○○┣┓┃
猪突○猛━┛┣┛
宙野○博━┓┃
○○○○○┣┛
フリードリッヒ━┛



鎌田「俺一回戦っすかー」
関「フリードリッヒ?まさか…」キョロキョロ

ざわざわ…ざわざわ…

司会「静粛にお願いします。それでは続いて、天皇陛下のお言葉を戴きます」


そして現れた日本の象徴。

天皇「皆の者、ごきげんよう」


つづく…