ご訪問ありがとうございます。
 
【天 気】晴れ
【月 齢】0.7 / 大潮
【認知症】不調
【妄 想】通常
 
 
朝の様子はこちら → 病院にて
 
 
午後からは、時間が経つにつれて雲が広がり、
夕方は青空は見られなかった。
 
仕事を終えて、母に電話するも、出ない。
 
トイレかな?
 
時間を開けつつ、携帯、固定電話と、交互に鳴らすけど、出ない。
 
また隣が来ている?隣に行っている??
 
電話を鳴らしながら、ついに実家に着いてしまった。
 
 
今日はヘルパーさんが来てくださる日だから、
少なくとも14時までは家にいたはず。
 
家に入るけど、人の気配がしない。
 
急いで母の部屋に行くと、母はベッドの上で寝ていた。
 
調子が悪いのか、眩暈がして倒れ込んでいるのか..
 
 
ベッドの枕元には固定電話も、携帯電話もある。
これで、あれだけ鳴らして出ないという事は、意識が無い?
 
手が震える、足が震える
 
何ともなかったら驚かしてしまうけど、仕方ない..
 
僕:
 婆さん、大丈夫かえ?
 
反応がない。
何度呼び掛けても、全く反応がない。
 
仕方ない..
 
声を掛けながら肩を叩くと、母が驚いて起きて、文字通り飛び起き、
完全に混乱している。
 
よかった..
生きていた...
 
僕:
 びっくりしたな。ごめんごめん。
 
母の大混乱が治まって、母が僕を認識できるまで、
ベッドの上に立ち上がろうとしたり、色んな動きをするのを制して、
声をかけ続ける。
 
やがて落ち着いて、僕の顔も認識できて..
 
僕:
 寝よったん?
 
母:
 寝よった..
 
僕:
 気分悪かったり、目が回ったりしたん?
 
母:
 ううん。それはない。
 
僕:
 頭が痛かったとか、そんなんは?
 
母:
 大丈夫。
 
僕:
 いつから寝よったん?
 
母:
 アンタが行って..1時半頃からじゃろか。
 
1時半はヘルパーさんが来ている時間なので、それは無いはず..
早くても14時以降かな..
 
 
20分間、散々鳴らしまくった電話は、全然気付かなかったらしい。
 
よく見ると、補聴器が外れて、中途半端に引っ掛かっているだけ。
それで聞こえなかったのか..
 
母が動けるようになるまで、ヘルパーさんの記録を見ると..
 
 暑さのせいか、珍しく ぼんやりしていました
 
との事。
 
病院行ったから、リズムが崩れたのかなぁ..
連れて行かなきゃよかったかな..
 
混乱が治まり、ベッドから降りた母が、一目散にどこかに行く。
 
付いて行くと、洗濯機を見て何かをしている。
 
僕:
 洗濯機どしたん?
 
母:
 このホース外して、なんか使いよったみたいなけん..
 
僕:
 ホースは外れてないよ。大丈夫大丈夫。
 
母が納得できるまで、僕も一緒にホースを見て、
 
母:
 大丈夫?
 
僕:
 大丈夫。
 お部屋に戻りましょうかね。
 
寝起きは本当に、ぐだぐだだなぁ..
 
 
僕:
 晩御飯は?
 
母:
 食べたんよ。
 
冷蔵庫を見ると、全然食べてない。
 
僕:
 おかずだけでも食べませんか?
 
支度をして、おかずを食べてもらう。
 
僕の手と足の震えも、随分治まってきた。
 
 
食後のお薬タイム..
 
母:
 お昼のお薬、そこの出して飲んだんよ。
 
えー...
しばらく「出して飲まないように」と言い続けていたけど、
2度飲みがしばらく無かったので、この最近は言わなくなっていた。
油断したなぁ..
 
僕:
 お昼のお薬は、僕が居った時に飲んだよ?
 
母:
 ええ?
 
僕:
 今日、僕と一緒に11時頃にお昼食べたろ?
 
母:
 うん。
 
僕:
 その時に、お薬も飲んだよ?
 
お薬袋を見ると、お昼のお薬が無くなっている。
 
このグダグダは、お薬の飲み過ぎもあるのかも知れない..
 
お薬は、ヘルパーさんが来ている時に飲んだらしい。
ぼんやりしていたらしいから、記憶がすっぽ抜けたのかな..
 
お薬袋には
 
 ここから出して飲まない
 
と、袋の外にも書いて貼ってあり、袋の中にも書いてある。
 
これでダメか..
 
お薬袋を隠すと、探すんですよね。
探している時に転倒する可能性もあるし、高い所を探そうと台に乗り、
転落する可能性もあるので、下手に隠せない。
 
どうした物か..
 
 
食後辺りから、母の呼吸音から荒くなってきた。
大丈夫かな..
 
夜のお薬をどうするか..と思っていたら、母が夜のお薬の封を切り、
いじくりまわしている。
 
と思ったら、ミリステープの空きパッケージを拾って、
口に持って行こうとして
 
僕:
 それは違うよ
 
母:
 ええ?
 
僕:
 どしたん?
 
母:
 どうやらして飲みよったのに...
 
お薬の飲み方が、分からなくなったらしい。
飲み方を説明したけど、夜のお薬は、ひとまず飲ませないようにした。
 
寝起きグダグダが続いている。
 
母:
 (顔をしかめ、眉間の少し上あたりを押さえて)
 頭の中が、わーん..言いよるんよ。
 
僕:
 よう寝よる所を、急に起こしてしもたけんなぁ。
 
呼吸が荒い状態がずっと続き、会話がどんどん減って来て、
 
 「うん」「ううん」
 
しか言わなくなってきた。
 
 
変な時に病院に行って、リズム崩したのが悪かったなぁ..
結局大した事なかったし..
病院行くのは、明日まで待てばよかった。
失敗したなぁ..
 
 
しばらく色々話し掛けながら、反応を見る。
呼吸は相変わらず荒い。
 
これ、早速脈拍が跳ね上がってしまったパターン?
 
試しに脈を取ってみると、64
 
あれ?普通。
 
薬で脈拍が抑えられていて、酸素がうまく体に循環してないのかな。
パルスオキシメーター買っておこうか..
また、酸素缶も買っておこう。
 
多分、今、血中酸素測ると、80切ってるんじゃないかな..
 
 
少しずつ呼吸が落ち着き、言葉が出てきたので、目ヤニ掃除と目薬。
その後血圧測定。
 
 151 / 85 : 68
 152 / 81 : 54
 143 / 79 : 60
 
血圧は高めだけど、脈拍はブレはあるけど悪くはない。
お昼にヘルパーさんが測って下さったのは
 
 13:00 139 / 76 p74
 
良い感じ。
 
 
オリンピックの体操の平行棒を見ていると、
 
母:
 あれ、ぽーんと上がって、脇で止めるんがあろ?
 
僕:
 うん。
 
母:
 あれ、ここ(脇や二の腕?)が相当痛いんじゃと。
 テレビで言いよったわい。
 
僕:
 ほうかね。
 見るからに痛そうではあらいなぁ。
 
母:
 ほうよ。
 
言葉が出始めたので、ひと安心。
呼吸はまだ落ち着かないけど、随分マシになってきた。
 
 
念の為、今日は僕が玄関の鍵を閉める事にして、
 
僕:
 玄関の板と鍵は、今日は僕がしとこうわい。
 
母:
 ああ、ほんと?
 
僕:
 うん。
 ほじゃけん、今日はもう、はーよにゆっくり寝て下さいや。
 
寝る前のお薬を飲むのを忘れないように念を押して、
実家を後にしました。
 
 
久し振りの寝起きのグダグダだったなぁ。
と言うか、電話の時点で僕も生きた心地しなかったし..
 
やっぱり実家にネットワーク環境整えようか..
とは言え、ランニングコストの捻出が問題で..
 
それとお薬問題。
 
袋を2重にして、しつこく「出さない」って書こうか..
開け難いようにしてしまうと、ハサミで切りそうだし..
 
と言うか、この状態で、明日大丈夫だろうか..
無事に帰れるのかな..
朝の状態次第では、迎えに行った方が良いかな..
 
 
色々課題は多いし悩みが増えたけど、何はともあれ、無事でよかった。
母には申し訳ない事したけど、寝てただけで本当に良かった。
 
 
 

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