ご訪問ありがとうございます。
【天 気】晴れ
【月 齢】0.7 / 大潮
【認知症】不調
【妄 想】やや多め
朝の様子はこちら → ドタバタな朝
朝、あまり調子が良いとは言えない状態だった母。
さて、夕方はどうだろう..
仕事が終わり電話する。
母「あ、もしもし。」
僕「もしもし。今日はおつかれさ...
母「もしもし。あれ?聞こえん?」
またか..
でも今日は、僕が大声を張り上げると、微かに聞こえるようで、
話しは通じない、食い違うけど、なんとか
今から行きます
だけ通じて、電話を切りました。
補聴器は外していないらしい。
なんだろう..
なんか、
「〇〇週間」
とか
「△△月間」
とかあるのかな。
ひとつ問題が起きれば、似たような問題が続くような気がする..
さしずめ今は、補聴器月間かな..
でも、着信音は聞こえていた様だし、テレビの音も問題なさそう。
電話がおかしい感じ?
あれこれ推理しながら、実家に到着。
玄関を開けると、結構強烈にコゲ臭い。
久し振りにやらかしたなぁ..
母が部屋から出てくる。
その手には、懐中電灯が...
僕「なんか焦がした?」
母「ほうよ。やってしもたんよ..」
お鍋を見ようとすると..
母「開けたらイカンよ!」
見られたくないのか、開けるとまた臭うからなのか、結構拒否が強い。
素直に従うふりして、母が部屋の方を向いた時に、ちょっとチェック。
お魚を炊こうとして焦がしたっぽい。
母「相撲観よったし、アレ(タイマー)は鳴らんしで、焦がしてしもたんよ。」
タイマー止めて忘れたのか、そもそも掛け忘れか..
ま、仕方ない。仕方ない。
僕「久し振りに、やらかしましたね(笑)」
母「ほうよ。」
僕「ほんで、その懐中電気は?」
母「あ、これ?」
母「押し入れで音がしたように思うたけん、ちょっと見てみたんよ。」
押し入れを見るけど、変わった様子はない。
僕「うん。変わった様子はないよ。」
母「ほうよ。変わってなかったわい。」
ふと気が付いたら、会話は普通にできている。
電話で話が出来なかったのは、補聴器が原因では無さそう。
母の携帯をチェックすると、受話音量が最低になっていました。
これかな..
話している時に指が当たって、知らず知らずに
ボリューム下げちゃった感じかな。
母に事情を説明。
受話音量を最大に設定して..
僕「これでどうじゃろ。」
僕「僕、向こうの部屋で電話するけん、婆さんここで電話取ってみて?」
母「うん。」
僕が元自分の部屋に行くと、母が歩いている気配。
あれ?話通じてなかったかな?
構わず電話をすると電話に出て..
母「あんた、どこに居るん?車に乗ったん??」
僕「聞こえますか?」
母「うん。聞こえるんは聞こえるけど、どこに居るん?」
元自分の部屋に居ると伝えて電話を切り、母の部屋に戻りました。
母は、台所まで出ていて、母の隣の部屋を覗いている..
母と一緒に部屋に戻る。
戸を閉めると、急に立ち上がり、台所を除く母。
僕「どしたん?なんか気になる?」
母「誰も居らんよね?」
僕「うん。だーれもおらんよ。なんか気になる?」
母「なんか、誰か居ったように思うたけん..」
僕「うん。大丈夫大丈夫。」
今日のおかずは大失敗との事で、昨日の残りを温めてくれました。
何もない時は、気にしなくて良いのに..
おかずを頂きつつ、色々お喋り。
母「今日はもうひとつ、アンタに怒られる事があるんよ。」
僕「なんじゃろか?」
なんか
「怒られる」
「ように見んかね!言われるんよ..」
とかブツブツ言って煮え切らない。
僕「そこまで言うたら、言わないかんわい(笑)」
母「ほうじゃね..」
母「今日タクシーで帰った時にね、そこ曲がったとこで
『ここでいいです』言うて降ろしてもろたんよ。」
僕「うん」
母「丁度玄関の前じゃったけん降ろしてもろて、
鍵開けよ思うたら、なんぼやっても開かんのじゃがね。」
僕「うん」
母「ほしたら、隣の家の玄関じゃってね。
お隣のおばさんがびっくりして出て来てね。」
今度、謝っとかないといけないな..
タクシーに乗ったら「ここでとめて下さい」は言わないように、
運転手さんが「着きましたよ」言うまで、降りる言わないように、
かなり口を酸っぱくして言っておいたんだけどな。
最近順調だったから、油断して言わなくなっていたけど..
油断した僕が悪かったなぁ..
その後は、問題なかったらしい。
改めて「ここで降りると言わないように」と念を押しました。
聞けば、ローソンの位置も見失っていたようで、
曲がろうとしている運転手さんに
「ここローソンじゃないんですけど」
と言ったらしく..
母は、また違う所に連れて行かれると思ったらしい。
調子が悪いと、これも怪しくなるのか...
最近順調だったのになぁ。
安心した頃に事件は起きる。
でもまぁ、無事に帰ってくれたので良かった..
後編に続きます。
後編はこちら → 盛り沢山な夕方<後編>
アメブロおまかせ広告