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ドキドキの火曜日。
 
朝、母を迎えに実家に行った。
朝の玄関の状態は、ちょっと残念な感じ..
 
聞いてみると、朝4時半頃に目が覚めてトイレに行ったらしい。
 
昨日までより少し寝ている様だけど、玄関や部屋の中の様子、
病院に行く支度の状況が、「微妙な調子」であると物語っている。
 
母「今日は早起きせないかんけん、それからは寝てないんよ。」
 
僕「僕が来た時にまだ寝よったら、大変な事になるけんな(笑)」
 
母「ほうよ。『はよ起きぃ!』言うて蹴つり飛ばされたらイカン(笑)」
 
僕「そりゃコワイな(笑)」
 
母「ほうよ。こわいよ?(笑)」
 
お世辞にも「調子良さそう!」とは言えないけど、
冗談や笑いが出るので、悪くはない感じかな。
 
 
病院へ向かう道中や、開院待ちの駐車場でのおしゃべりも、まずまずな感じ。
自宅の目印のコンビニの話しをしていたら..
 
母「今朝は、トウモロコシも生えてなかったし、
景色も普通に見えるけん、大丈夫よ。」
 
母は、自分の調子の良し悪しを、庭を見る事で測っている様子。
最近は毎朝、起きたら庭を見て、
 
 トウモロコシが生えている → 「今日は怪しい」
 トウモロコシが生えてない → 「今日は調子いい」
 
と判断しているらしい。
今日はそのトウモロコシが無く、いつもの庭に見えたとの事。
 
僕「おー。それは良かった!」
 
自分で自分の調子を知ろうと思うのは、良い事じゃないかな!
そこまで気が回るのは、凄い事だと思う。
 
感心しつつ、ローソンの店舗の復讐と、地図がある事の念押し。
その後は、玄関の鍵の開け方を素振りで練習。
 
僕「はい、鍵を挿してぇ..回してぇ..引っ張ってぇ..戻してぇ..抜く。」
 
掛け声に合わせて、素直に練習する母。
 
挿して回して、引っ張るのを忘れて戻してしまい、また鍵が閉まる..
と言うのが、母の解錠失敗原因の第1位。
 
僕「待ちよる間に、足の運動しながら、この素振りしたらええわい。」
 
母「看護婦さんに、『〇〇さん(母)何しよるんじゃろ』思われるがね(笑)」
 
笑っていると病院が開いたので、母を降ろし、仕事に向かった。
 
 

そして夕方..

 
「今から行くコール」をすると、電話は繋がったけど、
聞こえるのはテレビの声のみ。
 
いくら「もしもし」と呼び掛けても、テレビの声しか聞こえない。
一旦切って掛け直そうとした時に
 
母「もしもし」
 
ちょっと寝てた?と言った声。
でも母は寝ていないと言う..
 
なかなか喋らなかったのは、どのボタンを押したら良いのか
分からなかったらしい。
 
かなりコンディションが落ちた?
 
僕「今日はお疲れさまでした。」
 
母「うん。今日は疲れたんよ..」
 
僕「病院が大変じゃった?」
 
母「いや、病院は良かったんじゃけど、帰りがね..」
 
母の話によると、来てもらったタクシーが、いつもと違っていたらしい。
目的地を告げて、走り始めると、いつもの道が工事をしていて通れない。
 
運転手「道変えても良いですか?」
 
母「かまいませんけど、道変えると分からなくなります..」
 
運転手さんが、大体わかるとの事で走り始めたけど、
やっぱり道が分からないらしい。
 
運転手「お肉屋さんならあるのですが..」
 
目印のローソンの50mくらい先に、その お肉屋さんがある。
お肉屋さんが分かって、ローソンが分からないはずは無い。
ローソンからお肉屋さんが見えているし、お肉屋さんからもローソンが見える。
 
多分、母がローソンの指定を間違えたんだろうな..
 
母「お肉屋さんからは近いので、そこで降ろしてください。」
 
運転手さんは、お肉屋さんの前で母を降ろした。
そこから母は、自力で歩いて帰ったと言う..
 
交通量の多い道。
道幅は狭く、歩道は無い。
路肩のすぐ横には、少し深く、蓋も何もない側溝がある..
 
こわいこわいこわいこわい..
 
必ず家まで送ってもらうように、何度も念を押している。
分からなかったら、地図を見せるように言い、何枚もカバンに入れている。
違う所に着いたら、必ず電話するようにも言っている。
 
ぜーんぶ思い付かなかったんだろうな..
 
とは言え、怒る訳にもいかず..
 
僕「それは大変じゃったな。疲れたろ?」
 
母「もう家に着いた時には、歩けなんで、這うて部屋まで入ったわい..」
 
そんなにびっくりする距離でもないけど、杖も押し車も無く、
自分の足だけで歩くには、今の母にはキツイ距離。
 
帰る道順を聞くと、交通量の多い側溝のある道を通ったらしい。
視野が限られる中、よく落ちずに歩けたよ..
 
僕「体に調子の悪い所は無い?大丈夫?」
 
母「帰ってすぐは、息するんもしんどかったけど、今は大丈夫。」
 
押し車なしで歩くのは、かなり体力を使う様子。
心臓に難があり、運動は止められているのに..
 
最近、安定して帰れるようになったと、安心した途端に、これだ..
 
 
実家に着いて、改めて話を聞く。
 
今回は母も懲りたらしい。
懲りてくれ..ぜひ懲りてくれ...
じゃないと、火曜日の午前中は仕事にならなくなる..
 
晩御飯で、お味噌汁を炊いていた。
 
お味噌汁が炊ける体力が残っていたら、まぁ大丈夫かな。
味も特に変わった所は無く、むしろいつもより美味しい感じ(笑)
 
僕「頑張ったな。よう家まで帰れたわい。」
 
母「お肉屋さんからの道は覚えとるけんね。」
 
僕「うん。よう覚えとったな。ほじゃけど、次は家の前まで
送ってもらってくださいね?
地図も入れとるし、僕に電話してくれてもかまんけんな。」
 
母「はい。そうします(笑)」
 
僕も笑っておいたけど、笑い事じゃない。
 
今回は、幻視が無かった事が幸いした。
道路を横断しない方に降ろしてくれたのも、幸いした。
でも、毎回、好条件が揃うとは限らない。
 
送って行った時に、地図の話もしてるんだけどなぁ..
タクシーの運転手さんが「道が分からない」と言った時点で、
すっぽ抜けたんだろうな。
 
ハァ...
 
どうしたものか...
悩ましい問題が、ひとつ復活してしまいました。
 
 
明日は水曜日。
ヘルパーさん(お買い物&掃除機)の日。
 
掃除していると、母の求めに応じて、掃除をやめておしゃべりに
付き合ってくれるのが、もの凄く有り難い。
 
また楽しいおしゃべりができると良いな!
 
そして、デイにも素直に「行く」と言って下さい(笑)
 
 
 

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