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月曜日。
今年から、月曜日もヘルパーさんが来てくれている。
 
母が人と接する機会が増えるし、お喋りしてくれる。
良い事だけど、僕としては少々気が重い事になっている..
 
最初、ヘルパーさんが来てくれる日が増えた分、普段できない所や
母の手の届かない所の、掃除をしてくれたら良いなと思っていた。
 
が..
 
母が頼んだのは、片付けの手伝い。
悪い予感がしていたけど、今の所、その予感は的中している。
 
押し入れや、箱の中からは、すっかり忘れてしまっている物が出てくる。
思い出すものもあるけど、思い出せない物もある。
 
思い出せない物は全て "持って来て入られらた" 事になる。
 
最近は、月曜の仕事帰は、必ず妄想の話になる。

僕も随分慣れてきて、以前のように戸惑ったり揺さぶられる事は少ないけど、

どうしても気持ちが沈む..
 
 
仕事が終わり、沈んだ気持ちは封印。
"これから行く"コールで母に電話。
 
「来たら珍しい物見せよわい。」
 
ヘルパーさんと押し入れを片付けていたら、何か出てきたらしい。
なんだろう..
 
実家に着き、おかずを頂きつつお喋り。
 
「これよ。」
 
出てたのは、家を借りた時の契約書。
保証人に、亡き伯父の署名と印鑑がある。懐かしい。
日付を見ると、昭和61年..
 
それからしばらくは、当時の思い出話。
 
「昭和61年かぁ..35年くらい前?」 ※37年前でした..
 
「もうそんなになるかな。よう頑張ったなぁ。」
 
「うん。えらいわい。」
 
「お金も何にもない所から始めて、どうにかこうにか頑張りました。」
 
「うんうん。よう頑張った思うよ。大したもんよ。」
 
色んな事が思い起こされて、わーっと涙が溢れそうになる。
だめだ。この記事書いていても泣きそうになる..
 
「まぁ頑張ったのは婆さんで、僕は散々スネをかじらせてもらったけどな。」
 
母爆笑。
 
「今はお母さんが、あんたのスネをかじらせてもらいよるけどね(笑)」
 
 
今日はこの書類のおかげで、妄想の話は出なかった。
母の妄想は出なかった代わりに、僕の涙が出そうになったけど..
 
ずっと苦労しっぱなしの母。
老後は楽しく過ごして欲しかったのに..
 
これからでも良いので、もっとボケてしまったとしても、
楽しく元気に過ごして欲しいと、切に願う..
 

 

 

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