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昨日、母との電話で、道路が凍結している事を話したので、
多分心配してるな..と思い、朝、職場から電話してみた。
 
8時15分に電話。
コンディション低下中の母は、朝はやはり会話が微妙。
単語が理解できていない?よく聞こえていないだけ?
今ひとつ、会話が噛み合わない。
 
ひとまず無事に職場についている事を伝えた。
母もそれは理解したようなので、電話を終えた。
 
 
夕方。
今朝までカチカチに凍結していた道路も、すっかり乾いていたので、
仕事帰りに実家に寄った。
 
寄る前に「今日はごみを貰いに行く」と電話しておいたら、
今日もせっせと、ごみを纏めてくれていた。
 
けど..
 
「賞味期限の切れたモンも、いっぱい持ってきて押し入れに入れとるけん、
捨てるん難儀やるがね..」
 
「大変じゃな..」
 
お中元やお歳暮で、義兄の実家から贈られて来たものだと思う。
毎回、母の好みは度外視で、大量に入った物を送ってくる。
食べ切れず、忘れてしまった物だろう..
 
 
ごみを纏め終わった母が、肉まんをチンしてくれた。
ヘルパーさんに買ってきてもらって、昼間に一緒に食べたら美味しかったらしい。
 
肉まんを頂きつつ、少しお喋りをしていると、何か入ったレジ袋が目に付いた。
 
(袋を指さし)「あれは何?」
 
「お母さんの洗濯した下着やら靴下やら入れとるんよ。」
 
どこかに持って行くのかな?
と思って聞いていると
 
「タンスに入れ取ったら、持って帰らるけんね。これに入れて隠しとくんよ。」
 
ああ..
良くないなぁ..
色んなサイトで見た "物盗られ妄想" の典型的なパターン
 
 隠す → 隠した事を忘れる → "盗られた!"
 
に、少しずつ近付いている気がする。
 
「もうね、木曜は自分の家のように過ごしよるんよ。お風呂にも入りよるしね。」
 
お風呂に入っている時は、周囲をよく見てなくて、
物の置き場が自分の思いと違ってるだけだと思う。
自分の思う所に、思う物が置かれていないので "誰か入ってる" になる。
 
「それと、トイレの手洗いの下にタオル置いてあるんよ。」
 
もう、ずっと長い間置いてある。
タオル以外にも色々置いてあるけど、タオルが目に付いたんだろうな。
 
「ああ、あれ僕が置いたんよ。」
 
(キョトンとした感じ)
「ああ..あんたが置いたん?」
 
「うん。」
 
「ほしたらええんよ。」
 
僕も見た事のある物は、僕が置いた、僕が動かした事にしたら
今はそれで納得してくれる。
 
「あ、財布隠すん忘れとった!」
 
やめてくれー
物忘れもの妄想の典型になってしまいそう!
 
「ほじゃけど、財布は出しとっても、お金は盗らんのよねぇ..」
 
「お金に困ってないんじゃわい。」
 
「あそこはお金があるけんね。」
 
母の中での犯人は、大家さんの家族。息子か兄弟か..
大家さんの家は豪邸で、"お金持ってます!"って感じの家。
大家さんご自身は、ちっこい普通のお婆ちゃんなんだけど。
 
服にしろ財布にしろ、今は自分が再々見ているから忘れないと思う。
でも、
 
 何気なく、いつもと違う所に置いてしまった時..
 袋の中の衣類を忘れてしまった時..
 
また新しい、良くない展開になるんだろうな。
 
どうしたものか..
 
 
引っ越しても、施設に入っても、この "泥棒" からは
逃れられないんだろうな..
 
母も僕も、妄想とうまく付き合うしかないんだろうけど、
母が不憫で不憫で..
 
母が、安心して楽しく過ごせる時間を、少しでも増やしたい。
どうしたものか..
 
 

 

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