エンディングノート始めました
私も老境という年齢ですが、親もかなりの高齢となり長生きしてほしいものの、いずれは、その日を迎えます。私の母は、先々のことを考えて行動する人でお葬式やその費用面についても早くから準備を進めてきました。そのおかげで父が亡くなった時もスムーズに葬儀を行うことができました。もちろん母自身の葬儀についても準備はできています。ただ、父が亡くなった後のことは母が色々対応してくれたので良かったのですが、では、母が亡くなった時に葬儀はできても、さまざまな手続き、水道・ガス・電気代の引き落としのことや銀行、不動産のこと、誰に連絡してほしいかなど、全くわかりません。法的な手続きも「専門家に相談しておこうよ。」と言っても「まだ、大丈夫☺️お母さん、元気だから」と、話が進みません。高齢となり色々と考えたり行動するのがおっくうになっているのかもしれないと感じます。でも、母の自尊心を傷つけてまで強引に押し進めるようなことはなるべくしたくありません。そこで、エンディングノートを用意して、母に思い出話を聞く程で記録することにしました。私が用意したエンディングノートは、「もしものときのエンディングノート」 弁護士 江﨑正行監修 二見書房 項目に沿って母に質問しながら、書いています。書きやすいです母は戦争経験者です。一番初めの記憶は?と問うと「家に焼夷弾が落ちたこと」と言っていました。幼い年頃だったのにかなり強い記憶だったんだと感じ入りました。住んでいた場所を聴くことで、どうして転居することになったのか、どこに住んでいたのかを聴きながら母の人生を聴いていると感じました。家族での疎開や父親(私にとっては祖父)が迎えに来てくれて引越ししたことなど初めて聴く事も多く、今聴かなければ知らないままであったことがたくさんあり、聴く事で私自身のルーツを聴いているのだと感じました。できれば、母には死なないでほしい。ずっとずっと私の母でいてほしいという想いがあるものの、そんなわけにはいきません。「父の本棚」でtoriton 64はファザコンと思っておられるかもしれませんが、実はマザコンなんです。母は美人で優しくてしっかりしていて、私のこともすごく大切に育ててくれました。そんな母に息苦しさを感じて反発する時期もありましたが、この年齢になって、自分がどれだけ母を心配させ、また、愛されていたことに気がつきました。エンディングノートを母と話をしながら埋めていこうと思います。こういうのって、必要と買っても、なかなか書けないものだと思います。母と会話しながら、少しづつ書いて完成させたいですちなみに今回は、もしもの時に連絡してほしい人やタイミングについて聴き、その方の連絡先も確認しました。そして、私自身のエンディングノートも埋めていこうと思います。実はエンディングノート、自分の分も購入しました。それが家族への負担を少なくして、私が亡くなった後、少しでも早くに日常を取り戻す助けになると信じています。ちょっと長文になりましたが、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます