「ながしまダム駅」までの急勾配を上るために,「アプト式機関車」と呼ばれる特別な機関車を連結.
このアプト式機関車には,「ラックホイールピニオン」という坂道専用の歯車が付いています.
アプト式とは,カール・ロマン・アプトという人が発明した,急勾配を上るための鉄道システム(ラック鉄道).
線路中央の「ラックレール」という歯形レールを,機関車の歯車が噛み合わせて急勾配を上り下りします.
「ながしまダム駅」まで登り切ると,「アプト式機関車」の仕事は終了.
「ながしま駅」では,反対列車とすれ違い,「井川駅」へと進みます.
「奥大井湖上駅」までは,長い鉄橋を渡ります.
列車が急停車しました.
前夜の大雨による落石が線路内に転がっていました.
ここが,「関の沢橋梁」.
井川ダムも見えます.
終着の「井川駅」に到着.
なぜか,タヌキが迎えてくれます.
今は使われていない工事用線路が伸びています.
終着駅らしい雰囲気が漂っています..
上り列車の発車時刻まで,駅舎で待ちます,
再び,山間を縫って,「千頭駅」に向かいます.
DD20形機関車の色が異なっています.
ED90形機関車の大きさが,よくわかります.
「アプトいちしろ駅」で機関車を切り離し
紅葉の季節なら,車窓の景色も格別でしょうね.
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