Campo Grandeには,沖縄出身の移住者が多く暮らしています.
これは,沖縄県人入植100周年(2014年)の記念碑.
Campo Grande鉄道駅のすぐ隣にあります.
ここで驚いたのが,蒸気機関車のモニュメント.
このように,空に向かって設置されています.
後ろ部分だけで支えられているので,
空に向かって発車するような感じがします.
どのような意図で,これが作られたのか,とても興味があります.
1908年,
移民船「笠戸丸」で781人の日系人がブラジルへ渡りました.
このうち325人が沖縄県の出身者.
沖縄県人の皆さんが,サンパウロからの鉄道敷設工事に従事し,
多くの犠牲者を出しながら,原生林を切り開き,1914年,
サンパウロから約1100km離れたこの地に定住しました.
一方で,隣国ボリビアからCampo Gradeに向けて,
鉄道建設が進められました.
こちらの工事にも,多くの沖縄県人が従事されたとのことです.
たまたま,2017年9月に現地を取材した日本人の動画を見ましたが,
この蒸気機関車のモニュメントはありませんでした.
ひょっとすると,初めてのリポートかもしれません.
★入植100年に関する「琉球新報」の記事です.
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https://ryukyushimpo.jp/news/prentry-230299.html