Thamkrasae Bridge(タムクラセ桟道橋)を渡り切ってから,
約30分走ると,NAM TOK(ナム・トック)駅が見えてきました.
●NAM TOK駅 2014年9月
普通列車は,ここで折り返しますが,
観光列車だったので,さらにその先まで進みます.
約5分で,本当の終点「NAM TOK SAI YOK NOI」駅に到着.
ここまで来れたのも,「タイ鉄道散歩(イカロス出版)」のおかげ.
著者の藤井伸二さんに感謝です.コックン・カップ !!
●「NAM TOK SAI YOK NOI」駅に到着 2014年9月
●「NAM TOK SAI YOK NOI」駅の線路止め 2014年9月
時計を見ると,12時50分過ぎ.
到着予定時間(11時35分)からかなり遅れています.
ま,タイでは,許容範囲なのでしょう.
"旅人"にとっては,全く問題なし.
●駅舎を兼ねた小屋 2014年9月
「NAM TOK SAI YOK NOI」駅には,
日本から送られた蒸気機関車が保存されていました.
そして,その先に,
岩と岩の間に線路が伸び,途中で途切れています.
●日本から送られた蒸気機関車 2014年9月
●日本から送られた蒸気機関車 2014年9月
岩と岩の間を抜けると,右手に滝があり,子供達が水浴びしていました.
かつては,この滝の前を通り,
ビルマ(現在はミャンマー)まで線路が続いていたわけです.
●岩と岩の間にしかれた線路 2014年9月
●岩の間を抜けると,右手に滝がありました 2014年9月
線路の下には,大きな道路が走り,数軒の飲食店が並んでいました.
ここが観光地であることがわかります.
●線路脇で売られていたバナナ類 2014年9月
バンコクに戻る列車の発車時刻は,14時25分.
それまで,近くを散策したり,駅舎代わりの小屋で,時間を過ごしました,
●「NAM TOK SAI YOK NOI」駅に停車中の列車 2014年9月
実は,その日,トラブルがありました.
途中のカンチャナブリー駅のトイレで,
大切な「タイ鉄道散歩(イカロス出版)」を置き忘れたのです.
●「NAM TOK SAI YOK NOI」駅に停車中の列車 2014年9月
半分,諦めていましたが,
車掌さんに,忘れ物をしたことを伝え,
帰りのカンチャブリー駅のトイレ受付で確認したいとお願いしました.
●「NAM TOK SAI YOK NOI」駅に停車中の列車 2014年9月
カンチャブリー駅に到着後,急いでトイレに向かって走りました.
薄暗い中,灯りに浮かぶトイレの受付で,
おじさんが,「タイ鉄道散歩(イカロス出版)」を広げて
読んでいるのが目に入りました.
再び手にしたときの喜び,言葉では表現できません.
おそらく,車掌さんが,連絡してくれたのでしょう.
大切な思い出のひとつになりました.