JR新橋駅の銀座口から徒歩5分のところに、
「鉄道歴史展示室」があります。
ここは、旧新橋停車場駅舎の再現に合わせて開設されたもので、
無料で開放されています。
何度も新橋に行きましたが、その存在を全く知りませんでした。
考えてみれば、汐留は鉄道発祥の地。
この夏(2012年)、初めて訪ねました。
汐留には高層ビルが立ち並んでいますが、
その間ある、場違いのような2階の旧式デザイン建物。
●「旧新橋停車場」 2012年8月18日
●「旧新橋停車場」案内板 2012年8月18日
この建物は、開業当時(1872年)の駅舎を2003年に再現しもので、
同年4月10日開館したとのこと。
内部は、鉄道の歴史に関する「鉄道歴史展示室」(運営は東日本鉄道文化財団)になっています。
●駅舎基礎石 2012年8月18日
●駅舎玄関遺構 2012年8月18日
建物の中に入って、2階に上がると、展示室があります。
映像による鉄道の歴史は興味が湧きました。
立ち寄った時は、
「100年前の修学旅行 はいからさんと東京駅の時代」という企画展示、
奈良女子師範学校の修学旅行の様子を知ることができました。
●鉄道歴史展示室の入口 2012年8月18日
●鉄道歴史展示室の内部 2012年8月18日
●旧新橋停車場の模型 2012年8月18日
●企画展示パンフレット 2012年8月18日
色々調べてみると、
建物の裏側に、大切な遺跡があることを知りました。
そこで、9月に入って、再び、「旧新橋停車場」を訪ねました。
●2度目の「旧新橋停車場」 2012年9月9日
そこには、旧ホーム、0哩標識と創業時の線路がありました。
線路は、約半分を砂利で覆い、残り部分は枕木やチェアを露出させて、
軌道構造が分かるようにしています
たったこれだけですが、当時の雰囲気を想像できます。
●旧ホーム 2012年9月9日
●旧ホームと創業時の線路 2012年9月9日
●0哩標識と創業時の線路の案内板 2012年9月9日
誰もいなかったので、色々な角度から撮影できました。
●創業時の線路 2012年9月9日
●0哩標識と創業時の線路 2012年9月9日
●0哩標識と創業時の線路 2012年9月9日
新橋から有楽町までの間、
線路を支える土台レンガが残っています。
そして、線路の下には、多くの居酒屋がお客を待っています。
ここだけ見ると、昭和の時代にスリップしたような気がします。
●赤レンガ製のアーチ鉄橋 2012年8月18日
●有楽町駅近くで骨とう品市で見かけたグラス 2012年8月18日
●有楽町近くの鐵道ガード下居酒屋2012年9月9日