ブログはお休みしようかと思いながらも、今日は「母の日」であり、「娘の誕生日」なので遅くなったけど書くことにしました。
と、言っても一昨日の美術館に行ったことがまだだったので、その続きです。
大分市立美術館で開催中の「ロートレックとベル・エポックの巴里ー1900年」展
ベル・エポック(美しき時代、良き時代)パリが世界有数の大都市として成長し、花の都、芸術の都として輝かしく華やかな魅力を放った時代。
1900年の万博開催で祝祭間を極めたパリでは、地下鉄や動く歩道など電気の普及による近代化が進み、映画の上映、ダンスや音楽ホールの開設など、人々は娯楽と大衆文化に彩られたモダンライフを謳歌したのです。
貴族の名家に生まれたロートレック(1986~1901)は、パリの盛り場モンマルトルに通いつめ、キャバレーやダンスホールに集まる人々を描き、多色刷り石版画で広告ポスターを芸術の域にまで高め、グラフィックデザイナーの先駆者Cとして活躍しました。
1900年の万博の翌年に亡くなった時、まだ36才の若さ。
日本は明治33年頃のことで、パリのような文明的なことはまだまだ一般人は知らなかった頃でしょうね。
展示作品は予想以上に多くて、ロートレックの他、よく知られているドガ、ミュシャ以外は知らない画家ばかり300余点が展示されていて、熱心に見ていたら数時間はかかりそう。
(写真撮影OKで、ロートレック展のことをどんどんSNSなどで発信してくださいとのこと。)
ロートレックを尊敬していたというピカソの絵には、モデルの後ろの壁らロートレックのポスターが貼られています。
そのポスターがこの絵。
ポスターをそのまま油彩画に取り入れているのが面白いですね。
日本の浮世絵の影響を受けている、開店案内のポスター。
ベル・エポックの時代に日本趣味のカフェが流行していたのだそうな。
ロートレックのお気に入りだった黒い長手袋の歌手の絵は、このほかにも数枚ありました。
女性に人気のアルフォンス・ミュシャ
これはゴーフルの缶のラベル用、
これもお菓子の缶のために、
ビスケット缶のラベル用に描かれた絵です。
言わずもがな、日本の唐傘ですね~
東洋の神秘は、ヨーロッパの人々の憧れでした。
繊細な石版画、エッチングなど、現代のような印刷機やコピー機のない時代の印刷で何枚も刷られたポスターやパンフレット、本の表紙など、100年以上前の現物が残っているのは、コレクションする人も多かったということだそうです。
1937年のパリ万博のために描かれた壁画を縮小したという作品ですが、縮小しただけでもこんなに大きな絵になっていて、ここに描かれているのは人間社会の文明発展に貢献した110名の偉人。
私がわかるのは右端のアリストテレス、アルキメデスと
左端のマリー・キュリー、ピエール・キュリー、エジソン、ベルくらいでした。
一枚しかない写真がピンボケで残念。
こちらのアルファベットで読んでください。
パリでは万博と同じ年に第2回のオリンピックも開催され、19か国から1000人の選手が出場。
入賞者にはメダルや月桂樹の冠もなく、高価な骨とう品や工芸品、賞金が授与されたそうです。
オリンピック期間ははっきり決められていなくて、万博開催中にだらだらと続けられ、競技の出場も会場から飛び入り選手などもあったそうで、まるでパリの運動会。
鳩のレース、鳩撃ち、釣りなど、今では考えられない競技もあったとか。
第4回までアジアからの参加がなかったため、アジアに声をかけて第5回から日本も初参加。
1912年の明治45年、ストックホルム大会に日本から2名の選手が出場し、マラソンの金栗四三の物語が2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」だったのです。
パリ万博、オリンピックから124年の今年の夏、パリ大会が開催され、125年の来年には大阪万博が開催されます。
120年余りの間に、それぞれの開催意義などもずいぶん変わりましたね。
☆☆☆
昨夜は娘のリクエストでウナギのひつまぶし。
子供が小さい頃、ウナギ一匹で3人分のひつまぶしにしていたメニューで、炊き立ての熱いごはんに塩もみキュウリと大葉、タレを混ぜるのが私流。
数日前にテレビ番組の「あさいち」で観たそうで、これが食べたいという「アジのなめろう」
大葉、ショウガ、ミョウガ、ネギの薬味に味噌を混ぜて、味の刺身を和えました。
ミンチのように叩くのはやめておきます。
ウナギまぶしは一膳目はそのまま食べて、
二膳目は熱いだし汁とわさびでお茶漬けに。
わさびが鼻にツンツン抜けて、涙が出るほどおいしいものです。
そして、今日は母の日と誕生日のWお祝いだけど、ケーキも無し、特別料理も無し。
イカとマテ貝を別々に炒めるより、一緒にバター炒めにしました。
ニンニクスライスと生椎茸も入っています。
新じゃがの小芋は皮のまま茹でておいて、にんにくのみじん切りをオリーブオイルで香りだししてウインナーとジャガイモを炒め、塩コショウ、粒マスタードなどで味付けした「ジャーマンポテト」。
昨日ヤングコーンを買っておいたので、皮を剥いてグリルで焼きました。
柔らかい「ヒゲ」も甘くておいしい。
コーン部分は人差し指程度しかないけど、芯まで柔らかくて甘い、甘い。
母の日だけど、母はご馳走づくりでくたびれたわ。
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