今日は昨日より約10℃も気温が下がりましたが、それでも天気がよかったので寒さはあまり気になりませんでした。
そんな中、別府の友達と津久見市の四浦半島まで一足早い桜の花見に行ってきました。
桜といっても2月初旬に咲き始める河津桜のことで、数日前からローカルニュースで「今年は暖冬で開花が一週間ほど早まり、今が満開の見ごろ」と宣伝されていて、10日からは「豊後水道河津桜まつり」も開催中です。
大分市から高速道路を使って、四浦半島まで約1時間。
四浦半島では地元の方たちが19年前に河津桜の苗木を植え始め、今年で12回目の桜祭り。
半島全体に約5000本の桜が咲いていて、地図の白い丸の所から桜ロードが始まり、途中にはイルカと遊べる「つくみイルカ島」もあります。
桜の本数で言えば日本一の規模だと思いますね。
上の地図の白丸の桜。
子供が桜の絵を描く時、ピンクのクレヨンで塗る、まさにあの桜色です。
今日は風が強くて海上には白波が立っていましたが、豊後水道は瀬戸内から太平洋に出る水道なので、波があると言ってもこんな程度。
凪の日は湖のようなものです。
桜の時期以外はほとんど車が走ることもない山道に、
満開の濃いピンクの河津桜が何キロも続きます。
3年ほどコロナ渦で中止になっていた桜祭りの会場に着くと、プレハブの店が数件建っていて
たくさんの観光客が買い物をしたり、ここで買ったものを食べたりしています。
揚げ物の店先に並んでいるのは、すべてサンプル。
風で土埃も舞うので、本物を並べるわけにはいきませんからね。
Tちゃんはここで「地だこのから揚げ」を注文しました。
鳥のから揚げなど、注文を受けてから揚げてくれるのです。
私はアジのすり身の天ぷらといなり寿司を買い、二人でシェアしましたが、タコのから揚げは熱々で美味~。
稲荷寿司などを買った店のおばちゃんが、お茶をサービスしてくれて、から揚げも「揚がるまで時間がかかるから先に座っていなさい」と、揚がってから持って来てくれたのです。
この席の傍らでは着物を着た3人の人たちがいて、突然女性が着物を脱ぎ始め、呆気に取られていると着物の下には洋服を着たまま。
どこで着付けをしてもらったのか?簡単な着付けのぺらぺらした着物で、どうやら外国の観光客のよう。
あとの二人の男性も、一人は袴姿で、もう一人は浴衣のような着物の上にシャンパーを着ているではありませんか。
その横のテーブルに座っている5人の高齢男女も、やはり外国の人たちで、いくら河津桜が有名だとしても、こんな田舎の山の中によく来たものだと感心しました。
桜の時期にはまだ早いし、それでも日本の桜を見たかったので調べたのでしょうね~
四浦半島の河津桜は、ピンクの桜と空と海のブルーのコラボレーションが絶品。
祭り会場から佐伯方面にまだまだ桜が続きますが、ここからUターンして展望台方面に進みました。
展望台駐車場はあまり広くもないので、明日明後日の土日にはとても近寄れないでしょう。
風がなければメジロが花の蜜を求めて、枝から枝へとチョンチョンしている姿が見えるはずですが、今日は風が強すぎました。
本当の桜色というのはこんな色じゃないかと思ってしまいますね。
水平線の彼方に、四国の佐田岬がよく見えました。
かぼすの話では、以前は黄砂や大気汚染で見通しが悪かったけど、今年はよく見える日が多いのだとか。
桜を堪能したら、あとは食べること。
津久見でミカンや海産物を買います。
左の薄い黄色のミカンは「きよみ」真ん中上は「はるみ」手前はオマケでもらった「ポンカン」
まだまだ新種のミカンもあり、名前を覚えるのも大変。
右端は海藻のあおさとマグロのカマです。
豊後水道に浮かぶ保戸島は、マグロ遠洋漁業の基地として全国的に有名な島。
(四浦展望台から見える保戸島です)
河津桜だけでなく、ソメイヨシノも今年は開花が早まっていて、来週くらいから咲き始めるそうですよ。
4月の入学式に桜満開の下で記念写真を撮ったのは、遠い昔の話になりました。
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