5月だというのにまだ朝夕は肌寒く、北海道では雪が降ったところもあるそうです。
今年はいつまでも寒いようですが、皆さま地方はいかがですか?
いつもの如く遅い朝食と洗濯などしていると、ブロ友のMiiさんからメールで「タケノコをもらってもらえませんか?」ということで、13時半に近くのスーパーで待ち合わせることになりました。
昼食は映画「パラサイト 半地下の家族」の劇中で登場した「チャパゲティ」という韓国のラーメンにしました。
映画ではもうひとつ「ノグリ」というラーメンと合わせて調理されたので「チャパグリ」と呼ばれて、映画が公開された後、日本でもブームになったというインスタント麺。
もう2年前の映画だけど、その頃にはどこにも売っていなくて、つい最近スーパーでこの麺を見つけたのです。
大金持ちの家にパラサイト(寄生)した親子4人家族のうち、娘と息子は子供たちの家庭教師、母親は家政婦、父親は運転手になるのですが、雇い主の奥さまに家政婦が作ったのがチャパグリでした。
大金持ちなのでインスタント麺でも上等の牛肉ステーキを入れて作り、それをまた上品な奥さまが、あーだこーだとしゃべりながらおいしそうに食べるので、映画を観ているほうも食べたくなるほどです。
チャパゲティにはかやく(乾燥野菜となんちゃってミート?)も入っているのですが、二袋分のかやくがたったのこれくらい。
麺はチャパゲティというくらいだから、スパゲッティを意識した太麺です。
さいころステーキの肉もないので、牛薄切りを少々、玉ねぎ、スナップエンドウを別に炒めて入れました。
焼きそばソースのように濃い色の粉末ソースとオリーブオイルがついていて、仕上がりはまるで焼きそば?
食べてみると見た目ほど味は濃くなくて、ソースをかけたくなるくらいの薄味でした。
昨年末にもテレビで公開された映画でしたが、気になっていた「色の濃い焼きそばのような麺」を実食できて満足。
でも、日本の焼きそばほどおいしいものじゃなかったので、リピートはありません。
☆☆☆
先日フキを沢山もらって帰り、ほとんどはキャラブキにしたのですが、他においしい食べ方はないかとフキのレシピ検索をしていたら、甘く煮て「アンゼリカ」を作る方法が出ていました。
「アンゼリカ」と言っても、若い人はあまりなじみがないでしょうね。
私が子供の頃のケーキのデコレーションは、生クリームではなくバタークリームでした。
まだ一般家庭には冷蔵庫もなかったので、1980年代頃までは冷蔵しなくてもいいバタークリームのケーキが主流でした。
ケーキのデコレーションはピンクや黄色、水色などに着色したクリームで作ったバラの花、赤い砂糖漬けのチェリー、葉っぱをかたどる緑色のアンゼリカでした。
(画像はYahooでお借りしました)
ここに銀色の仁丹のようなアラザンを散らすのが、懐かしい昭和のケーキです。
高校生の時、森永だったかインスタントのホイップクリームができて、喜んで生クリーム風のケーキを作りアラザンを散らしたら、見事にクリームの水分で溶けてしまい、悲しいことになったのを思い出します。
アラザンはバタークリームケーキに使うトッピングで、生クリームには使えません。
そのアンゼリカはヒマラヤやアルプス、シベリアなどの寒冷地に生息するハーブ植物のことで、この茎を砂糖漬けにしたもののことだそうです。
ヨーロッパの製菓で使われていたアンゼリカが日本では入手困難なため、製菓職人の努力で似たようなフキで代用したのですね。
作り方も簡単なようで、作ってみることにしました。
茹でてアク抜きしたフキの皮をむいて、5センチくらいの長さに切り、砂糖で甘く煮て冷まします。
冷ます時に緑の色粉で着色しましたが、少し入れ過ぎてしまいました。
これをクッキングペーパーの上に並べて乾燥させるわけですが、2日目にグラニュー糖をまぶしたらまだ湿り気があったので砂糖が溶けてしまい、更に二日乾燥させました。
乾き過ぎると砂糖がくっつかないし、乾きが足りないと溶けてしまうという、その中間の見極めが難しいのです。
今朝の状態はこんな具合で、これなら成功ですが、乾燥するにつれて色はますます濃くなり、人差し指くらいあった太さはやせ細り、これはリベンジが必要だわ。
ここまでにも何本も試食しましたが、ザボン漬けより食べやすくて甘すぎるということもなく、とてもおいしいのです。
ナエちゃんに電話してこの成り行きを話し、「また近いうちにもう少し太いフキを採りに行く」と言いました。
☆☆☆
さて、13時半に待ち合わせたMiiさんから茹でたタケノコを受け取り、メールで「手ぶらで来てください」とありましたので「無料で手に入ったものをお持ちします」と言ったとおり、完成したばかりのアンゼリカと、昨日採って下茹でしたイタドリを渡しました。
Miiさんは14時に用事があるということだったので、スーパーの前で5分くらいの立ち話で別れ、私は店内に戻り買い物をしました。
そこで、福岡産の太いフキを見つけたので、これも即買い。
ナエちゃんには「また行く」と言ったものの、往復2時間半かかるので、フキ一束214円ならここで手を打ちます。
茹でて半分に切ったフキを、甘く煮て只今乾燥中。
買物をすませて車に戻ろうしたら、まっすぐこちらを向いている顔に見覚えが・・・・・・
その距離ほんの4、5メートル。
お互いにマスクをしているけど、すぐに「あ、Fちゃん」「あ、○姉ちゃん
」と声が出て、久しぶりだけど50年来の友だちで、「時間があればお茶する?」とコメダ珈琲に誘いました。
私は昼食の「チャパゲティ」で満腹だったけど、コーヒーやジュースは家に帰ればあるし、4月28日から6月下旬までの期間限定という「ジェリコルビーショコラ」を注文しました。(飲みかけでごめん)
それから「ちょっとお茶しない・・」どころか、2時間以上も話が途切れず、トイレに行きたくなってやっと終了となりました。
「13時半に待ち合わせ」と家を出て、帰ったのが16時過ぎだったので、カボスは近くのスーパーのはずが、またどこまで行ったのかと思っていたみたい。
夕食はいただいたタケノコをバター醤油で焼き、
困った時のアラ頼みで、鯛のアラとタケノコ、スナップエンドウの煮つけです。
今日は一日何をしたのかと思うくらい、な~んにもしていません。
ポチッとワンクリックお願いします
にほんブログ村