無錫の朝は6時半にモーニングコール、朝食を済ませて7時半にバスが迎えに来ました。

2泊した21階建てのラマダ無錫ホテル。

激安ツアーの常宿になっているらしく、羽田からのツアーと、もう一つ別のツアー客もいました。

 

私は27年前と15年前と、今回で3回目の中国です。

初めて行った時は観光ではなく、友達(6才上の)の仕事でついて行ったので、まさに「無錫旅情」の歌のとおり、上海から蘇州、無錫まで汽車に乗りました。

 

当時は外国人と中国人は駅の待合所や車両も区別されていて、汽車に乗ると大きな湯呑に茶葉が入ったお茶まで出されました。

中国人車両はぎゅうぎゅう詰めの満席、立ち席で、扉のないデッキにも満員。

(バスは2両編成で、こちらも扉のない乗降口にしがみついている人もいました。)

 

朝は自転車のラッシュで、タクシーやバスはピーピー、プープーと警笛を鳴らし続けていましたが、それくらい交通マナーもなにもあったものじゃなく、車が進めないくらい自転車や歩行者が車道にあふれていたのです。

 

ところが、今は無駄な警笛を鳴らすと罰金だそうですよ。

その為に上海では100メートルおきに防犯カメラが監視していて、バスやタクシーの乗り降りでも5分以上停車すると罰金だとか。

マイカーを持つ人も増えて、自転車はバイクに変わっていました。

上海~無錫の気温は九州並みで、最低気温が少し低いくらいです。

そして、テレビニュースで見たバイク用の防寒着が本当に走っています~。ポーン

 

自転車時代の雨の日は、テルテル坊主のように前カゴから車体まですっぽり覆うビニールカッパが大流行していました。

私も「これは便利だ」と買って帰ったものの、買い物時に着る勇気がなくて、一度も着ることなく捨ててしまいましたけど。

 

これはハンドルカバーだけでなく、胸から下を寒さから守るためのもので、まさに「走るこたつ布団」

中にはステップに子供を立たせて、荷台にも子供を乗せて、ヌクヌクと「こたつ」が走っている状態の人もいましたが、ほとんどが電動バイクなんですよ。

 

都市部ではガソリンバイクの乗り入れが制限されていて、この電動バイクは自転車の扱い。

免許、ヘルメット、登録も一切不要。

路地など歩いていると、後ろから音もなく通り過ぎるので、危ないったらありゃしない。ムキー

夜も街灯が明るいので、節電のためライトもつけないしね~あせるあせる

 

日本ではお坊さんの着物が車の運転時に違反だとか騒がれていますが、これに比べたらどうってことありませんよね。

タクシーやマイカーはバスすれすれに追い抜いて行くし、ほとんどの車は、土埃で車体も窓も汚れたまま。

洗車する暇やお金がないというより、洗車する場所がないのと、皆が土埃だらけなので平気なんだろうと思います。

さて、無錫市内観光は最初に清時代の面影を残す町並み散策。

ここは南禅寺ですが、日本の南禅寺とは何の関係もありません。

入り口横で、熱心に剣を使った太極拳をする人々。

違う場所では、扇の太極拳を練習する女子高生たちがいました。

最近の若い人たちは太極拳よりダンスが人気だそうで、人目も気にせず女性同士でジルバを踊る人たちもいましたけど。

 

中国は2月5日から旧正月(春節)なので、今の時期は年末と正月飾りの賑わいです。

 

赤いろうそくと、花火のような線香を買ってお祈りしました。

願い事によって線香の種類が違います。家内安全、恋愛成就、健康、お金、合格などなんでもあり~爆笑

 

正面の本堂から、東西南北の四方に一礼しながら拝みます。

 

朝から露店ではおいしそうな匂いをさせて色々なものが売られていましたが、おなかを壊すといけないので、ガイドから「買い食い禁止令」が出ているの。

最近それを守らず、ちょっとだけ~、と食べた人が腹痛になり、観光どころか、病院で点滴の2日間で旅行は終わったのだとか。

 

次に琵琶湖の3.5倍の太湖にバスで移動。

 

琵琶湖でも大きいのに、その3.5倍とはね。

「太湖のほとり 無錫の街へ~♪」(無錫旅情)

手袋をホテルに置いて来たのが悔やまれるほど寒くて、震えております。

あ、ツアーの題名をまだ言ってませんでしたが「デラックスホテルに泊まり、上海蟹フルコース、アワビ、フカヒレ、ツバメの巣を食す!上海・蘇州・無錫4日間」というのですよ。

 

その上海蟹はこの太湖で養殖されているのです。

淡水パールのカラス貝もここで養殖されていて、

国営真珠工場で見学とショッピング。(ツアーにつきもの)

手のひらほどのカラス貝を目の前で開き、出て来た小粒を「どうぞ」と1個ずつ。

こんなのもらっても、どうする?

 

淡水真珠は核を入れないので、中心まで「巻」でできていて、こんな小粒や形の悪いものはすり潰して真珠クリームにするのです。

 

これが一箱6個入りで、日本円で1万円。

もっとサービスをと言うと、「では2箱追加で1万円」

 

皆が買うそぶりを見せ始めると「今日は特別サービスで4個追加します」・・・で、全員が買いました。

値段は変わらず、どんどんオマケや追加が増えるのが中国の売り方ですが、これは他のツアーの人の話でも同じように10個で1万円が当たり前のようですよ。

朝用と夜用の2個で1セット。

金の入ったクリームと、真珠粉のボールを一粒ずつ取り出して、手の平でのばして顔に塗ります。

 

効能は?「皮膚のしわを取り除けて潤い、赤くてすべすべし、彩りに輝いている」(原文のまま)

なんのこっちゃ?赤くてすべすべ?血色がよくなるということか~?

 

使用方法は?「昼間に洗顔後、本製品を少量取って、平均に顔部に塗り、少し按摩し、最も良い高い効果を得られる」

少し按摩し、というのがかわいいですゲラゲラ

夜用なのに「昼間に洗顔」するのはどうかと思いますね。

大粒真珠のネックレスは、3万円が2万5千円になり、その値段で友達が買った後、しつこく薦められて、ついには2万円になりました。(友達には5千円バックがありました)

これが高いのか安いのか、もうどうでもいいわ。

 

別の人はVIPルームのほうで、カードでお支払い。

「いくらでした?」

「恥ずかしくて言えないわ~」ということで、やはり高いものを買ったのでしょうけどね。

 

 

 


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