鈴鹿へ行った翌日、14時過ぎに娘が仕事から帰って来たので、それから京都に向かいました。
今回の目的は、京都のホテルの優待券をもらったと言うので、観光目的ではなくそのホテルに泊まることだったのです。
昼食時間には遅い時で、もうおなかはペコペコ。
とりあえずどこかで食事を、と出かけた先がデパートだったため、そこで食事をしたり買い物をしたりで、京都に着いたのは18時ごろになってしまいました。
これは翌日に撮ったホテルですが、4月末にオープンしたばかりの西鉄系のホテルは、京都三条のど真ん中にあり、夕食は近隣に山ほどある飲食店へ。
オープンお祝いの胡蝶蘭が、これまた山ほどあって、各階にあふれておりました。
ロビー正面には日本庭園。
上から霧雨が降り注ぎ、水の流れもありで、それぞれの植物も生き生きしています。
部屋も真新しい雰囲気で(まだオープンして一カ月も経っていませんからね~)、ツインのベッドはぴったりとくっついていて、これは娘の希望で、私が夜中にいびきがうるさい時、手や足が届かないと困るからなんだって。(つまり、蹴ったり叩いたりするためなのよ、ひどいでしょ)
三条のど真ん中なので、食事に出かけたらホテルの前の高瀬川沿いには、こんな素敵なオープンカフェが並んでいます。
こちらは翌朝の高瀬川
『東京行進曲』で昔恋しい銀座の柳♪~、と歌われた「銀座の柳」は道路拡張のため今はありませんが、京都から移植された柳が里帰りして、この川の並木になっているんだそうですよ。
ほうほう、と眺めているうちに娘が「あれ、なに?」
手の届かないところに、こんなものがぶら下がっていました。
かわいい~、たぶんオーストラリア人のしわざでしょうね。
前夜、ここのパンがおいしいのだと娘から聞かされていて(時々ここのサンドイッチをお土産にいただくのだとか)翌朝9時好きに行ってみたら、なんと長蛇の行列。
それも、ほとんどが外国人ばかりで、ネットで知らせ合っているのかと思いつつも、我慢して行列に並びました。
近くにはコメダや小川コーヒーのショップもあるし、カフェも喫茶店もいくらでもあるのに、どうしてこんなに行列なの?
列の前の方に行ってみると、やはり名前を書いて順番待ちのボードがあり、記入してから私の後ろにいた外国人に「あんた、名前を書いた?」と聞いてみたら「おお、サンキュー、ちゃんと書いたよ」と言うので、それは良かったと思っていたら、子供連れの外国人から「ペラペ~ラのライン」なんチャラと話しかけられて、「この行列」だけはわかったので、「はいはい、ここに名前を書いて待ちなさい」と案内しました。
やっとこさ、順番が来て、こんなもの。
コーヒーはお代わり何杯でも自由ということで、あたしゃ、3杯もお代わりしちゃったわよ~
周囲を見渡せば、9割は外国人でございました。
ここで食後にホテルに戻り、前夜に優待チケットが1枚で二人でも三人でも使えることがわかったので、娘はもう一枚を返すと言うのですが、せっかく2枚あるチケットを「もう一泊する?」ということになり、連泊することにしたのです。
さあ、そうなったらのんびりしたものです。
13時に予約した「麩饅頭作り体験」に出発。
数年前に京都和菓子のねりきり作りの体験をしましたが クリックしてね→ その時の記事
京都の観光は、寺社仏閣見物だけではなく、ガラス細工、染物、焼きものなどの各種体験があります。
日本刺繍や友禅染めにも興味はありますが、ハンカチ程度の染物や刺繍では使い前がないですよね。
そこで、生麩饅頭に挑戦します。
と言っても、ねりきりの和菓子ほど手間もかからず、ここは小麦粉や米粉の饅頭ではなく、グルテンの生麩に期待して・・・・・「かけはし」さん
生麩をスケッパーで4等分して
手前、左から抹茶、黄色の着色料、黒ゴマ
餡子はチョコ、白あん、黒ゴマ餡、晒し餡の4種類。
「ただ今修行中の」エプロンをかけて、違う席では修学旅行の中学生たちが「生八つ橋」作りに熱中していました。
4つに切り分けた生麩に、それぞれの色を付けて、それぞれの餡を包みます。
小さな蒸し器に入れて、約20分。
氷水にドボンと漬けて冷やし、
笹の葉で巻いて出来上がり。
1個はその場で食べて、3個をお持ち帰りですが、ちゃんと箱や保冷剤も出していただけますよ。
以前行った時は、南禅寺の近くの店でしたが、こちらが本店のほうで嵐山近くの「かけはし」です。
この梯さんは、元は日本刺繍の本家で、近くに入場無料の刺繍館もあり、ここも修学旅行生のコースになっているようです。
子供たちが見ても、興味の湧くようなものじゃないでしょうけどね~
ところが、私は中学生の頃、伯母が使わなくなった日本刺繍の生糸や金糸、銀糸、刺繍枠などをもらっていたので、その当時こんな所に見学に行っていたならどんなに興味津々だったかと思います。
刺繍館は撮影禁止でしたが、
こちらは「麩饅頭」作り体験のお店にあった日本刺繍です。
和服の日本刺繍が本業だったでしょうに、そのうち和菓子に進出して今や「生八つ橋」の有名店におなりです。
刺繍館には、言葉では説明できないような作品がたくさん展示されていて、撮影禁止が恨めしいほどです。
京都の寺社仏閣巡りもいいのですが、こんな和物作り体験はいかがでしょう?
すぐ横には、桂川が流れていました。
観光地の嵐山まで数分の距離なのに、この日はこのまま帰ったのでありました。
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