昨夜のテレビのエンジェルくんは、2時間番組の最後に出てきました。
それまでずっとテレビを観ていたカボスは、残念なことについついウトウトした時に出て来たので「あ~っ出たぞ」と言う声で私が観に行った時には既に終わっていましたわ
私は自室のテレビに録画しておいたのでいいんですけどね。
人気者のエンジェルくんには、毎日全国からファンレターが届くのだそうですよ。
更に、「看板猫」の全国ナンバーワンは、なんと別府温泉旅館の猫でした。
大分県、すごいぞ
さて、エンジェルくんに会って宿に戻ると、玄関に野菜のレジ袋がいくつも置いてありました。
宿泊客の誰かが、産直の野菜を買ったのかしら?
こんなに沢山?中には、シュークリームもあります。
友達が「これ、今夜の食材じゃない?鍋料理っぽいもの」と言うので、すぐに納得。
夕食は18時にお願いしていたので、「やまぼうし」という食堂に行くと、用意された席には私たちが一番最初でした。
九重夢ポークという豚のしゃぶしゃぶが夕食なので、別のメニューも頼みたかったのですが、宿のご主人は「これだけでおなかいっぱいだと思いますよ、食べてみて足りなかったら注文したら?」
商売気がありませんね~
生ビールは注文して「では、新年おめでとうございます、かんぱーい」
と、やっていたら「え?何がおめでたいの?、誕生日かと思った」などと言いながら、「これはサービスです」と小声で、他のお客様には内緒の枝豆を一皿出してくれました。
(こんなこと書いていいのかしら?)
日本一の長さの吊り橋だった(過現在は2位)九重夢吊り橋が町内にあるので、九重ファームで飼育されている「夢ポーク」です。
夕方玄関に置いてあった、野菜やキノコ類。
無菌で育てられた豚肉は、アクもほとんど浮かず、甘くておいしい肉です。
〆はうどんか雑炊なので、私たちは雑炊をお願いしたら、白いご飯に刻んだカマボコとネギが散らされた、ピンクとグリーンのちらし寿司のようなごはんが出てきました。
雑炊でおなかはいっぱいになり、やはり別メニューの必要はありませんでしたが、私たちが食べるスピードが速すぎると、何度も呆れられました。
それほどガツガツ食べたわけじゃないのですけどね
デザートはこのシュークリーム。
これも玄関に放置のレジ袋にあったな~
定年退職後の5年前に、廃業していた旅館を引き継いで始めたという宿のご主人。
それまでは普通の旅館同様、小鉢料理がずらりと並ぶ食事を提供していたようですが、人件費や経営的なことも考えて、鍋料理専門になった模様です。
夢ポークのしゃぶしゃぶは、もうこれだけで大満足でした。
冷えた煮物や天ぷら、刺身、焼きものなどのお膳は、どこへ行っても同じようなものですからね。
食後も温泉に入り、「大黒屋」というのにふさわしい、どこもここも黒い壁と急な階段。
お風呂は一人でも家族でも貸切で、この日は5組のお客だったので、一度もかぶることはありませんでした。
館内には5つのお風呂がありますからね。
駐車場の下にも3つの浴室があり、
この錆びた階段を川の方へ降りると、
湯気がもうもうと立ちこめる、石や桶の風呂がありました。
これはチェックアウト前に撮ったので、照明を点けていないから暗いですけどね。
話しは長くなりますが、一気に行っちゃいます。
前夜、「明日の朝は雪で帰れないかもしれない、もう一泊したらどうですか」などと、冗談ともつかない顔で言われて・・・・・・
スキー場も見たいというのに「ここから更に3,400メートル登るから、たぶん無理ですよ」
でも、それは冗談だったのです。
吉本のお笑い芸人調ではなく、劇団四季にいそうな渋い顔で冗談を言う宿の亭主。
翌朝は、「よかったですね~、今日はいい天気だから久住回りで帰れますよ」だって。
筋湯温泉から、ものの5分くらいでスキー場に到着しました。
九州で3か所しかないスキー場のうち、一番大きなスキー場は大分県にあります。
駐車場の車は、ほとんどが熊本や福岡、久留米、佐賀などの県外ナンバーでした。
ゲレンデの長さは2500メートルあるそうで、
上の方では人工雪が噴き出ています。
リフトもちゃんと動いていますよ。
スキー場の下の方からは、日本最大規模の八丁原地熱発電所から、真っ白な湯気が立ち上っていて、不思議な光景でしょ?
今日から全国的に大寒波の日本列島。
雪なんて迷惑千万な地域の皆様にはすみませんが、積もるどころか雪が降ること自体珍しい九州では、こんな風景はおばちゃんでもワクワクするのです。
友達は売店で孫(5才)のために、こんなものを買いました。
クマだったかキリンだったか、私ももう少し若かったら自分用に買っていたかもしれません。
うっすらと霧氷の山の反対側では、
これだもの。
同じスキー場の駐車場ですよ。
雪も堪能して、久住回りで帰宅途中の阿蘇外輪山。
以上が、我が家から1時間半くらいの、別世界プチ旅行でした。