今日はフラダンスの練習日でしたが、来月のフラのランチパーティ(教室の発表会)まで、最後の練習日でした。
しかも、7月に福岡で踊ったメンバーともう1曲踊るため、2時間の練習後、追加の練習でその人たちとスペシャルの練習もあり、合計3時間も踊ってお疲れ気味~
新しい曲を覚えると、前の曲はともかく、半年前、1年前の振り付けはどんどん忘れてしまいます。
もう脳のキャパも狭くなっているので、あれもこれも覚えているわけありません。
新曲を入れるためには、前の曲をリセットするしかないのです。
帰ってみたら、ポストに「息子からの紅茶」が届いていました。
今も息子の名前で届くお茶です。
毎月、きれいな表紙と興味深いお茶にまつわる話題。
「森のアルチザン」とは、
職人のことで、クリスマスの準備をする音が、森の奥から聞こえくるのだそうですよ。
2種類のお茶は、アフタヌーンティーとダルマです。
「ダルマ」は、お茶で眠気を取って修行に励んだという達磨さんの伝説にちなみ、インドの紅茶に果物をブレンド。
ダルマに似た、丸いピンクペッパーがブレンドされているそうです。
さて、このお茶で何をおやつにしましょうか?
昨日、スーパーのミニ物産売り場で、こんなものを買いました。
鹿児島、熊本、宮崎県など、九州南部で端午の節句に作られたという「あく巻き」
「あく」とは「灰汁」のことで、もち米を灰汁に浸し、孟宗竹の皮で包んで、灰汁で3時間も4時間も茹でたものです。
もち米は形もないくらい。
庖丁で切るのは困難で、べったりとくっついてしまうので、糸で切ります。
これに、きな粉や黒砂糖を振りかけて食べるのですよ。
50年近く前のことですから、よく覚えているなと自分でも感心しますが、高校を出て勤労学生として寮生活をしていた時、種子島出身の友達の家から、これが送られて来たのです。
初めて見たあく巻きは、種子島の黒砂糖をまぶして食べると、それはそれは不思議な味と灰汁の匂いと、弾力のある食感
喰い物の記憶というのは、すさまじいものですね(笑)
クール宅急便もない時代のことで、種子島から3日ほどもかかったでしょうに、灰汁のおかげで腐敗することもなく、翌年は私の方が心待ちにしていたほどでした。
その友達たち(二人いました)は、短大を中退し、その後の連絡先はわかりません。
何年かに一度くらい、このあく巻きを見かけるたびに買ってみるのですが、あの時の味や香り、食感とは程遠く、彼女たちは今頃どうしているのだろうと懐かしく思い出すのです。
残りのあく巻きは、明日、息子の紅茶を淹れていただきましょう。