これからお芝居を始める時、誰から学ぶかってとても大切ですよね。
トリスタジオ代表、マスターアクティングコーチ®tori は、指導者としてどんな事を考えているのでしょうか。
今日は、toriにインタビューをした会話をご紹介しますね。
私「演技指導者として気を付けていることや、大切にしていることは何ですか?」
tori「演技のテクニックや理論や技術を自分自身が体験を通じて理解していて、それを言語化して俳優たちを導ける能力があることは最低限必要なことだと思います。
それがまず大切でしょう。
その他に、私が大切にしていることは、全ての俳優には才能があるという前提で指導することです。
あとは、俳優の中から甘えを取り除き、強いメンタルを育てること。
考える力を身に付けること。
『toriからもう全て必要なものは学んだ、もうtori無しでも戦って行ける』 という自信を芽生えさせること。
つまり、依存させない、俳優たちを抱えたがらないということです。
輩出することを目的にしているということですね。
俳優たちが私に依存しない強さ、自分で戦って行けるだけの能力を習得させることですね。
そして、全ての俳優には情熱があると信じること。
そして、何よりも一番大切なことは
『全ての俳優をそれぞれが持っている情熱の中に溺れさせること』
これが演技指導者の最大の役割りだと思います。」
私「なるほど。
では、情熱の中に溺れさせるために必要なことってなんですか?」
tori「私が全力で本気で俳優たちと向き合うことだと思います。
誠実に、本気で、情熱を持って、愛を持って指導にあたる。
私が本気で彼らの情熱に向き合っていなかったら、俳優たちを情熱の中に溺れさせることなんてできないですよ。」
私「指導するときスーツを着ていますよね。
それは、この情熱のことと関係があるのですか?」
tori「何でスーツ着ているんですか?とよく聞かれますね。
情熱と関係があると言えばありますけど、わかりやすく言うと『敬意』です。」
私「それは演劇に対する敬意ですか?」
tori「もちろん、演劇に対する敬意です。
世の中を変える力を持っている、人に勇気と希望と生きる意味と感動と全てを届けることが出来る芸術である演劇に対する敬意です。
その他に、俳優に対する敬意です。
これから世界を代表する俳優になり、世界中に愛を届けるという偉大なことを成し遂げる彼らに演技指導することに対して私は敬意を示したいのです。
決してカジュアルな気持ちで俳優たちには向かうことは出来ないのです。
私にとって演技指導をするということは、フォーマルであり、敷居が高いのです。」
私「これを聞くとマネをしたくなる演技指導者の人が出てきそうですね。」
tori「もしくは、あの人変だよね~って言われるか(笑)」
日本では演技指導者というと、俳優さん、監督、演出家の人などが指導していますが、日本にも、もっともっと演技指導の専門家が増えたらいいのにな~と思いました。
あなたが出会いたい演技指導者はどんな人ですか?
お読みくださりありがとうございました!
トリスタジオ(新宿・四谷三丁目徒歩3分)