朝、晩とすこしずつ冷えてきましたね。
今日は、トリのメッセージをシェアしますね。
私、読んで『ねるほど~!違いってこうだったのか~』って納得しちゃいました。
では、どうぞ!
strong>『コメディ???』
こんにちは!toriです。
今日は、コメディについてシェアしたいと思います。
よく映画でも舞台でもコメディというものが上演されています。
私たちは皆、面白いものが大好きです。
そんな中で、現在の映画や演劇のコメディという概念に疑問を感じています。
私はよく思います。
『これコメディじゃなくて、コントだよ』
今、よくあるコメディと言われているものは、俳優の土俵ではなく、芸人の土俵です。
こんな舞台を観ました。
超有名脚本家が書いて演出をしている舞台で、超有名俳優も出ていました。
背中の曲がっているおじいさんが、ストーリーの途中で突然の猛ダッシュ。
はい、面白いです。とても面白いです。
ここが今回のトピックです!
確かに面白い。
でも、これはコントです。
なぜなら、キャラクターを無くすことで笑いをとってるんですから。
演技とは、与えられた想像上の世界で真実に生きる能力</strong>です。
キャラクターとして真実に生きるのが演技です。
キャラクターを崩壊させることで面白くするのは、コントです。
世界を代表する喜劇作家ニールサイモンのどのストーリーを見てもキャラクターが壊れることはありません。
アメリカを代表する喜劇作家マレーシシガルのどのストーリーを見てもキャラクターが壊れることはありません。
イギリスを代表する喜劇作家アランエイクボーンのどのストーリーを見てもキャラクターが壊れることはありません。
上記3人の世界的喜劇作家に共通しているのは、登場人物は真剣に生きているということです。
真剣に生きているから面白いです。
つまり、登場人物を演じる俳優は真剣にその世界で生きていると勝手に面白くなるように書かれてあるのです。
例えば、こんなのを見たことがあります。
新宿の飲み屋街。
中年の男性が酔っ払って、自動販売機に文句をつけていました。
本気で。
『お前はいいよな!ただここに突っ立てるだけでよ!お前は輝いてるよ!おう、そうだよ。眩しいくらいお前は輝いてるよ!俺なんかよ•••』
ここに演劇的なコメディがあるのです。
真剣だから面白い。
俳優も演出家も劇作家もコメディを追求してみませんか?
まずは、ニールサイモンを読みましょう!
世界中で翻訳されているのには理由があるのです。
それと同時に、ニールサイモンの自伝【書いては書き直し】を読んでみて下さい!
彼のコメディに託した想いを感じることができますよ。
もう一段、高められる可能性が現在の『コメディ』にはあるようです!
アメリカの喜劇の演出家とインタビュアーの会話。
「やはり、面白い俳優をキャスティングするんですか?」
「いえ、いい俳優をキャスティングします。」
コントは専門家の芸人に任せて、俳優はコメディをしましょう!
俳優という地位を確立しましょう!
俳優という技術職にプライドを持ちましょう!
世界的喜劇作家が日本からも生まれる日が楽しみですね!
Respect for acting.
Love for acting.
マスターアクティングコーチ®tori
いかがでしたか?
コントとコメディの違い、私は感覚ではなんとなく解っていてもきちんと説明出来なかったので
なるほど~!でした。
ニールサイモンさんの作品などは、翻訳されていますので是非!
そして、トリスタジオではコメディもクラスで扱いますよ。
最初はぎこちなかったり、課題にいっぱいいっぱいの皆さんですが、真剣なお芝居がどんどん洗練され・・いつのまにか観ている俳優たちも爆笑!
そんなクラスに是非!参加してみませんか?
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24時間受け付けております。お気軽にご連絡くださいね!
およみくださりありがとうございました!
トリスタジオ(新宿・四谷三丁目徒歩3分)