ルール上ダメなのはわかっていますけど


ラグジュエルカラーナチュールにHC・塩基性の従来のクリーム状カラトリを混ぜる場合


どのくらいの割合をブレンドすればよろしいですかと


よく質問を頂きます


結論、多くブレンドしたとしてもほとんど変わりません


そこでジアミン0%のメニューをつくるために


ナチュールにクリーム状のカラートリートメントを加えると(他社製にはなりますが)


どのように色変出来るのか、染まりがアップするのかチェックしました


(あくまでも実験検証です、営業ベースではございません)




(横向きの毛束はナチュール単品です)


まず左から


①ナチュールお湯8倍希釈に
クリーム状カラトリブルーを20%ブレンド
(ナチュール10g+お湯80g+カラトリ18g)


②ナチュールお湯8倍希釈に
クリーム状カラトリブルーを50%ブレンド
(ナチュール10g+お湯80g+カラトリ45g)


③ナチュールお湯8倍希釈に
クリーム状カラトリダークブラウンを20%ブレンド
(ナチュール10g+お湯80g+カラトリ18g)


④ナチュールお湯8倍希釈に
クリーム状カラトリダークブラウンを50%ブレンド
(ナチュール10g+お湯80g+カラトリ45g)


写真をご覧頂きたいのですが
クリーム状カラトリをこんなに入れたのにも関わらず、ナチュール単品と比較して①〜④ともにそこまでの差がございません


すなわちクリーム状カラトリをブレンドすることで色変効果や染色力アップをアプローチするのは難しいと感じます


しかも50%も、こんなに多くの量のカラトリをブレンドしているのに変化がそこまで感じられないのはなぜなのか?


理由をあげるとしましたら


ナチュールは染料がリッチに含まれているのでクリーム状カラトリをプラスするぐらいでは変化は起こらないのです


またクリーム状とパウダーの相性から考えて難しい部分もあります


クリーム状の場合油分やシリコンや活性剤が多く含まれておりますので薬剤を弾いたり阻害する原因となります


(あくまでも数々のパウダーカラーの中でナチュールに限定して検証した結果です)


ではナチュールをクリアで半々で割ったものにクリーム状カラトリをブレンドしたら対応出来るのではと思いこちらも検証しましたが


ナチュール自体が薄まってしまいますので染まりも不十分になります


またクリーム状カラトリの量を増やせば染まりや色変効果も狙えると思いますが


どうしてもコストがかかってしまい
そこをクリア出来たとしても


クリーム状カラトリがメインになればその時は染まったとしても色落ちが早くなります


つまりコストがかかって色落ちも早い


そうなればやるメリットが無くなってきます



(横向きの毛束はナチュール単品で、左がブルー単品で、右がナチュール:ブルー=1:1です)



それを解消出来たのが画期的な救世主が


パウダー状のジアミン0%ブルーです


ナチュールとの相性もよく


染まり、色持ち、コストダウン


満足させてくれる一品です


ナチュールの色変、染まりに関して


ブルーが発売しただけでも7割くらいは解決できますが


今後イエロー、レッド、ダークブラウンなど様々なパウダー状、ジアミン0%の商品が発売されますので


ぜひ来年はラグジュエルカラーの発展をお楽しみください