私はお仕事で美容室でメニュー化する


「泥のトリスパ」というトリートメント、ヘッドスパの商品を販売しているメーカーです。


25年近く営業をやってきて


恋人に告白するのと営業でクロージング(=買って下さい)するのは同じと感じています。


それについて述べていきますが


その心理状態と、お客様との関係性の作り方などヒントになればと思います。


めちゃくちゃ真面目なお話です。
もしご興味があればご拝読下さい。







まず恋愛面において


恋人に告白するというシーンで


いきなり付き合って下さいという人はほとんどいないと思います。


一目惚れであったり


プロのナンパ師のナイスファイトだったり


例外もございますが


現実的にはレアなケースでしょう


初回でそんな事をしてしまうと


下心を感じさせてしまいますし


その人の事をまだ分かっていない状態ですし


戸惑いを感じたり、嫌われてしまう事が多いですよね。


ますます距離が遠くなってしまう事でしょう。






本来ならばコミニケーションを取りながら関係性を深めて魅力を感じて頂き


時には友人にも協力してもらったりしながら


信頼感を高めて、よし行ける、腹をくくるぞとなった


そのタイミングで告白すると思います。


上手くいけばそこからスタートラインになりますが


告白がうまくいかなかったとしても


きちんと敬意をもってチャレンジすれば


相手も喜んでくれると思いますし


人間としての関係性が崩れる事は稀だと感じます。





営業販売でもこれと同じで


関係性がまだ出来ていない状態で


いきなり「泥のトリスパ」買って下さいといえば


かなりの確率でノーになってしまいます。


サロン様にとっても有益なものかわからないし


ただ売りたいだけで、売ってしまえば何のフォローもしてくれへんやろって思われておしまいです。


相手目線ではなくて自分のエゴが強く出てしまっていますね。


営業マン=モノを売り込む


売って終わり


みたいなイメージは未だに強く


まずはそこを払拭するトコからスタートしなければなりません。


下心が見えてしまえばかなりの確率でアウトになります


やはり営業としての信頼感を高めて


お客様の望んでいるものとか好みとかも掴んで


興味をもっていると感じたそのタイミングで


実行に移すのがポイントでしょう。


また相手から好き(=商品欲しい)と言わせる手法なども昔に比べて増えて来ています。

のでこの方法がうまい人も存在します。


色々な方法や持ち味がありますのでどれがベストかは私がいうのも違います。






また例え話しは恋愛に戻しますが


告白が上手くいき


交際がスタートして


そしてもし運良くお付き合い出来たとしても


お互いの価値観が違って


すぐに別れるパターンのカップルも多く


あなたに魅力を感じられなくなり、ほかに好きな人が出来たといわれ振られたりすることもあります。


また恋多き人もたくさんいて


浮気や略奪愛狙いもたくさんいますので


恋のトラブルは絶えません





これは営業でも全く同じ事がいえて


何とか「泥のトリスパ」のメニューを導入出来たけど


思っていた商品、メニューと違ったり


あとは思ったよりお客様の反応、興味が薄くて


メニュー化をやめたり(=別れる)


他の魅力的にメニューに変更したり
(=振られる)


そのような心理状態の時に


他のメニューと併売したり
(=浮気、しかも本命じゃなくてキープ状態)


ほかの会社の営業マンが、より一層魅力的なメニューを提案してそちらにうつったり
(略奪愛)


販売してメニュー化したら終わりではなくて、そこからがスタートで努力が必要なのは言うまでもありません。




メニューを導入する
=付き合ってからが


1番大切です。


口説き方や愛の育み方にも色々あって


どれが正解かはその人々で違いますが


私の場合(ほとんどの人がそうと思いますが)


出会って、まず関係性を築いて


信頼感を高めて、相手が望んでいるものをキャッチして


それを提供する事でお互いに成長できると未来を感じさせて


このタイミングで告白(クロージングして)


上手くいけば


そこからがスタートで


飽きさせないように努力して


他にはない魅力を提示したり


他の人が入り込めない信頼感を構築しつつ
(これはまだまだ出来ていないかも)


より一層距離を縮めて


末長い関係を築けて


お互いに成長できる


このような関係性を仕事でも追求したいと感じています。




25年間営業をしてきて感じた事でございますが


恋愛においてはきちんと段階を踏まれる方が多いと思いますので


その部分を仕事にも適用すれば
もっと信頼感を高めて行けると思います。


私自身も未熟ですし、サロン様やお客様の信頼感を失った事も多数ありました。


今回お伝えした事は私自身に向けてのメッセージだと強く感じます。


今までに反省点は本当にたくさんございました。


読んで頂いた読者様にもなにか参考になれば幸いです。