一石三鳥 - もう一工夫を | サヴァー・サーンの回想録(さばの回想録)

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眠れない夜の先に見えてくるもの。
それはただの幻影。

造語であるとは思いますが、
「一石三鳥」というのが好きです。
っていうか四鳥でも五鳥でもいい。

一つのことで多くの良いことを
同時に目指したいというのが、
自分の常日頃の心がけでもあります。

自分のため、相手のため、そして
会社のためだったり、社会のため、
これからの若い人たちのためという
ような立ち位置での視点だったり、
これらはWin-Winの関係を作れる
ビジネスにおいては非常にいい形です。
また、やらないことに比べてやることの
価値とか、将来的にどういう価値を持つか
とか、様々な視点が考えられます。

その視点ごとにいいことを探してます。
沢山見つけられれば見つけるほど、
価値の高い一石となるわけです。

今日は実家で母と2人で夕食を食べる
ことになったので、自らごはんを作る
と言いました。たまには親孝行くらい
したいですものね。でもただ作るだけ
ではなくて、その一食にどのような
こだわりで価値をつけるかということで
より大きな喜びに変えられるのでは?
ということを考えたわけです。

自分の得意な麺料理の中から、
カルボナーラを作ることにしました。
味覚には一応うるさい親なので、
まずいものは作れるわけもなく、
シビアではありますが、いくつかの
こだわりを込めて作りました。

燻製仕立てのベーコンを使ったり、
パスタと同じ滑らかさだけど異なる
触感が面白いエリンギを使ったり、
生クリームの重さをある程度残しつつ
量を増すために濃い豆乳を使ったり、
最後に混ぜる生卵の黄身を2つに
してコクを強めたりとか。
沢山のこだわりを持ち込みました。
母は小食なので少ない量でも、
しっかりとした味わいのものを食べて
もらいたいと思ってその方針に
してみた次第でした。

結果はとても好評でした。
数少ない親孝行の機会をうまく活用する
ことができて、とても良かったです。

でもそういう考えすぎなのは、時として
相手から重たい存在に受け止められて
敬遠されがちになる可能性もあるのかな
なんて考えたりもします。

昔の若い頃の自分だったら、
あれに気づいた?とかお仕着せがましく
相手に聞いたりしてたはずです。
でも今の自分は、自分の工夫に気づいて
もらえないことがあっても良いと
考えられるようになりました。
もちろん気づいてくれるのが嬉しい
ですけど、そこは相手の裁量に任せて
相手の口から気づきの言葉をもらえる
方が嬉しいと思うのです。

好きな人に愛しているという言葉を
繰り返し伝えるよりも、愛されていると
いう事実にふと気づいてもらいたいと
いうのと同じかもしれません。
押し付けがましさは押し殺して、
愛している行動はしっかり盛り込んで、
それはこっそり伝えるくらいにしたいです。

冒頭の一石三鳥というのは、
効率の話だけをしたいのではなく、
あらゆる行動に沢山の意味を持たせる
ということの訓練でもあるのです。
多くの人に喜びをもたらせるのです。

日頃から考えてるといいことあります。
多くの視点で物事を考えることで、
決して悪いことばかりではないことに
気づけるポジティブな思考パターンを
自分の中に作れる効果もあります。

それは落ち込んでいる大切な人を
救える言葉を投げかけてあげることで
心を支えることができるかもしれない。

私は引き続き明るくポジティブな人間を
目指して、私に関わる誰かを救えたら
いいなと思っています。
お互いにいいことをしあう関係だったら
相当に着心地のいい場所を作れるはず。

一石三鳥を考える行動、
心がけてみてはいかがでしょうか?