愛子さまが皇太子になるべき100の理由No.82
イギリスご訪問の全日程を終え、今日帰国の途につく天皇皇后両陛下。
陛下は青春時代をイギリスで過ごし、「何ものにも代えがたい貴重な経験」として、「テムズとともに」という書にその記録を残しています。
アイコニックとしての天皇論
よく、日本の皇室は、日本の象徴
「シンボル:symbol」
と表現されます。
「シンボル」という言葉は、概念や感情、思想などを具体的な形や象徴で表すものを指します。
(中略)
例えば、国旗や紋章、宗教的なイメージ、企業ロゴなどがシンボルとして使われることがあります。
「シンボル」とは?意味や例文や読み方や由来について解説!|コトバスタ (kotobasta.com)
確かにそうなのですが、少し仰々しい気もします。
私は今上陛下や皇室の皆様に対しては、
symbolよりも、
アイコニック:iconic
の方が近いのではないか、と感じています。
アイコニックは「肖像」や「聖像」、「象徴」という意味があり、主に美術や芸術の中で使用されます。まず、1つ目は「肖像」というニュアンスです。
(中略)
実在の人物の姿を絵や彫刻などの美術・芸術品として完成させたものとして解釈されているのです。
そして、もう1つは「伝統形式」というニュアンスです。伝統形式というのは、古くから伝わる慣習やしきたりのことをいい、たとえばお盆にお墓参りに行ったり、節分には豆をまいたりなど、そういった伝統文化のことを意味しています。
「アイコニック」ってどういう意味?英語なの?和製英語なの?さまざまな疑問について徹底解説!| Kimini英会話
2つを合わせて、近代の文化ともいえる「家族愛」や「夫婦愛」「友情」など、我々が望む肖像イメージを、伝統様式にまで高めて存在していただいている、というようなニュアンスです。
シンボルの方がより広い意味になりますので、アイコニックは、それよりももう少し狭いニュアンス、我々の方に近く寄っているイメージです。
しかし、アイコニックな出来事が積み重なって、やがてシンボルになっていくのだと思います。
今回の訪英で、アイコニックなコメントがたくさんありました。
純粋な友情
今回の英国訪問にて、陛下の親友であるキース・ジョージさんはこう仰っています。
「天皇陛下は(大学での)経験が自分の肩書や立場の影響を受けることを望みませんでした。私たちが友達だったのは、純粋な友情があったから、なんです。」
夫婦愛、尊重
陛下はインタビューにおいて、以下のように仰っています。
「今回雅子にとってもこのイギリスは思い出の地ですので、二人で立つことができた、これは本当に大変幸せなことだというふうに思っております。」
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思い出は心のよりどころ
ロンドンの地元紙は今回の訪問について
「両陛下にとって人生で最も自由で、おそらくもっとも幸せだった国への、個人的かつ感情的な巡礼である」
と報じています。
お二人の心のうちを端的に言い表しているのではないでしょうか。
国民と苦楽を共にするということ
両陛下が今回の訪英でとても幸せなお気持ちになっていただいたのは、我々国民にとっても大変幸せに感じる出来事でした。
随所で、友情を大事にする心、夫婦をお互い尊重する心、思い出を大切に拠り所として日常を頑張っていく心、そいういった、誰でも共感できる普遍的な感情を、国民と共有できることこそが、天皇として存在していただいている大きな意味ではないでしょうか。
国民と天皇は一体化しているのだと思います。
陛下が常々仰っている「天皇の務めは国民と苦楽を共にするという事」が、まさに実現されているのでしょうね。
ダンケーは天皇を「偶像:idol」とみている
いい気持ちで終わりたかったのですが(笑)
やっぱりこれだけは言いたい。
我々が、感情的にも一体化してアイコニックとして天皇家を見ているのに対して、
ダンケーは天皇のことを、
偶像:idol
として見ている、ということです。
男系男子こそが天皇の本質であり、それ以外は偽物!
女系になった瞬間、皇統断絶!
男系だから尊い!
ダンケーバンザイ!ダンケーバンザイ!
まさに、偶像(idol)崇拝そのものです。
彼らは、夫婦を思いやる心、友情や思い出を大切にする普遍的な感情、所作ふるまいなどは二の次で、そんなことはどーでも良く、男の血筋さえつながっていれば、あとは何でも構わない、という主張をしているのです。
だから、旧宮家案、といったクソミソな案が出てくるのです。
愛子さまが皇太子になるべき理由 その82
今回の訪英で、国民の大多数は、陛下の幸せは国民の幸せ、であることを実感しただろう。
決しておごらず、品位を保ちながらも華美になりすぎず、夫婦や友情を大切にするという、人間としての理想的なありようを体現していただけるお方をいただく我々は、なんと幸せな事だろうか。
天皇はアイドルであってはならない。
アイコニックな存在であり、やがてシンボリックな存在に昇華されるべき存在なのである。
だから、国民の大多数は愛子さまに天皇になって欲しいと考えているのだ。