こぐまくんと一緒に電車でお出かけした時のこと、こぐまくんが電車の屋根を指差して、「パンツグラフ(正確にはパンタグラフ)が ひもにシューってなってるね」と言っていました。
駅内の線路を指して、「せんろに石 ないねぇ。せんろだけ ある。モノレールはせんろ ちがうけど、これはせんろだけど 石がないねぇ」とも。
よく観察しています。
小耳に挟んだ言葉をすぐに使いだすところが、言葉が劇的に増えていく時期の特徴なんでしょうね。
お出かけ後、ブロックで見てきたパンタグラフと接触している架線の様子を再現して遊ぶと、大喜びしていました。
こぐまくんのパパは、何があっても怒ることがないような優しいパパなのですが、こぐまくんはそれを承知で、「こわいパパ」が出てくるお話を目をくりくりさせて笑いながら始めます。
こぐまくん流のジョークのようです。
「むかーしむかしあること(あるところ)に、こわいママとこわいパパとこわいそっちゃん(こぐまくんのことです)おりまちた。ママとパパねんねよーって。みんなねんねーんってしまちた。そして、パッ!て起きて、ばーばおーちいきました。」
そんなお話をしていた次の日、散歩中に雨が降っているかどうかわからないほどやんわりと降ってきました。すると、ニコニコしながら、
「むかーしむかし あることに やさしいママとやさしいそっちゃんといました。
やさしいあめもきました。やさしいこえでぇ、シーってちました。」と言いました。形容詞を使いたいようです。
こぐまくん作のなぞなぞも面白いです。
「かわが ちゃいろくて、ばばっちバナナじゃなくて、とげとげがちょっとあって、パカッてしたら、ももたろうみたい なあに?」(ライチらしい)
「しえんセンターみたいで ほんがいっぱいあるとこ どーこ?」(図書館らしい)
「ぞうとしまうまがいて、ガタンガタンでんしゃで行くの どーこ?」(動物園らしい)
「皮をむいたら くちゃくて めがいたいーってなるのなあに?」(タマネギらしい)
「木みたいに もくもくしてる おやさいなあに?」(ブロッコリーらしい)
難しくて悩んでしまう問題も増えてきました。