DCT-Z1、AL24プロセッサープラスに満足はしていたんですが、見つけてしまったんです、AL32プロセッサープラスなるものを。もちろん、車載用ではZ1のAL24プロセッサープラスが最高峰ですが、ホームではAL32プロセッサープラスが存在し、さらに、それを使ったヘッドホンアンプがあるんです。しかもこいつは12Vで動くみたいで、車に使えると思い入手しました。ただ、ベースとなるプレイヤーをどうするか。

DCTの安いやつを改造して使うというのもありですが、外部ボリュームにしたくないので、できればユニットに戻して内蔵のボリュームを使いたい。色々基板とにらめっこしたのですが、どうも手持ちのDCT-900やDCT-A100の基板は電子ボリュームのせ

いか、回路がよくわからず断念。アナログボリュームのアゼストDRX-9255系を使うことにしました。

まずはいつも通りメカをメンテナンスし、光学ピックアップを改造して搭載します。

DRX-9255系はもともとメカの基板からデジタル出力が出ているので、それを付け替えて同軸端子を増設してつなぎます。

トーンコントロールバイパスやオートラウドネスのカットは、先人の知恵を拝借しましたが、トーンコントロール基板を外すと見てくれが悪いので、トーンコントロール基板側でつないで、電源パターンをカットしました。

問題はどうアナログ出力を戻すかですが、どうもリレーでチューナーと切り替えている部分があって、そこに入れられそうなので改造しました。

電解コンデンサーの片側を浮かせてそこにつなぐ感じです。

ついでに、チェンジャーを使うことはないので、DINコード部分を改造してAUX専用にしました。

これらを筐体に収めてやります。時間があったらボリューム基板の素子をグレードアップしてみようかな。

DENONのヘッドホンアンプはDA-310USBというもので、色々なデジタル入力が可能です。USBもあるのでウォークマンや携帯もつなげますね。とりあえずいつものヘッドホンアンプをDRX9255につないで音出ししましたが、問題なく鳴りました。さすがにAL24プロセッサープラスより上手だと感じました。問題はこれをどうやってKP61に載せるかなんですけどね。