DRX9255の光学ピックアップは、KSS-313Cというものが使われています。DENONの古い機種(DCT-1000やDCT-2000、最近見てないですが、A1やZ1もそうかも)は、古い末尾Aが使われている場合が多いです。313は、エラストマー成型ヒンジを使っているのですが、フォーカス方向に動かすヒンジ間をつないでいる部分が温度によって変化しやすく、対物レンズの位置がずれてしまいます。さすがに車載の温度条件だと厳しいので、Cはこの部分に金属をインサートして伸縮を抑制しています。なので、Aが載っているものは極力Cに変えたいのですが、最近いつも買っているCDパーツマンさんの在庫がないことが多く海外に頼ったんですが、前に書いたように、2個買って1個はシールだけ貼り換えた偽物が届き、すぐに返品しました。
海外には怖くて頼れないなーという感じで、安いADDZESTを見つけて引っこ抜くことにしました。世代的にDRX5475とか5375なんですが、DRXは余り出品が無くて、あっても高い。なので、同世代のDRBに絞りました。ヤフオクで2台ほど安く購入できたので、早速分解。
FFCは直だしなんで切って外しました。予想通りKSS-313Cが載っていましたし、メカも見る限り流用できそうです。基板も行けそうなんですが、FFC載せ替える手間を考えて、手持ちでストックしていたDRX9255の基板を使いました。
1台の物は動作確認済みらしいのですが、対物レンズに結構な傷が入っていたのでパス、もう1台もCD-Rかからず、CDも途中でかからなくなるというものでした。
対物レンズの表面を見ると、かなり汚れて黄色っぽくなっている感じでした。
クリーニング後は下の写真になります。
まあ、写真だとわかりにくいので参考までに。
さて、いつも追加工しているサスペンションに関し、ちょっと詳しく。
エラストマー成型ヒンジは方向規制ができていいのですが、写真のように、自由位置が可動部の自重でだんだんと下がっていってしまうという弱点があります。それだけでかからなくなったりはしないのですが、下がっている分、焦点を合わせるのに余計に動かす必要が出てきます。また、下がっていることにより、焦点に保持する電圧が余計にいるため、振動で振られたときに外れやすくなる可能性があります。
これを改善する目的の物がサスペンションの追加になります。可動部分を焦点の合う位置の近くに持っていくものなんですが、試行錯誤しながら、2㎜の綿棒を突っ込んで浮かせた状態でサスペンションを固定すれば、外した時にいい位置に競うということがわかりました。
次にサスペンションの加工ですが、リン青銅の0.2㎜のワイヤーを使います。取り付けた後の沈み込み等を考えて決めました。
ワイヤーを適当な長さに切ったあとコの字に曲げます。大体7.5㎜くらいでコの字にします。曲げなおしは効かない(折れる)ので、多少開いていてもピックアップの部分にはまれば良しとします。あまり開いていると飛び出してきてしまいます。
位置が決まったらハイスーパータフで固定します。非常に狭い部分ですし、ヒンジも近いので慎重に、何回かに分けて塗ります。
ハイスーパータフが乾いたら、上から緩衝用のセメダインXを塗ります。
接着剤が乾く間にカバーのサスペンション位置をカットします。
接着剤が乾いて綿棒の柄を外すと、可動部はこんな位置になります。
カバーを付けて完成です。
手持ちのユニットに仮に組んで動作させてみましたが、CD-Rも特に問題なく外周まで再生します。ここは対物レンズの汚れが大きいと思います。
こんな感じで使えるんですが、DRBもそんなに多く出品されておらず、値段の安いもの(今回¥1000しなかった。送料込み¥2000くらい)もあまりなくなったので、気長に待つことにします。今後もいじくると思うので、あと何個か入手しときたいですね。













