メカの使えない、音のおかしいDCT-A100が残っていたので何とかならないかやってみました。

丁度きれいっぽいDCT-A1000が出ていたので購入してみました。構造によってはDAC基板やサブ基板載せ替えでできるかなと思ったのですが、コネクターや基板だけでなく、チップも一部載ってないことがあり、軌道修正してA1000の筐体にA100を組むことにしました。銅メッキシャーシではないですが、もとのA100の筐体が腐っていたのでこっちにしました。

まず、A100の方の音がおかしいので、その修理を行いました。音がはっきり聞こえず、エコーがかかったような感じでした。

どうも、DENONの回路的に、アースにショート抵抗の入っている部分があるようで、ここが飛んでいましたので、PCの廃基板から移植しました。

次に、メカ部分の流用ですが、A1000とA100では、A100がデジタル出力をメイン基板に送っているため、FFCが1本追加されています。

ただ、この基板だけなので、載せ替えてやればA100用になります。

あと、これはSANYOピックアップのメカによくあるんですが、

ローディングモータープーリとギヤプーリの間のゴムベルトが伸びていて空回りしやすくなっていました。サイズは直径20㎜弱くらいで、22㎜だと大きいかなと思います。角断面で1.5㎜程度だと思いますが、なかなかなくて、Amazonでセット売りのものを買って、その中から1本とれるかどうかという感じでした。SONYピックアップのメカではあまり見ないのですが、SANYOピックアップのメカは、これ以外にも送りスクリューの固着やギヤの欠けが見られやすく、メカの負荷が多いように個人的には感じます。

こんな感じで組み上げていき、A1000の外観のA100は完成です。違いは銅メッキシャーシでないこと、フロントフェイスがA1000なので、ボタンにAUXの表記がないことです。AUX入力コード、CAXIAL入力端子も移設しました。A1000はもともとバックパネルに取り付く穴があって、銀テープで塞いでいるだけでしたので簡単でした。

しばらくはデジタル入力の検証用にとっておこうかなと思います。