はい、その３。
その１、その２では、Google Playストアをインストールし、adbを使ってランチャーを変更した。
今日やること
- adbでよく使うコマンド４つを覚える
- AmazonアプリストアとSilkブラウザとMapをdisableにする
あんまり沢山のアプリやサービスを同時にdisableにすると、不具合が出た時に何が駄目だったのか分からなくなるので少しずつやっていく。
対象の端末:Amazon Fire HD 8 Plus
鳥目鳥夫のmy Pick
adbでよく使うコマンド４つ
まあ実際よく使うのは３つだけど、一つ足して以下の４つ。
- $ adb devices
- $ adb shell pm disable-user <package名>
- $ adb shell pm enable <package名>
- $ adb shell pm list packages [-eds]
「adb shell pm disable-user <package名>」はパッケージをdisableにするコマンド。「パッケージ」というのは「com.amazon.firelauncher」とかのこと。
「adb shell pm enable <package名>」はパッケージをenableに戻すコマンド。
「adb shell pm list packages」はインストールされているパッケージのリストを表示するコマンド。このコマンドにはオプションをつけられる。「-e」はenableの、「-d」はdisableの、「-s」はシステムの、各パッケージのリストを表示する。例えばenableのパッケージのリストを表示させたいなら「adb shell pm list packages -e」と書く。
以上がよく使うコマンドだ。ちなみにこれら以外はまだ使ったことが無い。
Amazonアプリストア、Silkブラウザ、Mapをdisableにする
では使わないパッケージをdisableにしていこう。
Amazonアプリストアははっきり言って邪魔。Google PlayストアのリンクをインターセプトしてAmazonアプリストアで開かせようとしてくるのだ。これはもう邪魔以外の何者でもない。さっさとdisableにしてしまおう。
$ adb shell pm disable-user com.amazon.venezia
これでAmazonアプリストアがdisableになる。
次はSilkブラウザとMap関連のパッケージだが、複数あるのでバッチファイルやシェルスクリプトにして実行するのがおすすめ。ちなみにSilkブラウザは使い勝手は悪くないのだが、Braveブラウザを使うのでやはりいらない。Mapは確か日本では使えないということなのでdisableにする。
#Silk browser
adb shell pm disable-user com.amazon.cloud9
adb shell pm disable-user com.amazon.cloud9.kids
adb shell pm disable-user com.amazon.cloud9.contentservice
adb shell pm disable-user com.amazon.cloud9.systembrowserprovider
#Amazon Maps
adb shell pm disable-user com.amazon.geo.mapsv2.services
adb shell pm disable-user com.amazon.geo.mapsv2
adb shell pm disable-user com.amazon.geo.client.maps
adb shell pm disable-user com.amazon.geo.mapsv3.services
adb shell pm disable-user com.amazon.geo.mapsv3.resources
adb shell pm disable-user com.amazon.geo.kms.client
上記コマンドをそのままシェルスクリプトとしてファイルに保存すれば実行できるはず。もちろん一行づつコマンドプロンプトで実行してもいい。
今回はここまで。まあこれだけなら不具合は出ないはず。今後もゆっくりとだがどんどんdisableにしていく。
ではまた。