女海賊【メアリー・リード(Mary Read)】
美男の伊達男ジャック・ラカム船長とその恋人女海賊アン・ボニーと共に、海賊船に乗っていた、もう
一人の女海賊メアリー・リードにも、長い長いストーリーがある。彼女は最後まで、自分の恋人である水
夫をかばって、お産の時に、獄中で熱病の為亡くなったが、メアリーの評判は、アン・ボニーより多少マ
シである。
メアリー・リードはイギリスで貧しい母親のもとに生まれた、父親である水夫が早くに亡くなった為、
家はお金が亡くなり、兄も亡くなったので、かわりに男の子として、祖母に養育費を貰ってくらしてい
た。
家が貧乏なので、家計を助ける為、その頃女性にはロクな仕事が無かった為、男の振りをして、軍隊で
勤務した。メアリーは、腕っ節が強く、良い兵隊だったが、やはり女性なので長く続かなかった。
知り合った兵士と恋人になり、結婚後しばらく幸せに暮らしたが、死別したので、仕事を求め、今度は
男の格好で海軍にはいり、カリブ海へやって来た。
(そんなバカなと思うでしょうが、これがイギリス海賊史記載の彼女の履歴です、はは)
カリブ海で商船船員として、働いているところ、海賊ジャック・ラカムの船に拿捕され、仲間にされて
しまう。自分が美青年だと気を寄せるアン・ボニーに,女である事を打ち明け、二人は仲良くなり、良い
コンビになった。
メアリーには、恋人が出来、健気な彼女はいつもその水夫をかばって戦った。ある時は、恋人の美青年
の為、仲間の男と決闘をして一刀両断にしたこともあった。
メアリーについては、おしとやかで慎ましい女性と、デフォー先生も言ってますが、彼女はその本が書
かれる4年も前に亡くなっていたので、真実は解りません。
アン・ボニーより、やさしいそうな人柄風に伝わっている。ただ軍隊で鍛えてようで、腕っ節は男以上
にすごかったらしい。
「縛り首なんて、なんとも怖くないよ・・」という捨てセリフの為、刑期が延びたようですよ。
にわかに信じられないメアリーの経歴は、どうなのでしょうか?まさか、ベルサイユのバラのオスカル
のように、本当に男の格好で見破られず、働けたのでしょうか?それともデフォー(ダニエル・デフォー
先生)の冒険的フィクションでしょうか?今となっては誰にも解りません。
只、メアリー・リードのお墓は、キングストンにあるらしく、写真も載っていました。
女海賊は彼女だけでなく、他の地域、他の時代にもいたらしいです。
是非、ジェリー・ブラッカイマーさんに、このジャック・ラカムと2人の女海賊の話も、映画化して欲
しいですねえ。もうドラマになってるし・・