長閑な農耕地。5月の昼下がり…1羽のキジの雄が草むらから現われました。
これから起こる彼の激しい戦いを…我々はこの時、知るよしもありませんでした…
それは彼自身も!?
(2024.5.4 千葉県南部)
この日…友人とツバメチドリを探しに、いつもの農耕地を歩いていました。
するとこの雄のキジが現われ…
縄張り宣言の声を上げたのです。
う~ん後ろ向きじゃ~ん!…前向いてよ~、、、などと思っていますと…
突然、道を挟んで右側の畑から、もう1羽の雄のキジが現われたのです!
ムム…これはもしや、もしや、テリトリー争い勃発か?
するとこの雄、最初に現われた雄に向かって一直線に駆け出しました!
マジか!?
まさかこんなにストレートに、しかも全く躊躇無くアタックするとは思わなかったので、ビックリ!
この勢いに圧(お)されてか、最初に現れた雄はそそくさと草むらの中へ。それでも、なおも追うこの雄!う~ん強気。
そして再び現れた雄のキジ。きっと追っていた方の雄なのでしょう。
激しく羽ばたき…
勝利の雄叫び~!ケン!ケーン!ケーン!
しか~し!しかし、実は追われたと思ったもう1羽の雄(多分)でしたが、な、なんと、なんと!再びそこへ姿を現したので~あります!おお~
しばし睨み合う2羽。そしてついに!
激突!
そりゃ~~~!!
激突!
尾羽を上げて威嚇~!からの~
再び!激突!
激突!
激~…
…突~!!
いや~激しいですね。
な~んて実は、これは激しく争うシーンを先に並べただけでして
ホントは途中、途中に…
こんな並んじゃって歩いたり、、、
一休み?
みたいなシーンもありました仲良しかよ!?
争いもぶつかり合うだけでなく、このように尾羽を広げて、自分を大きく見せ牽制したり…
延々と睨み合うだけの時もありました。(ず~っとガンの飛ばし合い)
キジ科の鳥の雄には、足の後ろ側に蹴爪といわれる角質の突起があり、これで相手を攻撃します。当然これは危険な代物ですから戦いには集中力が不可欠。ですから取っ組み合いの合間、合間にこのような行動をとるのでしょうね。
キジは雄で全長80センチ程、雌は46センチ程のキジ科キジ属の野鳥。日本の固有種にして、日本の国鳥でもあります。う~ん立派な容姿ですからね。国鳥に指定されたのでしょう。しかしその反面狩猟鳥でもあり、なんとも言えぬ立場の鳥なのであります。(国鳥が狩猟鳥というのもね~)
本州、四国、九州に生息。かつては日本国内でも幾つかの亜種に分化していましたが、狩猟鳥であるが故、各地で放鳥がおこなわれ、各地の亜種も消滅したそうです。(ウムム💧)ちなみに、北海道と対馬には移入種の別種コウライキジが生息しています。
雄は写真のように美しく派手目ですが、雌は褐色で地味な色合いで尾羽も短く目立ちません。子育ては雌のみでおこう為、このように地味な色合いの方が外敵対策に都合が良いのです。
雄は農耕地や草地など開けた環境にテリトリーをかまえ、複数の雌がこのテリトリー内に住み子育てをします。餌である草の実や昆虫が多い場所の方が、より多くの雌が呼び込める為、雄は必死にテリトリー争いをするのです。
外敵の猛禽類に襲われたキジを時に目にしますが、大抵は雄のような気がします。派手な見た目で目立つ為、狙われやすいのかもしれません。
美しいキジの雄は常に外敵に狙われつつ、ライバルと戦わねばならぬ宿命にあるようです。う~ん男は辛い💧
ということで今回は身近な日本の固有種キジの、激しいテリトリー争いの様子をご覧いただきました。
最後までご覧いただき本日もありがとうございました。
では皆様~
また次回お会いしましょう!それでは👋またで…ん?
あら?
何ぞ忘れてる?
ん? あれ? 何だったっけか?
あっ! そうだ!
ツバメチドリさ~ん!!!(…は、結局今回見られませんでした~)
ということで、改めまして
皆様また次回お会いしましょう!
では、では、👋またでーす