翼をひろげ伸びをするタゲリ。それにしても、大きな翼ですよね~。
(2023.12.16 千葉県中央部)
背筋を伸ばし品の良いお姿。美しいですよね。清楚な感じさえ受けます。
姿勢の悪い私としては、この姿勢の良さは羨ましいかぎりです。
(2023.12.5 千葉県中央部)
冬枯れの田んぼを歩いては、昆虫などの小さな生き物を捕らえます。
彼等は歩きながらしきりに脚を小刻みに動かし、足踏みをします。そうやって虫やミミズなどを地面や地中から追い出し捕らえます。
(2023.12.5 千葉県中央部)
おっ!いたぞ。
そりゃっ!
捕まえられたかな?
(2023.12.5 千葉県中央部)
飛び立つ群れ。
この群れは、耕運機の後をついていました。タゲリはよく動く耕運機の周りに集まります。耕された土から出て来る小動物を狙うようです。
(2021.12.26 千葉県北部)
飛翔するタゲリ。体の割には幅広い翼で、フワリ、フワリと飛びます。ちなみに鳴き声は「ミュー」といった可愛らしい声。
飛び方も声も特徴的なタゲリ。
(2023.12.5 千葉県中央部)
羽繕いに余念がないご様子。美しい容姿には、丹念なお手入れがかかせない?
(2023.12.16 千葉県中央部)
タゲリは全長31センチ程のチドリ科の鳥です。チドリの仲間としてはやや大柄。そして、日本で確認されているチドリ中で最も美しい姿をしています。
ピン!と立った頭の長い冠羽(かんう)。翼の表は紫色の入ったメタリックな緑色、そして裏は白黒のツートンカラー。さらにお尻はオレンジがかった褐色。こんなチドリは他にはいません。
彼等はユーラシア大陸に広く分布し、日本では越冬の為に渡って来る言わば冬鳥です。(日本での繁殖例は有り。)湿地や河川などでも見られますが、一般的には田んぼの野鳥です。(まあ、和名もそのままズバリ「田鳧」ですからね。)冬の田んぼは開けており、土もむき出しですから餌をとりやすいのかもしれません。ホント、田んぼと縁のある野鳥なんですよね~。まあ、そう考えると、もっと一般的にも、日本人に馴染み深い野鳥になってもいいんじゃないかな~なんて個人的には思います。ちなみに餌は小さな昆虫やミミズ、甲殻類などで、群れで移動しながらこれらの餌を探します。(時折1羽でも見られますが、そんな個体はちょっと寂しそうです。)
一般的にはさほど知名度のある鳥ではありませんが、バーダーや野鳥カメラマンにとっては別。人気の野鳥の一つです。
「タゲリ見たいんですが、今日はいますか?」「私も探してますが見つかりませんね~。」なんて会話を毎年よくしてます。
綺麗で可愛いタゲリは、とっても人気者なんです
今シーズンはなかなかタゲリポイントが見つからず苦労しましたが、なんと3日間連続で探している人もいました。タゲリの人気がうかがえます。
こんな美しい野鳥が、冬の田んぼといった長閑な場所にいるというミスマッチがまた際だって良いのかもしれませんね。
近くまで来てくれた個体。まるで絵に描いたような、愛嬌のあるお顔ですね。
(2023.12.5 千葉県中央部)
翼伸び~伸び~…からの
はいっ!ばんざ~い
タゲリさんのストレッチでした。
この日は数十羽が田んぼにたたずみ、休息していました。
(2023.12.16 千葉県中央部)
春の渡去前の雄のタゲリは、顔から胸にかけての黒い部分が更に濃く、そして太くなると言います。
そんな姿はまだ見たことがなく、是非機会があれば見てみたいものです。
タゲリとのそんな出会いを期待しつつ…
では皆様…
👋またでーす!