オシドリの雌雄。向かって右が雌。左が雄。

 

(2023.4.11 北海道)

 

 

 

 

今回はオシドリで~すチュー

 

いきなり北海道で撮影した写真ですみません。なかなか千葉県内では近くで撮影出来なくて…笑い泣き どうぞご了承のほどを…。

(今年の4月に行った北海道旅行の際に撮影したものです。)

 

 

オシドリは全長47センチ程のカモの仲間。極東アジアに分布し、日本では、ほぼ全国に生息しています。千葉県内でも一年中生息しています。主に秋冬に山間部のダム湖や池などで見られますが、夏場は山林内で繁殖する為、見かける機会は少なくなります。

 

餌は水生植物や昆虫などですが、主食はドングリ。この為、カシやナラなどの樹木が生える水辺を好むようです。繁殖も樹木に依存し、雌は初夏の頃、樹上の洞に巣を作り10個前後の卵を産卵します。1ヶ月ほどの抱卵期間を経て孵化した雛たちは、なんとすぐに巣のある洞から地上へ飛び降り、母鳥に連れられ水辺まで移動します。通常、オシドリが営巣する洞の高さは10メートル以上あると言われ、そこから飛び降りる小さな雛たちの行動は、習性とはいえ驚くべきもがあります。

 

 

 

 

山間のダム湖に群れる。

千葉県南部のオシドリの警戒心は他のカモ類よりずば抜けて強い。

かなり距離をとらないと、あっという間に影に姿を隠してしまいます。

 

(2021.12.18 千葉県南部)

 

 

美しい雄の姿。

オシドリの雄は秋から春の繁殖期に美しい生殖羽となります。そうして雌の気を引くのです。

オシドリ雄の生殖羽で、特に目を引くのが背中の両側に突き出た橙色の大きな羽。これはオシドリ特有のもので、銀杏(いちょう)羽と呼ばれており、翼の付け根にある羽の一部(三列風切の一枚)が大きくなったものです。

 

(2021.12.18 千葉県南部)

 

 

彼女~待ってよ~。

雌を追いかける雄たち。

 

(2021.12.18 千葉県南部)

 

 

頭部の羽毛を広げて雌にアピールする雄たち。

それとも相手の雄を威嚇してるのかも。

 

(2018.12.18 千葉県南部)

 

 

 

 

こちらは公園のオシドリ。

都市公園などの池に来るオシドリたちは、やや人慣れしており見やすい感じ。県南の山間部の様子とは違いますね~。

 

(2023.11.4 千葉県北部)

 

 

 

どわわ~!

群れちゃってますねびっくり

 

しかし慣れているとはいえ、昔は見られたけど今はいない公園もあるようです。

つまりオシドリは基本的には警戒心の強い野鳥ということなのでしょう。僅かな環境変化にも敏感なのかもしれません。

 

ですので皆様、オシドリを観察する時は、例え人慣れした場所だとしても、彼等を驚かさぬよう十分注意していただくようお願い致します。(まあ、私自身も含めてですが…。)チュー

 

(2023.11.4 千葉県北部)

 

 

仲睦まじいオシドリの雌雄。カップルかな?

 

(2023.11.4 千葉県北部)

 

 

 

オシドリは漢字では「鴛鴦」となります。「鴛」は雄を指し、「鴦」は雌を指すそうです。この言葉がくっついて「鴛鴦」となるわけで、つまりは仲睦まじいオシドリの雌雄を表現している。ということです。

オシドリのつがいはずっと一緒に泳いでますからこのような漢字表記の和名になったんでしょうね。

 

昔からオシドリの雌雄の仲の良さから、人間の仲の良い夫婦も「鴛鴦夫婦」と言うのは、多くの人の知るところでもあります。ニコニコ

 

ですが…実際のオシドリは雌雄が一生添い遂げるかというと、そうではありません。毎年つがい相手は違う個体になるそうです。

こんな話をすると、「オシドリには情が無い。」とか「見かけによらず薄情だ。」などと仰る方もいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。

 

確かに野鳥の中にはワシの仲間やアホウドリ類など、一生つがい相手を変えない者たちもいます。ですが…

つがい相手を変える、変えないというのはそれぞれの生存戦略の違いなのです。つまり、つがい相手を毎シーズン変えればそれだけ様々な遺伝子を持つ子孫が生まれ、種として環境変化に堪えられるようになります。また、逆につがい相手を変えなければ、毎シーズン容易に自分の子孫を残すことができ、確実に命を継ぎの世代に繋げることができます。

 

決してオシドリたちが薄情なわけではないのです。

 

憩うオシドリたち。

 

(2023.11.4 千葉県北部)

 

 

 

今年、北海道に行った時に地元の方に伺った話ですが、タンチョウ(一般的に言うところの丹頂鶴)はずっと、つがい相手を変えず、相方が死んでしまうと一生独身を貫き通すと言われているそうです。

 

でも、ちょっと思うんですよね~。

 

まあ、これは人間の話になっちゃうんですが…

 

このタンチョウのように一生添い遂げる。相手が亡くなってもずっと相手のことを思い続ける。って言うのは、確かに大きな愛です。掛け値無く素晴らしいことだと思います。

 

対して、オシドリのように何度も違う相手と一緒になるっていうのは、一見すると優柔不断にとられてしまいます。でも必ずしもそうじゃあないと思うんですよ。(まあ確かに人間の場合は、毎年、毎年はちょっと…ですが笑)

 

その時、その時に熱い想いで相手を愛せれば、愛したならそれでいいんじゃないですかね。

 

オシドリたちもその年、その年を全力で生きてる、そして相方を愛してる…のではないのでしょうか。

オシドリの「鴛鴦夫婦」は偽ではなく「真の鴛鴦(オシドリ)夫婦」なんです!断言します!

 

あれ?鳥の話に戻っちゃいましたね笑い泣き

 

何をオッサンが、また愛など語ってしまったんでしょうかね~すみませんね~笑い泣き

 

なんだか収集つかなくなり、恥ずかしくもなってしまったので

 

ではそろそろ皆様

 

👋またでーす。御清聴ありがとうございました。笑い泣き