海岸部から都会への進出、雄の美しい容姿そし

て美声の囀り、と最近なにかと話題の鳥イソヒ

ヨドリ。

 

ですが、それは、彼等の魅力のほんの一部にし

か過ぎません。そこで今回は、彼等のあまり知

られていない生態をご紹介したいと思います。

 

しかし今回だけではその全てをご紹介するのは

とても無理。なので、そのうちの一つ「砂熱浴」

(読み方は「すなねつよく」でいいと思います

が間違えてたら御免なさい。)についてご紹介

しますね。

 

雄。雄は頭部から背中にかけて青。そして腹部

は赤色といった美しい姿です。

全長25センチ

(2011・3・27  千葉県南部)

 

 

雌。雌は全体的に褐色ですが、少し青みがかか

ります。

(2014.5.18  千葉県南部)

 

 

イソヒヨドリの「砂熱浴」とは、文字通り砂の

熱を利用した彼等流のお風呂みたいなことで、

主に初夏から夏の晴れた日差しの強い日に、熱

くなった砂の上に翼を広げて伏せる、といった

行動です。

 

おそらくダニなどの寄生虫対策だと思われ、あ

る観察者の方によると、長くて30秒近くずっ

と伏せの状態でいたそうです。

 

30秒と聞くとかなり短い入浴時間のようです

が、野生動物が無防備でいる時間と考えると、

なかなかの長時間です。上からは太陽光、そし

て下には熱い砂のダブル攻撃で、寄生虫を撃退

してるんでしょうね。

 

ただ、体を伏せる場所は砂以外でもよいようで

私自身の観察では、アスファルトの舗装道路や

建物の屋根のスレート瓦で確認されています。

友人から、車のボンネットでやっている雄の写

真を見せてもらったこともあり、どうも熱くな

る素材なら、あまり砂にはこだわらないようで

す。

 

個人的には砂で行うところをぜひ、見てみたい

のですが…。

 

では、先日確認したイソヒヨドリ雄の「砂熱浴」

ならぬ、「スレート瓦熱浴」の様子をご覧くだ

さい。ニヤリ

(2023.5.24  千葉県南部)

 

そろそろ、温まったか?どれ!

えー

 

ん~、熱つつ…

 

熱い!

けど気持ち良い。これくらいが丁度いい温度だ

なあ。照れ

 

では、と…

本格的に…

いきますかね~

ゾワワワ~

 

ババっと!

これぞ、イソヒヨ流完璧熱浴(パーフェクトね

つあび)フォームだぜーい!!

爆  笑

 

お顔の側面も

両面焼き~!

 

あ~💦

でももうダメ

のぼせた~タラー

早よ出ましょ。

 

 

お次は、以前確認した、雌の「アスファルト熱

浴」です。爆  笑

(2014.5.18  千葉県南部)

さあて、と

そろそろ、お風呂にしましょ❤

 

ゾワワワ~っと

 

ペタリ~んこ飛び出すハート

これぞ、イソヒヨ流完璧熱浴びフォーム~!!

ですわよ笑

 

あら?

見てたの?

いやーねー飛び出すハート

 

 

このような行動はトビなどでも見たことがあり

イソヒヨドリの専売特許、ではないようですが

背中の羽毛を逆立てる姿は、イソヒヨさんたち

独特のものでしょう。

 

イソヒヨドリの生態についても、また、ちょく

ちょくと、ご紹介出来ればです。

 

では、またでーす爆  笑