遠くの磯にクロサギが3羽いました。どうやら今年生まれの幼鳥たちのようです。

1羽は岩の上で休んでいます。すると1羽のアオサギがじっと、その幼鳥を睨んでいます。アオサギの方もまだ若い個体のようです。さて、どうなるか…?えー

 

(2024.7.3 千葉県南部)

 

 

あっ!アオサギが幼鳥に向かって来ます!

やはり、そうなるか~びっくり

 

 

あわわわ💧ガーン

 

 

ヒエ~!!!💧💧ガーンガーン

すんごいお口~!

怖い~えーんえーん

 

 

この後、クロサギのお子様は、可哀想に岩の下に追いやられてしまいました。

ヒ~ンえーんえーん何も悪いことしてないのに~酷い~!!!

 

でも仕方ないのです。おそらくこれは餌場を巡る争い。このアオサギもまだ幼鳥。まだまだ狩りも上手とはいえないはず。クロサギを威嚇しなければ彼らに簡単に餌場を独占され、飢えることにもなりかねません。

 

しかしこの若きアオサギは、やはり経験不足でした。

 

 

アオサギ(写真一番右)の周りに、クロサギの子供たちが集まり始めたのです。

 

 

どんどん近づく幼鳥たち。

 

 

 

岩の隙間に追い詰めるように、威圧します。

なかなか攻めますね~。

 

ついに3羽になってアオサギを取り囲みます。

この後どうなったかは分かりませんが、どうやらクロサギたちの勝利のようですね。

 

クロサギはこのように体の大きなアオサギや猛禽類に対して、時に数で威圧する場合があります。

 

一度、数羽のクロサギ一家がミサゴを圧倒し、追い払ったのを見たことがあります。

 

特にコアジサシのように立ち向かって行ったりはせず、わらわらとただ集まるだけですが、意外とこれが効果があるらしく相手はひるんでしまいます。

 

とはいえ、流石に巣に近づいたハヤブサに対しては、つがい2羽で立ち向って追払っていました。まあ、場合によっては実力行使ということもあります。(そりゃそうか。)

 

 

さて、また別の日のこと。

磯にクロサギの幼鳥とハシボソガラス親子がいました。

 

ここのクロサギのお子様は、ハシボソガラスが気になって仕方ないご様子。

 

(2024.7.13 千葉県南部)

 

 

漂着した竹で遊ぶハシボソガラスの幼鳥たち。

う~んなんだか、イライラしてきたクロサギ幼鳥。ムキー

「こいつら目障りだな~。カラスってそういえばお父ちゃんやお母ちゃんは、簡単に追っ払ってたぞ。よし!」

 

 

「いっちょやってみるか!それッ!」

 

「こいつめ~!!!」

 

「あれれれ?ガーンなんかうまくいかないよ~えーん

 

 

いつの間にかハシボソガラスの幼鳥たちに取り囲まれたクロサギの幼鳥。

ちょっと焦っています。

 

 

 

それでもまだカラスたちを威嚇しますが…

 

最後は逆にハシボソガラスのお子様たちに、追払われてしまいました。

可哀想なクロサギのお子様~えーんえーん(クロサギは向かって右側)そそくさとその場を離れます。

さっきとは逆パターンですね。

 

 

ちなみにハシボソガラスの親鳥(真ん中)は、この様子を静観していました。手出し無し!

 

どうやらこの争い…ハシボソガラス流の教育の一つだったようです。わざと経験させていたのかもしれません。これには関心しましたね~。

 

 

若きクロサギ、アオサギ、ハシボソガラスたち。このように多くの経験を積んで、共に海岸で生きる鳥たちとの付き合い方を覚えていくのでしょう。

 

野鳥が他種の鳥と対峙した場合、逃げるべき相手か、追い払うべき相手か、はたまた無視してよい相手か…瞬時に見極めねばなりません。(時には餌となるべき相手か…恐~ガーン

 

逃げなければ襲われてしまいますが、やたらに恐れていても生活はできません。追い払わなければ食べ物を取られてしまうかもしれませんが、無駄に追い払ってエネルギーを使うのも問題です。相手が同じ種類でも成鳥と幼鳥では対応も違ってくるかもしれません。数でも違いが出てきます。

 

幼鳥たちはそれら全てを憶えていき、他の生き物たちと共に野生で生活していきます。

 

もしかしたら野鳥たちの世界は、我々人間が思っている以上に他種同士、同種同士でかなり複雑な社会を構成しているのかもしれません。

 

鳥を侮るなかれ!です!チューチューチュー

 

 

ということで今回はこの辺で失礼いたします。

 

 

クロサギに関しましては、詳しくはこちらをご覧下さい。爆  笑

 

 

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では皆様、次回またお会いしましょう。爆  笑

 

それでは、👋またでーす!笑い泣き笑い泣き笑い泣き