エアコンの室外機に付けるルーバーを作ってみました。

左:ダイ・ハードの悪役ハンス・グルーバー  右:Panasonic室外機用ルーバー

 

「ルーバー」とは羽板状の部材を平行に複数枚ならべた物の総称ですが、エアコン用の室外機に取り付けるルーバーは排気される風の向きを調整するため「風向調整板」などとも呼ばれています。

 

 

ルーバーはこんな場所で使います。狭い土地に目一杯の大きさで家を建てると狭い通路に無理やりエアコンの室外機を設置することになるのですが、これでは室外機から排気される暖かい空気が周りに溜まってしまいます。そうなるとエアコンは暖かい空気で室内を冷やさなくてはならず余分な電気を使ってしまうのですが、ルーバーで上手く排気の向きを変えてやればそれが防げるという訳です・・・とか言いながら10年以上ほったらかしてました(汗)

 

 

パナソニックのルーバーはネットで調べると10.800~15.800円もするらしいので自分で作ってみました。材料のプラスチック段ボール(プラダン)はコーナンで1.000円くらい、まあこのぐらいなら失敗しても悔いはないでしょう。

 

 

作ってみて分かったのですがパナソニックを真似て板を並べるだけでは隙間から空気が逃げてしまい上手く風向きが変わりません。また枚数が多すぎても抵抗が増えてしまうようなので一枚減らしました。何度か作り直しましたが工夫するのもDIYの醍醐味、でもプラダンは透明のじゃない方が見た目カッコ良かったかもしれません。

 

 

試行錯誤の末になんとか完成、ちゃんと上方に風が流れるようになりました。手をかざして比べても室外機の周囲よりも排気される空気の方がはっきり温度が高いのが分かります。電気使用量も去年の同じ時期と比べて1割ほど少なくなっていました(電気代が上がってるのでその分でチャラですけど)。

 

まだ長期的には使っていませんので故障の原因になる可能性もありますが、私みたいにセコい家にお住まいの方は一度試してみては如何でしょうか(笑) 

 

 

以上、エアコン室外機用ルーバー製作の様子をお伝えしました。