レガシィ―ツーリングワゴンのマフラーを交換してみました。
ガソリンや軽油で走ってる車の定番カスタムといえばマフラー交換、マフラーカッターで出口だけを大きくするよりも見た目の雰囲気が良く、排気音も変わるので車好きとしては一度はやってみたいチューニングです。
左:Class KR 右:ノーマル
交換したのは柿本改の Class KR という商品です。初めてマフラー交換する人や「○○に怒られる」みたいな人にお勧めな比較的静かなスポーツマフラーで、古くなった純正マフラーを換える時に「どうせなら」みたいな人(私です)が買ったりもします。
交換はボルトやフランジの錆びに苦労しながらの作業で2時間ぐらい掛かってしまいました。取り付けが済んだら排気漏れがないことを確認してから性能もチェックします。排気音の計測は車検時の計測方法に従い排気口から45℃の角度で50cm離れて行いました。
左;ノーマルマフラー 右:柿本改 Class KR
Class KRの出口径は115mm、ノーマルの54mmと比べると格段に大きくなってチタン焼けをイメージした青いコーティングも施されているので見栄えは格段に上がります。でもよく見るとパイプが重ねられ奥で絞ってあったり配管の取り回しや内部も似たような構造なので数字で想像するよりも見た目の変化はありませんでした。
アイドリング音:59.7㏈(ノーマル)⇒ 65.4㏈(Class KR)
近接排気音:69.1㏈(ノーマル)⇒ 91.6㏈(Class KR)
排気音は上記のとおりで音圧はノーマルに対して一回りくらい大きくなっていますが、規制値の上限( 96㏈)に対してはまだまだ余裕があります。ちなみに街で見かけるヤン車や爆音バイクはこんなレベルじゃありませんので一緒にしないで下さいね。
ただ車内で聞くClass KRの排気音は今一歩かな、基本的には静かで良いのですが不快な共鳴音(こもり音)も混じってあまり気持ちの良いサウンドとは言えません。あと信号待ちしてる時にハンドルからブルブルと振動も伝わってくるので、ちょっと対策をしてみる事にしました。
・マフラーハンガー交換
左:交換前 右:交換後
とりあえずはマフラーハンガーを新しくしてみました。元のハンガーはゴムがカチカチに硬化していたので交換した強化品(そこまで硬くないみたいですけど)が柔らかく感じます。振動の類はこれで良くなるでしょう。
・デッドニング
マフラーのすぐ上にある遮熱板にも静音材を貼りました。遮熱板はペラペラの鉄板ですのでマフラー交換で音質が変わると共振しやすくなる部品です。一緒にやったのでどっちがどれだけ効いているのかは分かりませんが、車内の雑音は気にならないレベルにまで抑えることができました。
音量自体はノーマル+αぐらいですが、低音が少し混ざるだけでも車の雰囲気が変わって面白いですよ。「交換したって意味ない」なんて言う人もいますが、ノーマルマフラーで排気抵抗が発生している場合は換えてあげるとスピードも出るようになります(なりました)。まだ燃費との兼ね合いをもう少し煮詰めないといけませんが、錆びたマフラーはとりあえず綺麗になったので一先ずはこれで完成です(笑)
以上、BR9 柿本改 Class KRのレビューをお伝えしました。