前回に続いてBB弾の重さによる被弾感覚の違いを実験してみます。

 

前回の記事↓

 
 

前回の実験では0.2g弾、0.25g弾、0.28g弾のそれぞれについて40mの距離からの被弾感覚(撃たれた時の痛さ)を実際に私が撃たれてレポートしてみましたが、今回は更に距離を伸ばして50m、60m、70mでの違いを見ていきたいと思います。

 

実験に使用したのはこちら、マルイVSR-10  Gスペックをベースにしたカスタムガンです。セッティングメニューは「パワーカスタム流速Δ(デルタ)」0.32~0.36g弾の使用を想定した施工が施されています。

 

 

鳥川イン子

被験者はこいつ、妹のイン子です。今回はロングレンジになるので射撃技術に長けた私が射手を務めます。別に仕返しって訳ではありませんよ。

 

テストに選んだのは郊外にある農道、隣の畑で農作業をしていた持ち主のおばあちゃんから了承も得ています。画像は60m地点でVSR-10を構えている私です。

 

という訳で最初は50mから、使用する弾はGALLOPの0.3gバイオ弾です。

 

被験者の感想:「顔めっちゃ怖いんやけど」

 

一般的に重量弾とされる0.3g弾/50mは前回の実験での40m/0.25g弾の感触と同程度、ゴーグルにヒットすると心理的にダメージが相当あるんだそうです。

 

次は60m、使用する弾はS&T 0.32g弾です。かなり重い弾になりますが「パワーカスタム流速Δ」ではこのぐらい重くないと本領を発揮できません。

 

被験者の感想:「やっぱ痛いし」

 

被弾時の痛みは50mとあまり変わらないんだそうですが、これは距離によるパワーの低下を重量弾が相殺しているから起こる現象だと思われます。

 

 

最後は70m/0.36g弾です。パワーが0.32g時よりもやや上昇しているのは使用したBLSの0.36gバイオ弾が表示よりも少し軽いからです。

 

被験者の感想:「なんかムカついてきた(怒)」

 

距離が離れた分を弾の重さが相殺してしまうのは0.32g弾/60mの時と同じで、当たると同じように痛いんだそうです。と、被験者の機嫌がかなり悪くなてきたので実験はこの辺で終りにしておきます。

 


まとめ

同じ運動エネルギーでも発射する弾の重さが重ければその減速率は低くなります。今回はそれを応用で距離を伸ばしても被弾感覚が維持されることを確認してみました。

 

0.2g弾で40mから撃たれた時よりも0.36g弾70mの方がはるかに痛いなんて信じられないかもしれませんがこの赤い腫れが何よりの証拠です。腫れは1時間程度で治りましたがイン子の機嫌が直るのには・・・もうこの手の実験はできないかもしれません(汗)

 

 

*VSR10Gスペック パワーカスタム流速Δ基本スペック

パワー:0.93J/0.32g弾HOP適正時 水平射飛距離:70m~ 有効射程:80m~ 最大到達距離:100m~ 

 

 

以上、「被弾感覚の違い2」をお伝えしました。