今回はミノルタ(現コニカ・ミノルタ)「MINOLTA AF ZOOM 28-85mm F3.5-4.5 」の分解掃除です。

 

このレンズは1980年代にミノルタが自社の一眼レフαシリーズの交換レンズとして製造したもので当時の価格は67.000円、使いやすい28-80mmに接写ができるマクロ機能が付いて人気があったようです。

 

個体の状態はレンズにカビ、絞り羽や可動部分の作動不良がみられました。

 

という事で、マウント側から分解します。

 

カビが見られたレンズは一枚づつキレイにしていきました。レンズ構成10群13枚なので掃除も組み戻しもそれなりに時間の掛かる作業になります。

 

絞り羽部分には駆動部分のグリスがしみ込んでいたので脱脂洗浄をしました

 

固くなったズーム部分は変質したグリスの塗り替えと作動の再調整をしました

 

最後にキレイにしたグリップを戻して作業は終了です。

 

試し撮り

(撮影機材:レンズ MINOLTA AF ZOOM 28-85mm F3.5-4.5   カメラ SONY α300 DSLR-A300)

 

(撮影機材:レンズ MINOLTA AF ZOOM 28-85mm F3.5-4.5   カメラ SONY α300 DSLR-A300)

 

(撮影機材:レンズ MINOLTA AF ZOOM 28-85mm F3.5-4.5   カメラ SONY α300 DSLR-A300)

 

(撮影機材:レンズ MINOLTA AF ZOOM 28-85mm F3.5-4.5   カメラ SONY α300 DSLR-A300)

 

(撮影機材:レンズ MINOLTA AF ZOOM 28-85mm F3.5-4.5   カメラ SONY α300 DSLR-A300)

 

感想

(撮影機材:レンズ RMC Tokina 24mm F2.8   カメラ OLYMPUS E-PL1s)

使いやすい28-80mmに接写ができるマクロ機能が付いてこれ1本でイロイロな表情の写真がとれます。レンズ枚数も多くなるのでメーカーの力量が試される焦点距離ですがこのレンズは現在でも十二分に生き残れる性能を出していると思います。

 

私のカメラ先輩MAXY53の「セカンド・ライフ・ヴィンテージ」も宜しくですグラサン

 

 

 

 

東京マルイの電動ガンMP5Kをカスタムしてみました。

MP5KはMP5シリーズの末っ子モデル、要人警護用に全長や全高を切り詰めたその独特のスタイルはサバゲーでの戦闘能力の低さ?を差し引いても人気が高く、さすがにシークレットサービス風のゲーマーは見たことありませんがスナイパーのサブウェポンみたいな使い方で発売から30年近く経った現在もワリと見かける定番電動ガンの一丁です。

 

 

そこそこ使い込んだ個体ですので初速やフルオートサイクルは多少低めになっていますがノーマルスペックは大体こんな感じです。似たようなサイズの同社MP7とよく比較されますが、その違いは潜在能力の高さで、「ボクこれ以上は無理です」的なMP7に対して「俺まだ本気じゃないのよ」のMP5Kだったりします。

 

 

メカボックスはver.3、フレーム上部の狭い空間には大型のバッテリーを収納するスペースがありません。また僅か110mmしかないこのインナーバレルもパワー効率を考えるとかなり厳しいものがあり、とにかくMP5Kは何かと制約が付いてくるモデルです。お寿司屋さんの世界では「その店の卵巻きを食べれば職人の腕前が分かる」なんて言いますが、MP5Kをどう料理するのかでチューナーの能力も見えてくるのです。

 

 

加速スペースを最大限に取ったこのシリンダーはMP5K専用です。少ないからって多くすれば良い訳でもなく、この辺がベストなんだとマルイも思っているようで、ただ余裕はないので気密がちゃんと取れているかは大切なチェックポイントになります。

 

 

トリガースイッチは通常の接点タイプになっています。やや端子が消耗していますがこのくらいなら交換はもう少し先でも良いでしょう。電子トリガーやFETが流行りアイテムになっていますが、僅かな接点効率の良さよりも私は信頼性やメンテナンスの容易さを優先します。それに負荷の高いセッティングでもなければ端子もそんなに早くはチビませんよ、カーボンを除去して新たに接点グリスを少量塗布しました。

 

 

あとピストン後退時に発生する負圧を軽減するためにピストンヘッドにも加工を施しました。もちろん市販品を買っても良いのですが、そこまでしなくても同様の効果を発生させることはできます。ついでにスプリングも交換ってのが一般的なんでしょうが、私は作動レスポンスを優先するので今回スプリングの交換は行いません。

 

 

ギアフリクション軽減にはシム調整が効果的です。作動ノイズが発生している場合もグリップ底部の調整ネジをグリグリやるより効果があります。

 

 

HOPパッキンはヘタっていたので新しい物と交換しました。本来は純正品がお勧めですが変わったのを試してみたかったので硬度設定を増した社外パッキンを使ってみました。エア漏れを抑える効果がある反面そのまま組むと2発発射が起きるようになりましたので、自分で調整できる人向けのパーツみたいです。

 

 

メンテ後のスペックを測ってみましょう。ノーマル0.5Jが0.75Jで149%のパワーアップ、加えてフルオートサイクルも13.2発秒から15.4発/秒と大きく向上しました。0.25g弾を使えば飛距離も50~70mと、もうその辺の長物電動ガンには負けません。ノーマルに毛が生えたようなセッティングでここまで出せるのはMP5Kの潜在能力が高いのと私が凄腕チューナーだからです(自画自賛)。そんな訳で元気になったマルイMP5Kカスタムの完成です(笑)

 

 

以上、「マルイ  H&K MP5K カスタム」の様子をお伝えしました。

 

マルイのスタンダード電動ガンSR-16をカスタムしてみました。

「近代化改修」とは”老朽化したシステムを最新の技術を用いて刷新し再構築する”ことで、カッコよくモダナイゼーションなんて言われたりもします。この近代化改修は兵器の世界でも一般的に行われるもので、例えば対地攻撃用の戦闘用ヘリコプター アパッチ(AH-64)も初号機が生産された1980年代の頃とは比べ物にならない程に現代版は高性能化、つまり旧式化したこのSR-16も最新技術を投入すればまだまだ現役を張れるという訳です。

 

 

ではまず改修前のスペックを見ていきましょう。パワー0.79J(0.2g弾の初速で89.3m/s)はスタンダード電動ガンとしては今でも出ている方じゃないでしょうか、対してフルオートサイクルは12.6発/秒とEG-1000モーターを搭載している割に遅め、トリガーレスポンスもメリハリに欠けます。実際に撃ってみても弾道のフラット感が乏しくバレル基部がグラグラするのが頂けません。まあ20年前の製品なんですからそんなもんですけど(汗)

 

 

分解は一般的なスタンダード電動ガンのM4シリーズと変わりありません。メカボックスはVer.2.5、Ver.2との違いはアッパーレシーバーがテイクダウンできるように上部にスリットがある事ですが、それ以外に大きな違いはなく電動ガン創世記の30年前から現在まで使い続けられている定番のメカボックスになります。

 

 

という訳で近代化改修の第一弾は気密強化です。加速シリンダーを使う機種はピストンの前進スピードを上げるために元々のエア容量に余裕がありません。同じマルイ製ではありますが旧仕様のSR-16はパーツ精度が悪くノズル形状も良くありませんのでシリンダーヘッドやノズルを交換しました。

 

 

ギア類も一見すると同じパーツですが微妙なサイズは違うようです。旧仕様では作動ノイズやメカニカルロスが多く、長年の使用によりそれが顕著な症状として現れてしまいます。ギアの形を整えてからシム調整で動きを滑らかにしました。

 

 

過度なスペックのモーターやトリガースイッチの電子化を最新の技術だと勘違いしている人も多いですがそれはパーツ屋さんの陰謀です(最近はマルイもそれに乗っかっていますが・・・)。EG-1000は現行製品にも搭載されていますし、電子トリガー化しなくてもセミオートのレスポンスを向上させることはできます、なのでここは無交換です。

 

 

スプリングも交換しません。。レートの高いスプリングはその分モーターへの負荷も増え、作動感を悪くしてしまいますので今回はノーマルスプリングでセッティングしました。

 

 

でもチャンバーパッキンの交換は重要です。長年の使用でヘタってしまっているのはもちろん材質にも旧新の違いがあります。下手に○○チャンバーとか長がけHOPなんで社外パーツを使うより最新ロッドの純正パッキンに交換すれば、ボンヤリしていた弾道もしっかりしてくる筈です。

 

 

グニャグニャしていたバレルとレシーバーの接合部は組付けパーツの増し締めで解決します。首の剛性不足だと感じていたのは長期間の使用でネジが緩んでいただけ、現行のスタンダードM4シリーズもこの辺の構造は同じですので締め直してあげれば問題は解決です。

 

 

仕上げはバッテリーコネクタの交換です。ラージバッテリーなんて今は使う人も少ないでしょうからミニコネクタに交換しました。変換コネクタでも良いのですが余計な電気抵抗も増えてしまいますし、何といっても配線がすっきりして気分イイですよ。

 

 

作業完了後のスペックはこんな感じです。スプリングはそのままでパワーは1割程上がりました。またフルオートサイクルやトリガーレスポンスも大幅に向上、でもそんなスペックよりも作動ノイズの軽減やフラットな弾道特性(次世代レベル)、首回りがシャキッとした感触の方が改修の効果を顕著に感じます。ラージバッテリーは使わなくなってもストックは”ちゃんと狙って撃つ派”には必要な装備ですし実射性能も最新機種ともう遜色ありません。そんな訳でこのSR-16は現役復帰です(笑)

 

 

以上「マルイ SR-16の近代化改修」の様子をお伝えしました。