マルイのスタンダード電動ガンSR-16をカスタムしてみました。
「近代化改修」とは”老朽化したシステムを最新の技術を用いて刷新し再構築する”ことで、カッコよくモダナイゼーションなんて言われたりもします。この近代化改修は兵器の世界でも一般的に行われるもので、例えば対地攻撃用の戦闘用ヘリコプター アパッチ(AH-64)も初号機が生産された1980年代の頃とは比べ物にならない程に現代版は高性能化、つまり旧式化したこのSR-16も最新技術を投入すればまだまだ現役を張れるという訳です。
ではまず改修前のスペックを見ていきましょう。パワー0.79J(0.2g弾の初速で89.3m/s)はスタンダード電動ガンとしては今でも出ている方じゃないでしょうか、対してフルオートサイクルは12.6発/秒とEG-1000モーターを搭載している割に遅め、トリガーレスポンスもメリハリに欠けます。実際に撃ってみても弾道のフラット感が乏しくバレル基部がグラグラするのが頂けません。まあ20年前の製品なんですからそんなもんですけど(汗)
分解は一般的なスタンダード電動ガンのM4シリーズと変わりありません。メカボックスはVer.2.5、Ver.2との違いはアッパーレシーバーがテイクダウンできるように上部にスリットがある事ですが、それ以外に大きな違いはなく電動ガン創世記の30年前から現在まで使い続けられている定番のメカボックスになります。
という訳で近代化改修の第一弾は気密強化です。加速シリンダーを使う機種はピストンの前進スピードを上げるために元々のエア容量に余裕がありません。同じマルイ製ではありますが旧仕様のSR-16はパーツ精度が悪くノズル形状も良くありませんのでシリンダーヘッドやノズルを交換しました。
ギア類も一見すると同じパーツですが微妙なサイズは違うようです。旧仕様では作動ノイズやメカニカルロスが多く、長年の使用によりそれが顕著な症状として現れてしまいます。ギアの形を整えてからシム調整で動きを滑らかにしました。
過度なスペックのモーターやトリガースイッチの電子化を最新の技術だと勘違いしている人も多いですがそれはパーツ屋さんの陰謀です(最近はマルイもそれに乗っかっていますが・・・)。EG-1000は現行製品にも搭載されていますし、電子トリガー化しなくてもセミオートのレスポンスを向上させることはできます、なのでここは無交換です。
スプリングも交換しません。。レートの高いスプリングはその分モーターへの負荷も増え、作動感を悪くしてしまいますので今回はノーマルスプリングでセッティングしました。
でもチャンバーパッキンの交換は重要です。長年の使用でヘタってしまっているのはもちろん材質にも旧新の違いがあります。下手に○○チャンバーとか長がけHOPなんで社外パーツを使うより最新ロッドの純正パッキンに交換すれば、ボンヤリしていた弾道もしっかりしてくる筈です。
グニャグニャしていたバレルとレシーバーの接合部は組付けパーツの増し締めで解決します。首の剛性不足だと感じていたのは長期間の使用でネジが緩んでいただけ、現行のスタンダードM4シリーズもこの辺の構造は同じですので締め直してあげれば問題は解決です。
仕上げはバッテリーコネクタの交換です。ラージバッテリーなんて今は使う人も少ないでしょうからミニコネクタに交換しました。変換コネクタでも良いのですが余計な電気抵抗も増えてしまいますし、何といっても配線がすっきりして気分イイですよ。
作業完了後のスペックはこんな感じです。スプリングはそのままでパワーは1割程上がりました。またフルオートサイクルやトリガーレスポンスも大幅に向上、でもそんなスペックよりも作動ノイズの軽減やフラットな弾道特性(次世代レベル)、首回りがシャキッとした感触の方が改修の効果を顕著に感じます。ラージバッテリーは使わなくなってもストックは”ちゃんと狙って撃つ派”には必要な装備ですし実射性能も最新機種ともう遜色ありません。そんな訳でこのSR-16は現役復帰です(笑)
以上「マルイ SR-16の近代化改修」の様子をお伝えしました。











































