月刊ブリージングストレッチ令和6年3月号・・・・春色の身体 | 「チンパンのブログ」

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(全身浴)

 体操・酵素断食・半身浴がブリージングの基本3点セットです。

 

 しかし、いつでも何が何でも「半身浴」を薦めているわけではありません。

 たとえば疲れを早く取るには、熱めのお湯に全身浴した方が良いです。

 

 風邪を引いている時も、全身浴で徹底的に温めます。並行して酵素断食して、熟睡すると治りが早いです。

 

 がん細胞も熱に弱いので、全身浴した方が予防になります。

 加齢で固くなってきた身体も、温めることで、ほぐれて動かしやすくなります。

 人は「温かく柔らかく生まれて、冷たく固くなって死んで行く」ことを忘れてはいけません。

 

 もちろん血圧が極端に高い人、心臓が弱い人はお医者さんの指示に従って入浴してください。

 

 

 入浴方法は目的に応じて使い分けましょう。40度前後のお湯に鳩尾から下まで(腕は出す)を入れるのが半身浴です。

 20~40分かけて下半身を温めます。

 

 効果としては上下の温度差の解消、内臓と神経のリラックス、骨盤を開いて熟睡を促すなどの効果があります。

 

 

 他にも入浴法は様々で、腰までをお湯に入れる「腰湯」は、婦人科系の改善。

 内踝から指三本上あたりまでをお湯に入れる「足湯」は、足首を緩めることを通して、骨盤・生殖器を調整します。

 

 脛全部をお湯に入れる「脚湯(きゃくとう)」は、消化器の疲れを取ります。

 

 他にも「肘湯」「指湯」など、様々な入浴法があります(「しあわせを引き寄せるカラダ」参照)。

 

 

 「湯治」と言う言葉があるように、昔、入浴は病氣やケガの治療法として使われていました。

 そして同時にお風呂は「禊(みそぎ)」でもあります。熱=火が加わった水に身体を入れて=火と水でか・み=神、1日の穢(けが)れを祓うのだから立派な禊です。

 

 忙しいからと言ってシャワーで済ませている人は、体調を崩しやすく、運氣が落ちやすいです。

 穢れをドンドン貯めていくから当たり前です。お風呂をライフスタイルの中に組み込みましょう。

 

 今年2月のブリージング立春合宿でも、大浴場で全身浴をしました。

 身体を清めた上で、鹿島神宮・香取神宮に正式参拝に行きました。

 

 

(地に脚足をつける)

 3月は骨盤が最も勢いよく開いて行き(夏至にマックスで開く)、冬の間に体内にため込んだ毒を一氣に排泄しようとする時期。だから3月が一番身体が変わります。

 

 この時期に『露出せる内臓』である脚足を意識的に使うと、更に排泄を後押しできます。特に屈伸などの重心を沈めていく系の体操がおススメです。

 

 ヤンキー座りになって胸前で合掌します。両肘で内腿を内側から押します。

 その姿勢のまま身体を上下させます。口から息を吐きながら沈み、鼻から息を吸いながら上がります。

 身体の軸をまっすぐに保ったまま、だんだん深く屈伸できるようにしていきます。重心を下げられるほど、排泄力もアップします。

 

 

 大腿四頭筋でがんばるのではなく、股関節=骨で体重をキャッチします。股関節は鍛えなくても最初から強いです。

 

 しかし、多くの人は股関節を使う意識がありません。そもそも股関節の正しい位置を知りません。

 左右の脚足の付け根の真ん中が股関節。

 身体を横から見れば、お尻の前後の真ん中が股関節です。

 

 股関節の正しい位置を意識しながら、身体をまっすぐにして上下させると、ハムストリングス付け根の筋肉が使われます。

 この筋肉こそが、生命力や若々しさを保ってくれます。

 

 

 次は腰幅または、やや広めのスタンスで立って、足先をやや外に広げます。

 両手は万歳して、掌同士を向かい合わせます。

 口から息を吐きながら重心を沈めて行き、股関節に体重を乗せます。

 両肘は体側に近づけます。

 次に口から息を吸いながら、重心を上げていき、両手も万歳します。

 下半身の動きはお相撲さんがやる「腰割」の動作そっくりです。腰割も股関節を意識化するための稽古法です。四股や股割の基礎になります。

 腰割をしっかりやると、稽古で怪我をしにくくなり、力士年齢も伸びるそうです。お腹のインナーマッスルも目覚めるようです。

 

 健康法の効果としても、排泄力アップ、基礎代謝の向上、腰痛の改善などが期待できます。

 

 注意点は身体を真っすぐに沈めることです。股関節に体重が乗ります。

 前傾すると大腿四頭筋の運動=ただのスクワットになるので注意しましょう。

 

 この屈伸を、しゃがむ時に鼻から息を吸い、上がる時に鼻から息を吸う形で行なうと、『吐納行功(とのうぎょうこう)』と言う氣功になります。

 身体を天地をつながパイプ体にしていきます。『氣功の中でこの動功が一番氣持ちがいい』と言う人も居ます。

 

 『願望実現』したくて氣功をやる人も多いですが、足腰が弱いとなかなか願望実現できません。

 地=現実に下ろして来れないからです。

 

 人が何かを願うと言うことは、この世界のどこかで、その願いが存在する世界がどこかにあるからだと、氣功の世界では言われています。

 

 脚足の強い人は、「あっちの世界」でかなっている願望を、こっちの世界に持ってきやすいので、願いが次々にかなっていきます。

 足腰が強い人は、金運がいいことが多いのが、その一例です。

 

 

 願望実現は別にしても、地に脚足が着く=重心が下がるほど、精神的にも安定します。

 春先は重心が上がって骨盤も開く特殊な時期なので、普段以上に重心を沈めましょう。災難が遠のきます。

 

 

(喉には仏がいる)

 なぜ「喉仏」と言う言葉があるのでしょうか?喉には仏様が居るからです。少なくとも仏教ではそう考えるからこそ、読経で喉の業を取ります。

 

 身・口・意(しん・くう・い)=身体と口と心に、多くの人が業をため込んでいます。

 言葉の業は口周り、舌、喉等に出ます。

 

 神道も祝詞などで喉を浄化します。キリスト教も讃美歌などを歌います。表現方法は違っても、口の業を清めることを目指す点は共通しています。

 

 ヨガでも喉にはヴィシュダチャクラと言うチャクラがあると教えています。コミュニケーションや表現力を司るチャクラと言われています。

 

 イエスキリストが「口から入れる物(食べ物)より、口から出るモノ(言葉)があなたを穢(けが)す」と教えたように、普段の言葉遣いが良からぬ人ほど、喉のチャクラが汚れています。

 

 その汚れ・業(カルマ)が人生の足を引っ張るので、喉を出来るだけ浄化することが必要です。

 

 

 ブリージング立春合宿では、喉・声が潰れるほど、祝詞や祓行(はらえぎょう)を行ないました。声はすぐ潰れますが、すぐに再生します。この時、喉のチャクラが少し発達するそうです。

 

 もちろん、いくら浄化しても、日常生活で愚痴や悪口を言っていると、すぐまた汚れます。

 だから祝詞や読経は毎日やった方がいいんです。少しずつでも日々のプラスが上回っていると、いつか大きく変われる可能性があります。

 

 

(捻じれ)

 春と秋は骨盤が捻じれる季節です。特に春は骨盤が開きながら捻じれるので、花粉症などの症状が派手に出ます。出ると言うことは体質改善のチャンスです。

 

 ワイパー体操なども普段より多めに行い、骨盤を中心に身体をより捻じりましょう。

 ほとんどの人は左右どちらかに身体が捻じれているので、捻じれている方向と反対側の方がやりにくい。

 やりにくい側を多めにやることで、修正になります。

 

 

 両足を左に流した横座りで、右手を背中から回して、内腿に引っ掛けます。

 手が届かない人は左体側に引っ掛けましょう。

 

 左手は右膝に引っ掛けて、背骨を右に捻じります。眼が良くなります。

 

 春先に精神的に不安定になったり、悩みがぶり返すのは、骨盤が捻じれるからでもあります。

 あえて捻じることで出し切りましょう(足を右に流した横座りで、右捻じりも行います)。

 

 屈伸と捻じりは体内深部の毒が暴れやすい体操ですが、3月は排泄の時期なので、あえて行いましょう。

 

 

 四つん這いで右足を真横に出して足裏を床に着けます。

 右肋骨を外旋して天井に向けます。左肋骨は内旋させます。

 肋骨を十分に捻じると、左手で右足首を楽につかめます。

 左手を天井に向かって万歳します。目は左手を通して天井を見ます。右足裏が床から浮かないように意識しましょう。

 肋骨中心の捻じりです。身体のどこからでも捻じれる胴体を創りましょう。

 

 

 

(五行の力)

 「木火土金水(もっかどこんすい)」と唱えるだけで、運が良くなります。立派なマントラです。

 

 内臓で言うと、肝・心・脾・肺・腎の順番です。それぞれに役割りがあります。

 

 五行の順に言うと、支える力・温める力・養う力・清める力・潤す力 です。

 

 五臓は五情(感情)にも関係します。怒・喜・憂・悲・怖も必要だから人間に与えられています。コントロール出来ないことがまずいだけです。

 

 身体の動きも内臓に関係があります。伸ばす力は肝臓です。特に右側。左側の伸ばす力は脾=消化器系です。

 

 反る力は表面的には肺ですが、根源的には腎です。捻じる力も腎臓。腎は先天の氣を貯める臓器なので、腎がダメになると他の内臓がまだ元氣でも寿命が尽きます。

 

 生きようとする内臓と、死のうとする内臓のギャップが激しいほど、亡くなる時に苦しみやすい。

 五臓が同時並行で老いていけば、枯れるように大往生できるそうです。

 

 五行を整えていきましょう。

 

 

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(虎徹のワン!ポイントコメント)

 ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

 写真は、リードで片目が隠れて、ロックミュージシャンの扮装のようになっているボクです。

 

 でも世間の多くの人は、片方の目でしか世界を見ないで生きているようなものです。

 

 特に現代日本人は、目に見えるモノしか信じなくなっています。見えない世界に想いを馳せることもありません。

 

 「リア充」が典型です。自分の目に入って来るだけの狭い世界が、平穏無事で快適なら、外の世界がどうなっていても関係ない関心もない と言う精神です。

 

 ある意味オタクです。オタクをバカにする人も多いですが、現代日本人はもともとオタク氣質のようなものです。

 

 

 春分の日は、見える世界と見えない世界が五分でつながる日です。

 つまり、この写真のボクのように、誰でも両目が開いてしまうのです。

 

 その意味もあって、春分の日は吉日と言われています。でも身体が整っている人には、

 Every day is a special day! 毎日が吉日です。

 

 

 身体は目に見えるモノですが、体内は見えません。意外と目に見えない世界は多いのです。

 

 春分の日を、見えない世界に氣づくキッカケにしましょう。いつまでも目に見える世界だけを氣にして生きることをやめましょう。

 

 3月=弥生とは、「いよいよ ますます」の意味です。いやますますの発展の人生(犬生)を目指しましょう~。

 

 

                                          つづく

                                    次回更新は3月17日予定です。