月刊ブリージングストレッチ令和6年1月号・・・・「干支(えと)の教え」を活かすには? | 「チンパンのブログ」

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(甲辰=きのえ・たつ の年)

 今年も「チンパンのブログ」をよろしくお願いいたします。

 

 氣的には2月4日以降になりますが、今年の干支は甲辰(こうしん)=きのえ・たつ です。

 

 甲とは草木の芽が殻=甲を破って芽を出す様子を言います。芽生えの始まりです。

 ニューパワーと甲=旧勢力の壁が、衝突しかねないことも暗示しています。

 

 そして辰とは陽氣がグングン伸びていく様をいいます。

 振るわせる年でもあります。「業績が振るわない」=不振の時は振ればいいんです。

 

 コショウなどの出が悪い時に、瓶を振るとスムーズに出ることがしばしばあります。

 身体も固まって来て、内部の流れが悪くなっている時には振動させると調子が良くなります。

 

 一番振るわせるべきは自分の背骨です。本来は背骨は鞭のようにしなやかに動くのですが、現代人は背骨を柱のように固めています。

 そのことが万病のもとになっています。

 

 辰は震にも通じます。元旦から令和6年能登半島地震が起きました。被災地の皆様のご無事を心からお祈りいたします。

 

 経済状況や政治状況においても、社会を激震のように揺るがす変化が起きる年になるかもし知れません。

 

 

 干支は60年周期で一回りします=還暦。

 

 60年前の1964年(昭和39年)が、甲辰の年でした。

 東海道新幹線が開通し、東京オリンピックが華やかに開催された年です。

 

 高度経済成長期ではあったけれど、まだまだ日本が貧しかった時代です。

 東京オリンピックはそんな日本が、世界の経済大国に躍り出る幕開けとも言うべき「陽」のイベントでした。

 

 同時に「政治の季節」でもありました。左翼革命を目指す学生運動は次第に激しさを増していました。まさしく新旧勢力の対立が深まって行く時代でした。

 

 東京オリンピックの頃を境に、電気冷蔵庫を持つ家庭が増え、日本人の食卓も西洋化していきました。添加物も増えていきます。

 日本が「ガン王国」「生活習慣病大国」への道を歩み始めたのも、ちょうどこの時期です。

 

 人は先が見えない時に、後ろを振り向きたくなります。

 60年前を振り返ることで、新しい時代を生きるヒントが得られるかも知れません。

 

 

(占いを知り、占いに縛られない)

 占いとは「裏=心 を読む」と言う意味です。でも人の心は全部、身体=表に出ています。

 その人の身体を観て行けば、その人の心も分かります。身体を整えれば、心も整います。

 

 この大前提を踏まえた上で、占いについて勉強することは、決して無駄ではありません。

 

 

 ブリージングでは、「生まれた時に吸った最初の息=空氣で、その人の体質や運命がある程度決まる」と考えます。

 実は最新のビッグデータからも、同じような結論が得られています。

 

 たとえば8月や9月生まれの人には、喘息持ちが多いのは、統計的事実です。

 夏は家ダニや花粉も多いので、赤ちゃんの免疫系が過剰に刺激される傾向があります。

 

 だから夏に生まれた子供の喘息は、他の季節の1.6倍だと言う科学的なデータが出ています。

 

 他にも、季節によってなりやすい病氣の傾向があります。

 ちなみに、10月生まれは他の季節よりも平均6か月寿命が長いことも分かっています(以上はすべて日本国内の話です)。

 

 ただし、忘れてはならないのは、あくまで統計的な「傾向」であって、因果関係=「必ずそうなる」ではないと言うことです。

 

 占いも同様です。全部決まっていて変えられないなら、知らない方がしあわせでしょう。

 

 

 ブリージングに大きな影響を与えた、江戸時代の観相師・水野南北も、最悪と言われた人相を、小食にすることによって改善し、幸福な人生を手に入れました。

 

 自分の傾向に余りにも無知なのもよろしくありません。『知ったうえで氣にしない、縛られなくなる』ために、ブリージングでは占いチックなことも勉強します。

 ただし体操教室なので、あくまで身体が本分です。

 

 孫子も『我を知り 彼を知らば 百戦危うからず』と教えて居ます。

 

 

(三碧木星)

 今年の九星は三碧木星(さんぺきもくせい)です。雷、震、大変革の年です。五行で言うと木のエレメントです。

 

 吉方位は真東。ラッキーカラーはもちろん碧(へき)=青緑色です。

 

 身体の部位で言うと、足の親指の付け根が三碧木星の部位です。ここは肝の急所でもあります。

 ちなみに親指の先端が四緑木星で胆のうの急所です。

 

 「肝胆相照(かんたんあいてらす)」と言うように、肝臓と胆のうはタッグを組んでいます。

 合蹠(がっせき)親指回しで、肝と胆を同時に刺激しましょう。

 氣的にも、内腿は肝経、外股は胆経が流れています。

 片足ワニのポーズで外転すると肝経を刺激でき、

 内転すると胆経を刺激できます。

 内腿への刺激は尿、外股への刺激は大便の排泄を良くしてくれます。

 

 

(頭蓋骨)

 1月は後頭骨が開いていく月です。冬至でピークに引き締まった骨格が、上から緩み始めます。

 2月に肩甲骨が開き、3月に骨盤が開いて、春の身体になります。

 

 後頭骨が開くのを邪魔するのが、足首の固さです。特にアキレス腱周辺が固いと、頭蓋骨にまで影響を及ぼします。

 アキレス腱はすごく強いので、アキレス腱が縮むと背中を経過して頭蓋骨まで引っ張られてしまうのです。

 

 正座で足首を交差させて座ると、自分の体重でアキレス腱をほぐせます。

 余裕がある人は、身体を小さく揺らすと更に効きます。

 

 痛い人は、両手を床に着いて、かける体重を調整しましょう。

 

 

 意識的に頭蓋骨を引き締めると、反作用でよりスムーズに頭蓋骨が緩みやすくなります。

 

 三点倒立の準備姿勢から、重心を前に移していくと、自然に頭が回転して、オデコから頭頂にある百会のツボまでが、順に床について行きます。

 このラインを行ったり来たりするだけでも、頭蓋骨が刺激されます。

 

 余裕のある人は、膝を床から浮かせても行います。より頭蓋骨が引き締まります。

 首を痛める危険があるので、決して無理に行わないでください。

 

 更に余裕がある人は、足を完全に床から浮かせて、両肘に両膝を乗せてキープします。

 百会のツボがすごく刺激されます。

 

 

(ヨガの逆立ち)

 頭蓋骨を最も引き締めてくれる体操が、ヨガの逆立ちです。

 ヨガでは「ポーズの王様」と言われるほど、深く広い効果があります。

 

 古久澤先生の師・伊藤昇先生の著書『身体革命』でも、「勉強(頭脳労働)の合間に逆立ちをする」ことが薦められています。

 これは、単に氣分転換程度の意味ではありません。

 

 胴体(背骨)は、前後・左右・捻転の「3つの動き」しか出来ません。

 

 しかし、逆立ちは唯一の例外=「上下逆転」です。

 いつも身体の最上部に居て、ある意味威張っている頭を、一番最下部に置くことで、『逆転の発想』が得やすくなります。

 

 

 モノゴトが行き詰っている時は、発想も行き詰っています。

 発想が変れば、息詰まっていた呼吸も変わります。

 

 昭和の時代に、『あばれはっちゃく』と言う子供向けのTVドラマがありました。

 主人公の長太郎君=あばれはっちゃく は、毎回ピンチになると逆立ちして、

 

 『ひらめけ~、ひらめけ~』と唱えていました。

 やがて、『ひらめいた!』と叫び、斬新なアイデアで事態を打開していました。

 

 スタッフにヨガを知っている人が居たのかも知れません。

 

 ハチマキも、頭蓋骨を引き締めることで、頭の働きを良くする効果があります。

 だから昔の受験生はハチマキをして勉強しました。

 

 

 頭蓋骨を刺激すると、頭髪にも影響します。

 古久澤先生は20歳の頃、毎日長時間ヨガの逆立ちをされていたそうです。

 

 その時、フケがものすごくたくさん出、抜け毛も増えたそうです。

 でも、デトックスが終わったら、フサフサした毛が生えて来たとのことです。

 

 宿便は腸だけではなく、全身に溜まっています。頭皮も例外ではありません。

 チンパンも逆立ちを多めにやると、花びらのような大きさのフケが出ます。

 

 逆立ちは薄毛対策にもなるのです。

 

 

 他にも逆立ちには色んな効果があるので、「逆立ち健康法」を提唱したヨガの先生も居たほどです。

   しかし、逆立ちばかりやっていると、首を痛めたり、眼圧で眼が悪くなるリスクもあります。

 

 何事も偏るのは良くありません。

 

 逆立ちについての文献で一番参考になるのは野口三千三(のぐちみちぞう)先生の、「原初生命体としての人間」です。

 

 野口先生は、元祖脱力系体操である野口体操の創始者です。

 

 「筋肉に頼った逆立ちではなく、骨で立つ逆立ちで、重力に身を委ねることを学べば、身体の豊かな可能性が目覚めるだろう」

 

 という意味のことを書かれています。

 

 

(真水)

 冬は乾燥が強いので、水分補給が大事だと言われますが、真冬に摂るべきは真水です。

 水と水分は似て非なるモノです。真冬でも温かいモノばかりに逃げずに、真水のおいしさを感じられるのが健康な人です。

 

 もちろん、温かいモノも飲んでも構いません。

 特に白湯は良いです。白湯の熱が、喉を通ってお腹まで落ちて行く感覚を追いかけると、中心軸の感覚がハッキリします。

 飲食が体操になります。

 

 そして半身浴で内臓を温めましょう。マイナス感情を持つだけでも、内臓が冷えます。

 

 

 12月の忘年会シーズンに引き続き、1月はお正月・新年会で食べ過ぎになりがちです。

 食べ過ぎると頭蓋骨の締まりが悪くなるので注意しましょう。

 

 緩むのと締まりが悪くなるのは似て非なるモノです。

 締まるのと固まるのも違います。大事なのは振幅自在の弾力です。

 

 昔の人は質素な食生活でしたが、それでもお正月の後は、七草がゆで腸を浄化しました。

 ちなみにブリージング酵素には、七草の成分がすべて入っています。

 

 

 冬の時期に食べると良いのは根菜です。足を鍛えながら根菜を摂ると健康の貯金になります。

 根菜たっぷりのオミオツケがおススメです。

 

 

 栄養は食べ物ばかりではありません。運動も身体の栄養になります。特に今年以降は背骨の運動を追求しましょう。

 そして感謝・感動は心や魂の栄養になります。「当たり前」で人は無感動になり、頭も悪くなっていきます。

 

 「お蔭様で」を口癖にしましょう。人は権利で当たり前に生きているのではありません。

 自分を支えてくれる、目に見えない無数の「お蔭様」によって、命をつないでいるのだと知りましょう。

 

 

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(虎徹のワン!ポイントコメント)

 ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

 写真はテーブルの下から顔を出したボクです。

 これが今年の十干(じっかん)の甲(きのえ)の状態です。

 

 固い殻を破って、新芽が芽吹きましたが、まだ早春の風は冷たく、殻=旧勢力との対立が予想されます。

 

 でも、日本人は昔から対立を避けて調和する智慧を持っていました。

 仲裁に入る時は「ま~、ま~」と言います。

 

 ま=間です。適切な間合いを取ることで、無用な争いを避けることが出来ます。

 

 

 そしてドライブ中のボクの背中のスナップ。

 今年の干支は辰=龍・ドラゴンです。脊椎動物はすべて体内に背骨という辰が居ます。形もそっくりです。

 

 特に今年は背骨を振るわせることが肝心です。

 

 現代人は前側を取り繕うことばかり意識して、背面を完全に忘れています。

 しかし、その人の本性はすべて背中に出ます。背後霊とは言っても、正面霊とは言いません。

 

 道教では、人の体内には3万6千の神々が住んでおり、その神々が離れていくことが老化だと教えています。

 体内の神様がゼロになった時が寿命です。出来るだけ神様が居たくなるような身体にしましょう。

 

 

 今年は元旦から大地震が起きると言う、大変な幕開けになりました。

 被災地を想うと心が痛むばかりですが、

 

 After a night comes a day.     明けない夜はありません。

 

 息を合わせて乗り越えて行きましょう~。

 

                                             つづく