(ブログの登場メンバー)
「チンパン」 ブリージングメソッドを分かりやすく伝えるため、日々猿知恵を絞っている。
「杏子(あんこ)」 長年にわたってチンパンの問答相手をつとめる。もはや腐れ縁と諦めているようである。
「虎徹(こてつ)」 ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペット・柴犬オス。
記事を知的でキュートなコメントで締めてくれる。
「コロナ騒ぎ以来のマスク生活で、お化粧も顔のケアも適当にしていたら、最近目立って頬がリフトダウンしてきました。
対策を教えてください。
マスクを取れない女」
「顔はボディーを縮小したものだから、顔だけやっても限界があるんだよね。
テクニックでその場だけ変化させても、すぐまた元に戻っちゃう」
「そのとおり。顔の頬が垂れている人は、まず間違いなくバストもヒップも下がっている。
土台=骨盤を上げれば、ヒップもバストも頬も連動して上がっていく。
うつ伏せに寝てオデコを床に着け、左足の膝を直角に曲げて足裏を天井に向ける。左手を左仙腸関節の上に置く。
付け根から左足を浮かせて10秒キープ。
ハムストリングスの付け根=お尻の下部にストレッチがかかっているのが正しい。
このとき、左の仙腸関節が引き締まり、左の腸骨も上がっている。
右側も同様に行ったら、ゲンコツをつくって掌側をそれぞれ左右の股関節に当てる。
うつ伏せでオデコを床に着けて顎を引く。足先はつま先立ちでも、伸ばしてもOK。
膝を伸ばしたまま両足を上げて10秒キープ。いわゆるバッタのポーズ」
「バッタのポーズは若さのバロメーター。加齢と共にやりにくくなっていく体操。
中高年は毎日の習慣にすることがおススメ。
このポーズが上手になるほど、お尻がキュッ!と引き上がっちゃう。連動してバストも頬も上がっていく。
何もしないでいると、ドンドンお尻の肉が垂れ下がって、ハムストリングスの付け根がシワシワになるんだよね。
老化一直線」
「お尻は生命力の象徴。だから小尻を追求しすぎるのは考えもの。運氣もお尻の肉と共に落ちてしまう。
ある程度の肉と弾力があって、かつ引き上がっている方がいい。
『老化対策には足腰の強化から!』と縄跳びやヒップホップダンスに精を出す人も居る。
しかし、ジャンプ系の運動をやっていると、日本人の骨盤はますます開いて下がってしまう。
若いうちはともかくも、中高年以上は逆効果。
欧米人はジャンプ系の運動をやるほどヒップアップしていくが(特に黒人)、骨盤の形が違うから仕方がない。
そもそも西洋系の運動は、欧米人の骨格に適したものなので、日本人には合わない面が多々ある」
「昔の日本に、こういう運動が無かったことが、何よりの証拠だよ」
「内臓で言うと、頬っぺたは大腸の状態を表している。
だから頬がリフトダウンしている人は、大腸も下垂しているということ。
食生活から変えないと、根本的な解決は難しい」
「ブリージングスタッフの、ふぐじろう先生は、ある生徒さんから、
『耳たぶが大きくなったんじゃないですか?』
って聞かれたそうだけど、顔が小さくなったからそう見えただけだよね」
「耳の形や大きさは整形手術しても変えることが出来ないと言われている。
そもそも整形手術は万能ではない。たとえば一重の目を二重にすることは出来ても、逆は出来ない。
日本人の顔を西洋人のように変えることも、骨格的に不可能。人種の壁は超えられない。
三流サスペンスには、整形が万能ツールのように登場するが、あれはただの変装である。
話が脱線したが、顔の耳より下が大きくなると、大顔に見える。
耳より下が引き締まると、小顔に見える。相対的に耳たぶが大きく見えるようになる」
「ふぐじろう先生は、今年の夏以降、小麦粉や白砂糖を辞めているもんね。
余り体重は変わらないそうだけど、顔もボディーも引き締まったってことだよね。
小麦粉はお米に比べて陰性だから、膨らませる性質があるんだよね。
パンも小麦を発酵させて膨らませて創るしね。
だから小麦粉を食べ過ぎると、顔も膨らみやすくなっちゃう。
昔の日本美人の顔は、お米の形をしているもんね。
人は食べ物のお化けだから、顔も身体も食べているモノに似て行っちゃう」
「お米をメインにして食べていると、口も引き締まって小さくなっていく。
昔の日本美人は口が小さい。
人相見では、口は我、自己主張の強さも表すと言われている。
動物性たんぱく質を多く食べていると、口が大きくなりやすい傾向がある。
口が引き締まった人は、無用なアピールはしないが、言うべきことは言葉を選んで言い、かつ芯が強い。
口を引き締めるには、アカンベー体操が最適。左右の口角を大きく指で横に引っ張り、思い切り舌を伸ばす。
お米を食べてアカンベー体操をやっていると、ますます口元が引き締まって、口角も上がっていく」
「頬が垂れている人は、たいてい口角も下がっているもんね。
不満な表情をいつも晒しているから社会悪。
鼻は金運だけど、口角が下がっていると、鼻から降りて来る金運がダダ洩れになっちゃう。
口角を上げるだけで金運を始め、色んな運が良くなっちゃう。
口角を上げた顔は微笑んでいる顔だから当たり前」
「金運との関係で言うと、『福耳』には整体的な根拠がある。
耳はその人の腎臓を表すからである。形もそっくり。
腎にはその人の先天の氣=持って生まれた氣・エネルギーが宿る。
だから耳が大きな人は、身体が丈夫で無理が効くので、仕事で成功してお金も溜まりやすいのである。
ちなみにチンパンは耳が小さいので、先天の氣はしょぼい。
後天の氣を養生することで逆転するしかない」
「頬のリフトアップの話に戻ると、ブリージングではやたらと顔の肉を上げることを薦めないんだよね。
無理に上げたって、反動でかえって落ちちゃうから。
筋肉を無理に伸ばしたら、反動であとで余計縮むのと同じ。
むしろまず下げちゃう。
下のイラストのように、両手を頬にセットして、いったん顔の中心に向かって肉を集めたら、
次は外側=耳の方向に動かしちゃう(常に掌は顔に吸い付くように圧をかけ続ける)。
最後は顔の側面を顎=顎下リンパに向かってなでおろしちゃう。
これで顔に溜まった老廃物がリンパの流れに乗って流れて行く。
そもそもなぜ頬の肉が下がるかと言えば、顔の筋肉に溜まった老廃物の重みで下がっちゃうから。
だから老廃物を下げる=排泄ルートに乗せれば、顔の筋肉は重力から解放されて上がる理屈」
「正解。腸に溜まった古い便が排泄されれば、下垂した胃腸が自然に上がるのとまったく同じ原理。
その上で、アイ~ン!をやれば、更に小顔効果が高まる。
顎のラインを床の上で左右に転がすことで、顎のラインに溜まった老廃物が潰され、顎下リンパに送り込まれていく。
更にこすりあわせて温めた掌で喉をなでおろせば、ますますリンパが活性化するので、若返り効果も抜群。
内転筋も重要。プロ野球の王貞治・元監督の、選手時代の似顔絵と言えば、ホームベース形の顔に、引き締まった頬の線が定番だった。
頬は内腿=内転筋の状態も表す」
「王さんの選手時代の代名詞は一本足打法。並外れた内転筋の強靭さに支えられた打法だよね。
坂東玉三郎さんも内転筋がすごく開発されているから、やっぱり頬がシャープ。
内転筋は顔つき、人相さえ変えるってことだね。
うつ伏せ寝の「踵の円運動」などを、毎日やるとドンドン変わって行くよ。
左膝を直角に曲げて足裏を天井に向ける。
骨盤を左に転がすと左足先(小指側)が床に着く。
床の上を半円状に滑らせてえ左足を右足に引き付ける。
この動作を繰り返す」
(動画はこちらから)
「体操を必要としている部位は、その人によって違うし、同じ人間でも時期によって異なる。
しかし内転筋の活性化は、最大公約数的に万人に役立つ。
内転筋が少し目覚めて来るだけで、動きもその場で明らかに変わることが多い。
なぜなら内転筋は下半身の背骨とも言える存在。
人間の足は二本に分かれているが、魚に置き換えてみれば、内転筋までが背骨だと分かる。
膝から先は魚の尾ひれのようなもの。
内転筋は骨盤や腸腰筋とも関係が深い。
足の血行も良くなるので、冷え性改善も期待できる」
「歳を取ると、垂れ下がるのは頬だけじゃないよね。眼窩も下がって来るし、目の下のクマも目立つようになっちゃう。
顔全体が下がって来るんだよね。
若さとは高さ。高さを維持して中心に集めておく力が老化と共になくなっちゃう。
若くても、疲れている時、精神的に落ち込んだ時は眼窩(がんか)が下がるもの。
眼窩を上げるには、親指の腹を眼窩に当ててお辞儀するのがおススメ。
目の端から端まで親指の位置を変えてお辞儀すれば、眼窩が上がって視界もアップして明るくなる。
精神的にも元氣が出ちゃう」
「目の下のクマは腎臓疲労。耳たぶを引っ張ると腎が刺激できる。
耳たぶの位置によって関連部位も刺激できる。
耳たぶ下部は上半身。特に喉に効く。咳も止まるし、動揺した氣を下げてくれる。スピーチの時などにおススメ。
耳たぶ中部はお腹や背中に効く。前屈も柔らかくなる。
耳たぶ上部は股関節など下半身の動きを良くする。
他にも、冷えは腎の大敵なので半身浴で温める。食べ物はゴマや海藻、ゴボウなど黒い食べ物が腎の薬。
足裏は丸ごと腎の関連部位なので、ゴルフボール踏みも良い」
「目のクマは心臓が疲れている可能性もあるから、左手や左肩甲骨の体操がいいよね。
猫の伸びのポーズとか。掌を上にするとより心臓の経絡に効くし。
カブやニンジンなどの赤い食べ物が心臓の薬になるし。
舌は心臓と消化器の化身だから。アカンベー体操も有効」
「今回はブリージングストレッチを長くやっている人には常識的な話ばかりだったが、意外と抜けているかも知れないのでざっと整理してみた。
顔とボディーの関係は、下のイラストのようにたくさんあるので、今後の学びに役立ててほしい」
(リンク)
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(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。
写真は、アカンベー体操をやっているボクです。このくらい思い切り舌を出すのが理想です。
舌を出すと、脳の緊張が緩むので、その人が持っている能力を最大限に発揮できます。
不世出のバスケ選手、マイケル・ジョーダンの舌出しは有名です。
アインシュタインもベロ出しのポートレートを遺しています。
ヨガでは「ライオンのポーズ」とも呼ばれています。
昔のお医者さんは、舌を診る診察もやっていました。
舌にはその人の健康状態もすごく出るからです。
口内炎や口角炎が出来た時も、アカンベー体操をやると治りが早いです。
舌を一方向ではなく、色々な方向に出してみるのも良いです。
ある糖尿病の高齢者は、アカンベー体操を暇を見つけてはやっていたところ、血糖値が正常になり、薬をやめられたそうです。
全員がこれだけで治るわけではないでしょうが、自分が『これだ!』と確信できる方法を見つけたら、徹底的にやり込むことが道を開きます。
Believe your way and go ahead. 自分の道を信じて歩みましょう。
ゴーイングマイウェイです。
ただし言うまでもありませんが、現在服薬中の方は、自己判断でいきなり辞めないで、主治医と相談しながら減薬に向かって努力しましょう。
右脳と左脳のバランスも忘れてはいけません~。
つづく