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★101位
【Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey】
<THE BEATLES(WHITE ALBUM)>1968.11/22=2:24=
このアルバムでは、躁鬱両面のあるジョンの曲群だが、何とも過剰過ぎるくらい躁状態で、でも危うさも漂っていて、まるでジェットコースターにい乗っているような曲だ。
パンクの原点。でも、この疾走感は堪らない。
ジョンがマハリシの口癖だった「Come on, take it easy」からインスパイアされ作った曲。
当初は「Come on, Come on」というタイトルだった。
ジョンは、“カモンという言葉は手垢にまみれているようなものだから”という理由で見送り、サビの部分で使われている歌詞のフレーズから取ったと語っている。
BEATLESの中で、最も長いタイトル。
疾走するジョン作のシンプルなロックンロールで、終始、異様にテンションの高いジョンのVoは凄い。
元祖ハードロック曲が“Helter Skelter”なら、元祖パンク曲であろう当曲は、ラスト近くのリズムギターや、ハードなタッチは、それを頷かせる。
まず、ラスト前のジョンの“Hey!”の後に入るポールのベースの分厚い音と疾走感。それにつられるかのようなジョージのハードギターにはゾクゾクするものがある。
当時、周りからジョンとヨーコは、様々な形で批判的な目で見られていた。
この曲を書く前にも、漫画風刺で、ヨーコをジョンの背中にしがみつく「オノ」という名前の猿として描かれたことに腹を立てていたという。
ジョン曰く、“これは僕とヨーコの歌だ。僕ら2人を除いてみんな拘り過ぎていたんだ。彼女はここで何しているんだ。なぜ彼女と一緒にいるんだ、という具合にね」。
“Monkey”とは1940年代、50年代にジャズミュージシャンの間で使われていた「ヘロイン中毒」を意味する隠語でもあったので、ポールは、そのことも歌っていると思うと語っていた。
ポールは、当時のことを、“ジョンはハードなドラッグにのめり込むようになった。“ フィックス” とか“ モンキー” とか、他のメンバーが関わってもいない世界の専門用語を使い始めた。どうやって彼を助けたらいいのか分からなかった。これ以上悪くならないことを願うしかなかったよ” と言っている。
つまり、ジョンらしい、自分の主張に一捻りしてる、ダブルミーイングな意味深な歌でもある。
レコーディングは、1968年6月26日から、日を変え4日も費やし、録り直し、ようやく7月23日に完成した。
騒々しいサウンドという印象があるこの曲だが、実は、編成的にもシンプルな演奏である。
この曲がうるさ目に感じるのは、ポールが鳴らしている消防用のベルの音によるもの。
(ジョンとジョージのギターのボリュームの大きさに、ベースで絡む気がなくなったポールがリンゴの横で巨大な消防用のベルを鳴らしているのである)
しかし、そのポールの太いタッチのベース、実は要所で良い味を出しているのです。音選びや、オンコードのセンスが光っているのが聴けますね。
リンゴのDrはオーバーダビングだ。
コード進行は、Aの3コードが基調で単純なものだけど、G(7bの音)とB(3b)の音が入っていて渋いです。
サイビは、B7一発でカッコいい!
とにかく、ジョン節が炸裂していて、後期ジョンの曲では、最もカッコイイ曲の1つと思っている曲であります。
ストーンズのBrown Sugarのイントロは、この曲のイントロから絶対に影響を受けてると思うなぁ。
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